芥川賞受賞者の会見が話題になる理由

2012年01月20日 11:08

文学。受賞会見。この「事件」が、やけに話題になってるのにはいくつか理由があります。まず田中氏のキョドった様子がテレビ的に異様だった、ということがある。「いい子ちゃん」ばかりのテレビ映像にショックを与えた。「不機嫌」という「仮面」をかぶらなければ過激な発言はできませんが、こういうキャラは珍しくない。「いじられキャラを演じてやる」。これが今の時代の空気感を表していた。
この「事件」に石原慎太郎氏が深くからんでいることも大きい。無礼もはなはだしい、と怒るのは作家という種類の人に対して大人げない、という人もいれば、いやむしろ無理やりにでも怒るべきだ、という人たちもいる。どちらも「オトナの意見」です。これが典型的なコンサバな「とろとろですとろん」というブログ。酒が入っての会見を非難、オトナとして失格、と断じている。こう感じる人が「世間さま」的なマジョリティと言っていいのか、ちょっと微妙です。


巨大掲示板などのネット上の住人は、田中氏に自分を重ね合わせています。古い既得権 vs 引きこもりオタク世代、というわけです。出版社に踊らされて作家が「本気」で怒っちゃダメじゃん、という感覚もある。
こっちは擁護派の「神楽坂のキャピタリスト」というブログ。社会経験の無い、屈折した、特殊な尖ったキャラは面白い、と書いている。社会経験がなくて小説が書けるのか、という疑問もあるんだが、田中氏に「社会経験」が無いのかどうか、よくわからない。母親との二人暮らしも「社会」と言えば社会。ただ、彼のキャラは特殊ではないとは思います。
おいおい『蜩ノ記』の葉室麟を忘れるなよ、というのは「新teru0702の日記by今井照容」のブログ主。葉室氏の会見で、上野英信氏の名前が出たところにフックされたらしい。いろんな種類の作家がいるもんです。直木賞受賞を辞退した山本周五郎氏、エントリーを辞退した海堂尊氏、という作家もいる。
個人的には、文学賞というものが小説などの呼び水にならなくなってどれくらいたつだろう、と思わず振り返らされてしまいました。なになに賞受賞作、というウタイ文句が神通力を失って久しい。賞にはヤラセグルメブログの匂いがある、という気持ちは、賞と名の付いたものに縁のない人間のヒガミでしょうか。
表題ブログでは、あれが計算だったらスゴいけど……と書いている。出版社としては、騒動になってニンマリ、という、……の部分がいろいろ考えさせられる「事件」でした。
292 デーブの口コミ比較情報
田中慎弥 インタビュー

社会。コミュニケーション。考えてみれば、人間は生まれてから死ぬまで自分を含めた「人間理解」と格闘しつつ一生を終えるようです。まず自らの生存のために扶養者に訴えかけ、自分との対話で外界の存在を知り、後顧の憂いを大量に抱え込んだまま死んでいく。我々は、コミュニケーションに最適な状態をキャラとし、自分をそのキャラに当てはめて生きているわけです。
異常な日々の異常な雑記
人間を理解するということ

医薬。試験管ベビー。すでに耳なじんでいる言葉なんだが、この方法で誕生した人が800万人もいる、というブログ。この技術を開発した昨年のノーベル医学生理学賞受賞者、エドワーズ博士を紹介し、「試験管」で生まれた人、そのお母さん、子ども、三代と一緒に博士が写真に映っている、と書いています。
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
800万人の人達

選択の自由。ガラパゴス。小笠原は東洋のガラパゴスと呼ばれているんだが、今やガラパゴスというのは「時代遅れ」という意味になってしまいました。積極的に、自分をガラパゴス化する、と言う人がいると紹介したブログ。どうやらガラパゴスには、いい意味と悪い意味があるらしい。
www.さとなお.com
山下達郎は「自分をガラパゴス化する」と言った

電動化技術。これは良さそう。後ろから押してくれるんだろうが、こういうのを牽引した自転車が出現すると、また事故も増えそうです。商品紹介の動画をみると、特に楽チンそうでもないところが面白い。
j-tokkyo
自転車を電動にしてくれるトランク

書評。傍観者だらけ。社会や組織に対する当事者意識や参加意識、というのはどこで誕生するんでしょうか。なんでもかんでも「自由」だと、似たもの同士ばかりが集まって認知不協和を引き起こす、ということです。
情報考学 Passion For The Future
見て見ぬふりをする社会

原発事故。政府対応。SPEEDIについては、その存在が国民にこれほど周知されたのが事故からかなりたってから、というお粗末ブリでした。これの開発費用が約125億円だそうで、ERSS(緊急時対応支援システム)ってのもあるんだが、こっちの予算は155億円です。停電で使い物にならなかったらしい。税金って誰のために使われてるのか、よくわからなくなることがあります。
どーか誰にも見つかりませんようにブログ
SPEEDI情報を巡っての迷走

格差社会。富裕層課税。ブッシュ政権のときの報道官がつぶやいているんだが、富裕層に支持層を持つ共和党らしい発言、と分析するブログです。しかし、ここでは所得層別の所得の増加率が紹介されているんだが、トップ1%は28年間で275%も増えている。もうめちゃくちゃです。
アメリカ経済ニュースBlog
所得トップ1%は税金を納めすぎていると主張する共和党

中国。バブル崩壊間近か。こういう話題は定期的に出てきます。「格差社会」といえば中国もヒドいわけなんだが、今年は秋の共産党党大会で習近平氏が党総書記に就任するわけで、ちょっと予断を許さない年ではある。党幹部の動向も大きくクローズアップされてくるでしょう。
きまぐれ発言
中國の共産党幹部が国外脱出している

ネット。秋葉原。これは地方のオタクにとっては朗報です。無線オタクからフィギュアオタクまで、このテナントビルをまわるだけで一日楽しく過ごせると言う人も多い。アキバ系御用達の楽天みたいなもんです。
アニメ!アニメ!ビズ
アキバ系オンリーの大型モール ラジオ会館がネット空間に

情報処理。これはちょっと便利かも。テキストをデジタル化してくれたらもっといいんだが、再度OCRでやればなんとかなりそうです。今のところアップルのiPhone 4/4Sだけで、Androidには4月に対応するらしい。
web2.0とパソコン講座
ペンで囲みスマートフォンで撮影、手軽にデジタルスクラップブッキングできる筆記具「スマレコペン」が新発売

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