東北を経済特区に

2011年04月25日 07:49

昨日の多田氏記事、被災地で東京の地上波テレビが見れるようになったことによる電波利権崩壊を期待します!に共鳴する。蟻の一穴と言う言葉は、本来小さなミスも命取りになる事を戒めたものだが、強固な電波利権はこういう所から崩していくしかない様に思う。

財務省は東北復興を口実に増税の実現に動いている様だが、今回の震災により、既に重症の肺炎状態に陥っている日本経済に氷水を掛け結果死に至らしめるのではないか?

電波帯域のオークションによる収益は2兆円を超えると聞いている。総務省が嫌がるからと言って手を付けないのであろが、これをやらずして増税等政府は決して口にすべきでない。

以前の記事で提案したが、東北を放送特区にし番組のネット公開を加速させ、日本の放送と通信のあるべき姿を先取りすべきと考えている。NTTも無線を中核とする次世代通信に着手との話であるから、これにベクトルを合すべきだ。

ネット論壇では、twitterやSNSをテレビなどのマスメデイアと比較する論調も散見される。

東日本大震災では、twitterやSNSは交通情報や停電情報、道路の被害状況など、ユーザーにとって身近な情報を得るためには有用だったという。一方でニュースや事故といった、これまでマスメディアが担ってきた情報に関して、正しい情報は公的な機関が出したもので、ユーザー発の情報が大きなインパクトを残す結果とはならなかった。
 
そればかりか、数々のデマ・パニックを誘発することになってしまったのだ。ちなみに前のエントリーで川崎市の福島粗大ゴミ受け入れ問題に関して、パニックを起こしている(と僕が判断した)twitterのユーザーを50人程確認してみると、フォロー数は多くて数百人程度で、ほとんどの人は20~50人程度だった。

正直、情報の品質管理が全く成されていないtwitterと不満はあるが番組考査がなされているテレビを同じ土俵で比較するのは如何なものであろうか?

twitterやSNSに多くを期待するのはそもそも無理が多く、期待する多くは番組のネット公開で解消されるので、ネット公開を急ぎ、東北をそのトライアルにすべきと言うのが従来よりの私の主張である。

ここに来てエコノミストが、東北を経済特区に指定して日本復活の足掛りにすべしとの提案をしている。勿論、この案に大賛成である。

Plans for such a business-friendly zone in Kobe after its 1995 earthquake were watered down to almost nothing. Keidanren, Japan’s business lobby, recently floated a less ambitious version of the idea. Given Tohoku’s devastation, it is worth a try there. If it accelerated the region’s recovery, the Japanese might then ask themselves: why not make the whole country a low tax, bureaucracy-free zone?

エコノミストも指摘する通り、肝は

low tax, bureaucracy-free zone

である事から、増税したくてしょうがない財務省が先ず大反対し、次いで規制寄生する官僚達が反対の大合唱と言う展開が予想される。しかしながら決してこれを許してはならない。

政治主導により先ず東北で実証し、しかる後に全国展開を図るべきである。

とは言え、当たり前の事、簡単な事ですら何一つ出来ない菅政権では到底無理であり、その意味からも早期の政権交代が望まれるのではないか?

山口 巌

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