宿舎は福島に建てろ

石田 雅彦

官僚批判なんだが、これはおもしろい。産経新聞に掲載された元外務官僚の投稿に対する掲示板の反応です。

元のコラムは、庶民感覚とまったくズレまくってる文章なんだが、だったら土地の安い場所へ「霞ヶ関」まるごと移転すればいい。首都移転だ。

たとえば、福島なんかはどうだろう。官僚の方々がこぞって茨城から福島にかけての沿岸部へお引っ越しすれば、あのへんの復興もどんどん進むと思います。放射能の心配はない、ということなんだから宿舎もバンバン建てたらいい。

今は住宅ローンを組むのもなかなか難しい。銀行は容易に金を貸してくれません。公務員ならローンを組みやすい。若いのに家を建てる地方の公務員も多いですね。

掲示板の反応は総じて、サービスが低下するぞ、と恐喝まがいのことを言うのもいいが、役人は甘え過ぎ、というもの。本当に「霞ヶ関」は東京から離れたらどうかと思います。そうすれば地方の実情もよくわかるでしょう。

みそパンNEWS
公務員宿舎凍結を敢えて問う–若い公務員の給与で簡単に家は買えない。このままでは公共サービスの質と量は間違いなく低下する


スティーブ・ジョブズ。アマゾンの追悼ページ。こういうのが出てくるあたり、そんじょそこらのイノベーターとかアントレプレナーとかビジョナリーじゃないって感じがします。Facebookやツイッターなどのネット上にいる一般ユーザーはもちろん、世界中が早過ぎる彼の死を悼む言葉で充ち満ちている。これほどまでに惜しまれて逝く経営者は、この世界に果たしてほかにいるんでしょうか。彼の一挙手一投足が注目され、発する言葉は金科玉条になった。まさに「デジタル時代」の神格化された革命児でした。おそらく格差社会の到来もからみ、IT起業家がアメリカンドリームの体現者である時代は終わったんですね。だが、彼の死によって、また新しい時代の扉が開くことでしょう。それは昇華したドリームか、それともナイトメアか、我々自身が問いかけられています。で、これはTIME’s Steve Jobs Coversという彼が掲載された表紙特集。壮観です。
Amazon.co.jp
追悼 スティーブ・ジョブズ ─ His Spirit Will Live On Forever

スティーブ・ジョブズ。こういう意見があっていい。ちょっと冷静になって考えれば、ずっと重病だということは報じれられていたんだし、実はiPhone4Sの発表のあとに訃報を出したんじゃないか、と言う人もいます。いったい彼の何がスゴかったのか悪かったのか、これからいろいろと検証されるでしょう。エンクロージャー的な発想でファンを囲い込み、エバンジェリストをコキ使った、と言う人もいます。このブログでは、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの出現は「歴史的必然」であり、彼らを神格化することで本質を見る目が誤魔化されてしまうのではないか、と書いている。ただ、スティーブ・ジョブズの死を騒いでるのが日本人やアジア人だけだ、というのはちょっと違うのではないでしょうか。
愛と苦悩の日記
スティーブ・ジョブズの訃報に騒ぎすぎの日本人

スティーブ・ジョブズ。示唆に富んでいる。これは亡くなる前のブログ。まねしたり盗んだりを隣のモノにしたんなら、ちょっと問題なんだが、まったく異分野へ目を向けて拝借したり盗ってくると、これが画期的なイノベーションになるということ。そもそも、まったくオリジナルのアイディアなんて、この世にあるのかな、とも思います。
坂井直樹の”デザインの深読み”
ジョブズは「優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む」と言い「炊飯器とコンピューター」という一見関係もないはずのものを「つないだ」のだ。

震災。復興なんてまだまだ。疎外されてしまいがちな被災者の手当をどうするのか、これはみんなで真剣に考えるべきです。時間が経つと被災地について、ついつい忘れがちになりますが、実はそこからが本当に支援が必要となる段階だということ。そして、この記事の続きでは、普遍的な人間の心の複雑さから、特に子どもたちについて真摯な手当が必要だと書いています。
不正疑惑内部告発
被災者への心のケア

