除染はなぜ押し進められるのか

石田 雅彦

除染。その効果のほどは如何。莫大な費用がかかる原発事故による放射能の除染活動なんだが、本当にやるべきか、やるならどういう方法か、深い議論の無いまま突き進んでいます。
そもそも放射性物質の放射能は半減期がたたないとなくなりません。こっちからあっちへ移しても問題が移動するだけ。さらに、除染しても効果なし、と専門家が言ってるわけで、どうしてこんなことがナシ崩し的に行われ続けているのか、ガダルカナルみたいな話になってます。
EX-SKF-JP
ニューヨークタイムズ紙:除染に割れる日本


内部被曝の真実 (幻冬舎新書) 児玉龍彦 著 ¥756


プライバシーポリシー。最低でも事前通告しろよ。都内でも公衆無線LANサービスが、ユーザーの個人情報を抜いていたとして事件化しそうになってますが、こっちも重大な事例。Cariier IQというソフトが、ユーザーの利用履歴などを記録、サーバーへ送っていたというもの。これは「INTERNET Watch」の記事。追記、としてCarrier IQの言い分とセキュリティ研究家のコメントを紹介。悪意はなかったが事前通告をしなかったことが問題、と書いている。気にくわない人は、設定、一般、使用状況、診断/使用状況とたどり、送信しない、にスライドすればOKです。
chimtty.net
Carrier IQ問題の核心が明らかになってきた!

東電。値上げは無理。なにしろ態度が真摯じゃないんですね、この会社は。末端の社員や電話口ではわりと低姿勢なんだが、幹部や取り巻きが腐りきってるわけです。これはガバナンス欠如、コンプライアンス違反の大王製紙やオリンパスなんかと同じ構図。賠償にも真面目に取り組まないし、エネルギーとメガバンク、そして「大き過ぎて潰せない事情」を人質にとってやりたい放題です。
Everyone says I love you !
公的資金3兆円に電気代値上げでも足りず、原発再稼働もさせろと言うゾンビ東電は直ちに破綻処理すべし!

大学自治。ここまで汚染されているのか。大学という教育研究機関が単なる産業要員生産装置に成り下がってから幾星霜、ここまで、学問の府、という矜持を捨て去ってしまったか、と詠嘆するブログ。素材は火山学者、早川由起夫氏の言説なんだが、その真意や真偽はともかく、大学当局がここまで大騒ぎするというのは、やはりどこか病んでる気がします。
Kazumoto Iguchi’s blog
「まぼろしの早川由起夫会見」:大学当局からクレームか!?

映画。なんでもCG化3D化への疑問。少年とワンコが活躍する映画なんだが、監督がスピルバーグ、製作が『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン、ということで話題です。どうやら大ヒットしてるらしい。実写じゃなくてフルCG作品で、表題ブログはこれを「文化の自壊」であり、シネコンがどんどん3D化し、そうじゃない映画館に人が来なくなる、という状況を批判しています。一方、映画なんて楽しければいいという人も多い。「美レンジャー」は、スーパーヒーローでない等身大の主人公に感情移入することが人気の秘密なのでは、と分析。原作も翻訳も売れてるんだから読んどいたほうがいい、と書いています。映画は時代を語る
「タンタンの冒険」の映画化に失望/映画界が抱える文化的危機

産業空洞化。企業エゴが原因。特に理系の有能優秀な人材は、とっくに国内に見切りを付け、海外で活躍の場を見つけています。海外で競争に負けると国内へ帰ってくる場合も多いんだが、そもそも日本の腐敗風土が嫌で海外へ出たので病んじゃったりします。このブログは、国内に自分の能力や技術を活かす場がない人材、活かせない企業に愛想を尽かした人材がどんどん海外へ流出している、と書いている。企業エゴによって、科学技術立国というスローガンとは真逆のことが実際には行われている、というわけです。
社会風刺
人材まで海外流出

赤字国債。そもそもの始まりはどこか。このブログでは、民主党政権に交代してから国債発行が「無政府状態」になっている、と書いています。自民党時代から国債の発行が水ぶくれし始めたわけなんだが、今ではそれに輪をかけた状態に陥っている、というわけです。ただ、国債発行の動機や時期、目的などを慎重に考えれば、悪いことばかりではない。でも、今の民主党では「死に金」になってしまう、と危惧しています。
必ずや名を正さんか~ネトウヨさんの独り言~
「国債44兆円」の根拠知ってんの?

落語。理論だけじゃダメ。ここんところ落語会は、パッとした咄がありません。若手がたいして育っていないのに、亡くなっていなくなったり、高齢になって活動しなくなった落語家も多い。講談や浪曲にいたっては、すでに無形文化財化しつつある。このブログでは、談志を引き合いに出して、理論と芸の両立こそ大事、と書いています。
コラム・イナモト
講談と落語の違い

社会保障。びしょ濡れ雑巾。全国の社会福祉法人が黒字を溜め込んで内部留保化している、と批判するブログ。その額にも驚くが、ただ溜め込むだけで有効活用していない、という怠慢ぶりにもビックリです。もちろん、赤字の法人もあるんだろうが、こういうのを読むと税と社会保障の一体改革ってなんなんだろう、と首を傾げざるを得ません。
学習院大学教授・鈴木亘のブログ(社会保障改革の経済学)
出た!特別養護老人ホームの内部留保は「2兆円」!

小ネタ。これはナイス。家電製品には、コンセントに刺しっぱなしだと危険だったり電気のムダだったりするものがけっこうあります。抜いとけばいいんだが、プラグが床にデレっと放り出されていると妙に邪魔で見栄えも良くない。そんなときはこれ、という発明です。
J-tokkyo
「両手」を備えたアイデアコンセント