オペレーションコドモタチが石井孝明を脅迫?=反原発運動・放射能パニックの過激化への懸念

2012年04月12日 10:29

市民団体による殺害予告

私は脅迫されたそうだ。

オペレーションコドモタチという団体がユーストリームの映像を流している。石井孝明というジャーナリスト(私だ)を「まあ、あいつは絶対どこかでぶんなぐるから。ふざけんなよ。」と、横川という人物が名指したそうだ。多忙で、腹を立てるのも面倒なので、私は映像を見ていない。こんな団体は知らなかった。

私には「殴る」だが、大阪大学の菊池誠教授とツイッターハンドルネーム「いいな」さんを、「殺すぞ」と言っていたそうだ。これは犯罪だ。(トゥギャッターのまとめ


この団体のサイトを見ると気味が悪い。住所、代表者は明確でははない。子供たちを救うといいながら、活動実績の詳細と収支を公開していない。それなのに派手なサイトで、寄付だけを社会に求めている。反社会性を持つ集団が「コドモ」を語る。この姿は不気味だ。

北海道庁がこの団体に公金を投入したという指摘をしている人がいる。(トゥギャッターのまとめ)福島の農家を「人殺し」呼ばわりし、学長に訓告処分を受けた早川由起夫という問題を起こし続ける群馬大学教育学部の教授がいる。この人物が科研費という公金を使って、この団体とイベントをしたそうだ。(サイト)これらはいずれ追及しよう。

私などを脅迫した中継は、吉本興業所属のタレントの「おしどり」という人物が映っていたそうだ。この人は自由報道協会の関係者で、妻のおしどりマコは週刊文春で「福島で甲状腺がん」という大誤報をやらかした人物だ。また山本太郎氏、千葉麗子氏といった、反原発運動で問題のある過激な言説、活動をしている人がこの団体を支援している。周辺も問題がありそうだ。

私は関係者を割り出し、内容証明郵便を送付し、謝罪がなければ、刑事告発、さらには公金の支出者への通報をするかもしれない。そもそも殺害予告時点で、犯罪を構成している。

コドモタチのために悪い大人を懲らしめるため「オペレーション「オペレーションコドモタチ」ツブシ」に、私は立ち上がるかもしれない。愚かな人々に付き合う時間は私には少ないのだが。

「放射能をめぐるばかさわぎを止め、社会を平常に戻そう」

ちなみに、私はなぜ嫌われたのか。私はたいして影響力はないが「放射能をめぐるばかさわぎを止め、社会を平常に戻そう」と主張してきた。

繰り返すが、福島原発事故によって起こった放射性物質の拡散によって、健康被害はこれまでも起こっていないし、普通の生活を送る限りにおいてこれからも起こらない。

この団体は子供の移住を訴えているらしい。私は放射能を避けるために福島、東日本から別地域に移住するのは、大半の人にとって、金と時間の無駄と考えている。住み慣れた生活を壊し、金銭的な出費をする必要があるとは思えない。

特に、子供には、移住で心と体に負担をかけたり、放射能の恐怖を語り精神不安をかきたてるより、科学的事実を説明して「健康被害はない」と安心させることが周囲の大人の責務であると考えている。もちろん自己責任で移住してもかまわないし、移住した方が心の健康にいいならそうするべきである。

また「原発」の問題としてあらゆる問題をひとまとめに扱う雑な議論をするのではなく、論点ごとに問題に向き合わなければならないと思う。放射能対策と、原発の是非は、特に分けなければならない問題だ。「権力=安全強調=原発推進=悪」「反権力=危険強調=原発反対=自然エネルギー=善」という雑な議論では何も解決しない。

オペレーションコドモタチという反社会的団体の人々は、こうした当たり前の考えを理解できないようだ。

普遍的な現象「行き詰まった運動の過激化と自滅」

読者の皆様におかれては、公的な場のコラムで私事を語り、ご不快の念を抱かれたなら謝罪したい。ただし現在の反原発運動の問題の一端を考える例にはなると思い紹介した。

今、社会では好ましい動きがある。放射能問題では社会が落ち着きを取り戻しつつあるのだ。冷静に放射能問題、エネルギー問題に向き合う空気が出ている。

一方で問題もある。社会規範に鈍感な風潮や心性が、「3月11日」後の日本社会で強まった印象が私にはある。「乱暴な言葉で相手をののしっていい」とか、「正義の実現のために危ないことをしてもいい」などの態度が垣間見える。

公権力の言っていることが間違っていたときに、遵法意識などの社会規範が崩壊することは、歴史上よくあることだ。「原発問題で、政府が間違っていたから、俺たちは政府に何をしてもいい」という感情が、倫理規範の弱い一部の反原発派の中に出ているように思う。非常に残念な動きだ。

確かに「原発は安全」という政府と電力会社の言葉は間違っていた。怒りは私も共有する。だからと言って、社会規範を逸脱する動きを私は個人ではしないし、他者の逸脱も批判する。

また行き詰まった社会運動が、一部の特異な人によって、変な方向に動き始め、自滅することはよくある。フランス革命、ロシア革命から日本の連合赤軍、アルカイダまで。歴史を見ればよい。社会が落ち着くなかで、取り残された愚かな人々がいろいろな思惑を持ち、過激化する。

こうした動きが社会規範のゆるみと同時に起こることには、注意をする必要があるだろう。いらだちが、社会に悪影響を広げないように、監視、対応をしなければならない。上記の私への脅迫という事件は警鐘の一つと思う。

石井孝明 経済・環境ジャーナリスト ishii.takaaki1@gmail.com

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