Pinterestの次に到来するもの

2012年03月20日 16:07

ネットレイティングスの伝える所では、「Pinterest」の訪問者、米国では月間1600万人を突破、女性が74%との事である。

この状態が継続されるのであれば、PinterestはFace Bookに比肩可能な一大サービスに育つ可能性が高い。日本では未だ微々たるものであるが、若干のタイムラグを置いてアメリカを追随する過去の例から、日本でもブレークするのではないだろうか。

読むのに骨が折れる「文章」から、視覚に訴える「写真」を含む視覚、聴覚、嗅覚といった人間に備わった五感に直接訴求可能な手法への、長期のパラダイムシフトが始まったと理解している。


Pinterestの次に到来するものとは一体何であろうか?

2D,3Dの要素技術を駆使した「バーチャルリアリティ」だと考えている。

例えば、私が記事の中で世界の原発の稼働状況を記述したとする。この部分は今一面白くないと読み飛ばす読者が多いのではないだろうか?

或いは、読んで貰えたとしても左程印象に残らない気がする。

しかしながら、Nuclear Plants Map of the world (by Xcoo, Inc.)を記事に埋め込めばどうであろう?正に一目瞭然とはこの事であると思う。

更には、下記の様な内容を今少し詳細、丁寧にナレーションにして音声サービスすれば、尚良いと思う。

株式会社テンクーにて世界の原子力発電所を可視化した動​画です。発電所の位置を地球上にマップし、発電量を高さ​と色で表現しています。南半球に原発が少ないことや、日​米仏に集中していること等が見てわかります。可視化には​casmiライブラリを使っています。

今後、ブログや記事を読んで貰おうと思えば、こういった視覚、聴覚に訴える表現を上手に使い熟す必要があると思う。

更に需要の急拡大が予想されるのは、ECに於ける3Dバーチャルを使った商品確認のサービスである。

専門家の話では、対象とする商品を複数のアングルから3Dカメラで撮影した映像を立体化し、あらゆる角度から見る事を可能とする要素研究は、ほぼ完成済みとの事である。

世は正に「デフレ」の時代である。多くの働き手に取って年収は下がる一方であろう。結果、商品の購買に際しては、一円でも安く購入する差し迫った状況がある。

その点、リアルな店舗はECに比較して不利は否めない。家賃、水光熱費、店員の人件費とコストが掛かる。

一方、ECであれば購入者からメーカーの倉庫への直接発注であり、この様な中間コストが節約可能となる。そしてその分を、販売価格の値引きに回せる訳である。

最近のイチオシアプリGoogle shopperで1万円も得したという個人的な話【湯川】が、この辺りの事情を最近の経験を踏まえ、実に判り易く説明してくれている。

それでは、「商流」が「リアルな店舗」から「ネット」に移行すれば、どういった社会現象が起こるのであろうか?

当然の事ながら、「リアルな店舗」の閉店ラッシュであり、結果、消費者が実際に商品に触れる場所と機会が消失する。

そして、この不在を埋めるものが「バーチャルリアリティ」だと考えるのである。

この分野は日本で数少ない成長産業に育つと思う。

山口 巌 ファーイーストコンサルティングファーム代表取締役

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