アントレプレナーに必要な栄養を摂取中 - @ogawakazuhiro @hiro_ogawa

現在、All Thing Digital in Asia (AsiaD)というイベントに参加しています。場所は香港のグランドハイアットホテルです。
実はいま、僕は経営者として起業家として非常に難しい判断と勇気を問われる重要な局面におり、本来であれば海外出張しているどころではないのですが(笑)なにをおいてもこのイベントには来たかったのです。自分の中のアントレプレナーシップをさらに引き出し、気概を奮い立たせ、より革新的なアイデアを自ら引き出すためにも、このイベントがきっかけになるはずと思っているからです。

その理由は、参加者のリストをざっと書き出すだけでも理解いただけるかもしれません。
・アンディ・ルービン ーGoogleのAndroid開発責任者
・ジャック・マー ーアリババCEO
・ジャック・ドーシー ーTwitter共同創業者兼スクエアCEO
・ブラッドリー・ホロウィッツ ーGoogle+総責任者

さらに、今夜は、予定より遅れて香港入りすることになった元米国副大統領のアル・ゴアにも会えるのです。どんなにスゴいカンファレンスかお分かりかと思います。


僕は、ご存知かもしれませんがモディファイというB2B型のネットベンチャーの経営者であり、ソーシャルメディアとモバイルインターネットがクロスオーバーする新しいwebテクノロジーに関わるものです。その僕が上述のメンバーの話を直に聞きたいのは当たり前のことです。アンディ・ルービンがAndroidという無償のモバイルOSで世界中のモバイルをスマートフォン化していくなら、僕たちは世界中の企業をソーシャル化するためのプラットフォーム開発に取り組んでいます。ホロウィッツが検索エンジンとソーシャルの融合を狙うのであれば、僕たちは国内のECやニュースメディアとソーシャルの融合の支援をしたい。アントレプレナーシップにとって、彼我の規模の差は関係なく、野心と大望に違いはないのです。

だからこそ、彼らの現在の進捗や今後の計画を直に聴くことで、心にキックをいれようと、いま会場のボールルームで次の講演を待っています。

ちなみに、このイベントでは、最新のAndroidスマートフォンである Galaxy Nexusのアンディによるデモの実演もあり、ジャック・マーが米国Yahooの買収を示唆したりと、かなりエキサイティングな情報が飛び交い、非常にエッジィな雰囲気です。日本のベンチャーの姿が全くないのが不思議ですが。

ちなみにマーの語録がとても愉快なので、少し紹介しておきます。
いわく
「AppleだろうがGoogleだろうが好きにすればいい、マーケットは巨大だ。どんな市場でも参入余地は常にある」
「iOSもAndroidも、それ以外のOSもたくさんあるが、みんなが自分のOSが一番だ、美しいと言う。でも、どんな親でも自分の子供は可愛いと言うものさ、それがどんなに不細工でもね」
「Yahooの買収には強い興味があるが、我々にもオプションというものがある。早く答えをくれなきゃ、こっちだって気も変わるさ。今の世の中、花はパッと咲いてパッと散るものだからね」
「経営者は、5年先を考えて投資するものだよ。5ヶ月先を考えて経営してたらダメなんだ」

さて、そのマーの講演が終わり、ランチが済んだら次はジャック・ドーシーの登場です。
どんな裏話が飛び出すのか、本当に楽しみです。