カダフィは本当に悪辣な独裁者だったのか

石田 雅彦

リビアの騒動もひとまず収束に向かってるようです。多部族国家なんで今後うまくまとまるかどうか、すでに反体制派は分裂してるという情報もあります。このサイトは、そうしたリビアの判断材料の一つ。カダフィ大佐という人物は、毀誉褒貶あるというより悪党の独裁者というイメージで語られがちなんだが、リビアの国民が本当に虐げられていたのかというのは日本にいるとほとんど不明。対欧米諸国への強硬ぶりの反面、アルカイダなどイスラム原理主義とも距離を置いてきたわけで、国内で圧政を敷いたり貧困で国民が塗炭の苦しみに喘いでいたのかどうか、そのへんの真偽が知りたいです。
私の闇の奥
リビア挽歌(1)


リビアについては、こちらも興味深いブログです。トリポリにNATO軍の特殊部隊が潜入し、カダフィ側の虚を突いたので首都陥落が早まったのでは、というわけ。NATO軍と米国諜報網が連携したのかもしれないとも。情報戦で米軍に勝てる軍隊はいませんね。ただ、身柄拘束が報道されたカダフィ大佐の次男が姿を現した件については、今後のリビアを予想する材料になるのかもしれない、と分析しています。
極東ブログ
トリポリ陥落の印象

いろんな意味で興味深い記事です。事情は不明だが、東京電力原発事故現場でロボットを操縦するオペレータのブログが、今年の7月上旬に途絶えてから削除され、それを米国のIEEE(電気電子技術学会)が英訳して公開したというもの。削除されたブログを再掲するのが是か非か、議論は分かれるんだろうが、以前から東電はかたくなな隠蔽体質で、ロボット操縦に限らず除染装置なんかも自社の社員に扱いを学ばせ、現場へ東電関係者以外を入れません。これは東電社員のブログだったんだろうが、オリジナルのミラーサイトいわゆる魚拓には、現地での作業の様子が克明に記されていて貴重な資料になっている。そのため、作者の意図に反して削除されたのかもしれないというわけです。
TechCrunch
福島のロボットオペレータのブログが削除され, IEEEが英訳復活

日本には1000誌以上のフリーペーパーがあるそうで、これはそれらが集まって2011年9月6日に、お台場の東京カルチャーカルチャーで開かれるお祭りイベントの紹介です。ご当地メディアが多いので、現地に行かないと手に入らないフリーペーパー、未知のフリーペーパーにも触れることができそう。紙文化・印刷文化・出版文化の将来を占うためにも、参考になるイベントかもしれません。
@niftyイベント詳細
「フリーペーパー・フェスティバル2~読んでる人も、作ってる人も大集合」

ショッピングモールめぐりを趣味にしてるヒトも多いんだが、IKEAにハマってるヒトもいるはず。そのイケア・ジャパンのtwitterアカウントがおもしろいという記事です。取り扱い商品や要望なんかをつぶやくと秀逸な返しをする。「部屋に丸テーブルを置きたいのですが、ちょうどいいサイズがなくて困っています。直径4km程度で考えているのですが、特注でもいいのでいくら程度になるか教えて下さい」という質問には「それでしたら、まず某猫型ロボットを探してきていただき、彼が持っている光で物を大きくすることができるアイテムをご入手ください。絶好のプロモーションになりますので、テーブルはイケアより無償でご提供させていただきます。ご検討ください」と回答。
はてなブックマーク
「人間椅子のお取り扱いはございません」IKEA公式キャラ、アンナの回答ツイートがすごい

日本の産業界について考えさせられるブログです。テレビをつければ、円高と空洞化でうめいている京浜工業地帯や東大阪あたりの中小企業を紹介するニュース番組になれてしまってるんだが、本当のところはどうなのか、知りたくなりますね。実際に空洞化してないなら今の日本の産業界の問題はどこにあるんでしょうか。
中韓を知りすぎた男
海外移転による空洞化の嘘

AV女優のブログなんだが、Natsumi Hayashiさんという女性カメラマンの写真を紹介しています。これらをセルフタイマー(ほとんどノーフラッシュ?)で撮る大変さは、いかにデジカメ技術が発達したとはいえ、ちょっと写真をかじったことのあるヒトならわかるはず。まさに根性ですね。
たわけ同盟
よわよわカメラウーマン

これには驚かされたんだが、東電はまさに311の直前、巨大津波の危険性を原子力安全・保安院に報告していた、というトンデモないニュースが出てきました。検証委員会の調査でわかったってことなんだが、本当はもっと以前から危険性を認識していたはずですね。そうなれば、あれは「想定外」の津波じゃなかったってことになる。賠償スキームの見直しにもつながりかねない内容です。
Blog vs. Media 時評
15メートル大津波は、実は想定してあった!!!

これはFacebookがセキュリティ機能を強化するという紹介記事なんだが、mixiのあしあと問題にもあるようにユーザフレキシビリティとセキュリティは相反する部分もある。改良を重ねるのはけっこうです。ただ、使い勝手が煩雑になるようでは本末転倒だ。いずれにせよ、SNS戦争もますます激化してきました。
Facebook Lab
FacebookがGoogle+に対抗して機能を改善するようす。

アップルの特許訴訟の結果、オランダでサムスンのスマートフォンが、この10月13日から販売禁止になるという記事。サムスンは、迂回措置で欧州での販売を継続できると言ってるらしいし、こんなことして苦しい徹底抗戦を継続中。で、この流れはどう影響しますか、ちょっと要注目です。
Me pudet imprudentiae meae. (DOL冒険発見物)日本の底力!
韓国経済、オランダの裁判所、三星スマートフォン販売禁止命令