サッカー。キリンチャレンジカップ2011も近い。けが人続出で若手をどんどん起用してるんだが、日本代表は大丈夫なのか。という心配はこっちへ置いておいて、ちょっと興味深いブログ。どの分野にも「死語」はありますが、これはサッカー用語の例。確かに「ファン」というのはあまり聞かなくなりましたね。
南米人的日本サッカーへの応援歌
サッカーにおける死語

司法。これじゃね。衆議院選挙のときに最高裁判所裁判官の国民審査が行われます。あれは空欄だと無条件に信任となる。×を書き込まないとダメで罷免になりません。誰が誰やらわからないし、判事のプロフィールに関する事前告知も周知されないので、みんな面倒なのか空欄で出してしまう。空欄が信任と知らないヒトも多いと思います。このブログによると、最高裁判所裁判官のほとんどが法務官僚だ。司法制度への信頼がこれで得られるのか、大いに疑問です。
政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】
驚愕の法務省の実体…登石郁朗裁判長は何を守ったのか?

ファーストフード。ウェンディーズ、懐かしい。2009年にゼンショーが撤退して日本から姿を消していたハンバーガーチェーンなんだが、米軍基地内にはあったという話も聞きます。で、米国のWendy’s本社が今回、ドミノ・ピザを運営するヒガ・インダストリーズと提携、合同会社を設立してフランチャイズじゃない業態にして再び日本へ上陸するらしい。先代ウェンディーズは最初、ダイエーがやってましたね。今回の1号店は東京の青山(表参道)に出す予定だとか。
ねとらぼ
新生「ウェンディーズ」が始動! 年内に日本1号店オープン

囲碁。もう○○ガールはなんでもあり。オッサンどもにとって囲碁といえば、今、裁判やってる小沢一郎氏の周辺ですね。与謝野馨氏などの囲碁仲間とうってます。この記事によれば、囲碁ガールが増えている、らしいんだが、囲碁合コンとか囲碁ネイルとか囲碁料理とか囲碁クラブイベントとか、もう本当かな、という言葉が並んでます。しかし、今の若い女性は元気なのかヒマなのか興味が多様なのか、何にでも進出してきます。
ねとらぼ
「囲碁ガール」を増やせ かわいすぎる囲碁雑誌「碁的」の華麗なる一手に迫る

マンガ。確かにそうかも、という視点。ありとあらゆる分野のブログがあるんだが、マンガについて総まとめで扱ったブログはないかもしれません。アニメやゲームはあるんだが、これはどういうわけなのか、と考えてしまいます。誰かやらないか。
異常な日々の異常な雑記
マンガのまとめブログが見当たらない件について

アート。ドライブがてらどうでしょう。「うるし、麗し 五人の人間国宝により漆芸展」(資生堂アートハウス・2011年10月4日~12月18日)の紹介ブログ。磁器は英語で「CHINA」というように漆器は英語で「JAPAN」です。軽くて丈夫、美しい、という容器なんだが、この展示会ではモダンで心地いいデザインが並んでます。ちなみに、うるしの日は11/13。
弐代目・青い日記帳
「うるし、麗し」

ダイエット。無性に食べたくなる。甘いものの誘惑ってありますよね。この記事によると「血糖値が低下することで、脳のセルフコントロールが失われ、それによってケーキやビスケットのようにカロリーの高い食物を脳が欲する」らしい。脳の生理的な振る舞いなのでムダな抵抗は止め、目先を変えて脳をゴマカシたり、開き直るしかなさそうです。
美レンジャー
実はスイーツへの耐えがたい欲求は血糖値のせいだった

iPhone。両社激突。KDDIもiPhone優遇キャンペーンを実施するようです。パケット定額を安くし、他社乗り換えにキャッシュバックをするということなんだが、それほど魅力的なものではありません。このへんが限界でしょうか。
Engadget日本版
KDDI、iPhone 4S 料金プランを発表。16GBモデルは実質0円