豊かさを計る尺度はあるか

アゴラ編集部

モノがあふれ、とりあえず飢えなくなったとき、ヒトは何を目指して生きていけばいいんでしょうか。自己実現と言ったって他人と比較したら際限はない。そんなのは個々人の気の持ちようなんだが、どうしても何かの尺度で計らないと気がすまないヒトもいる。
この「どーか誰似も見つかりませんようにブログ」は、欲望の悪魔性について書いている。異性に「モテたい」という一つの欲望から考えているんだが、金が万能の尺度でない世界と同時に、金さえあれば臓器売買でもなんでもできる世界がある、という現実もある。


ただ、この「Pouch」のロマ(ジプシー)の豪華絢爛な私生活の実態を見よ! という記事は興味深い。移動と定住。無駄に豪華な住宅。いったい何が「豊か」なのか、考えさせられます。
価値観が変化しているのは確かだろうし、金の価値が下がっているのもあるんだろう。先進国では。そもそも「豊かさ」に絶対的な評価基準などないわけで、金を尺度にしたい人は勝手にすればいい。だが、もうそうした人は最近あまりみかけなくなった。いくら稼いでもあの世で使うわけにもいかないので、もっと自分が満足できる「何か」を探し続けなければなりません。表題ブログでは、百年前と今を比較してるんだが、百年前の人間は百年後の我々を知らない。比べることができる優位性があるだけで、相手がこっちを知らない以上、彼らのほうが我々より不幸だったとも言えません。
ソーシャル・デザイン公式サイト
「年収の差」と「豊かさの差」は年々縮まっていく

このアプリで写真を撮ると、本当に誰でも名カメラマン、というような仕上がりにできます。画期的なツールだと思うんだが、すでにFacebookにはそんな写真があふれかえっている。で、表題の記事に紹介されているような機能が付いたら、もう商業カメラマンなんて必要なくなるんじゃないかと思います。
Tech Crunch 日本版
Instagram、「フォトを探索」タブを追加して未来の進化を準備中

クルマ自体が日本であまり売れなくなってるわけで、いわゆる「高級車」というジャンルも廃れ始めています。家族持ちはワゴンみたいなのに乗るし、金持ちはドイツ車などに乗る。ホンダが撤退したように日本製の高級車の需要はすでにない。こんなふうに、ハイヤーやタクシーとして細々と生きながらえている、もしくは安い中古になって暴走行為や痛車に使われる、という次第です。
cliicccar
あ! まだ売ってたんだ…日産セドリックがマイナーチェンジで全グレードのシート形状を共通に

やらずボッタクリ、というか、知らないうちに課金されてるサービスが多過ぎます。携帯の請求にもぐりこまされたアプリ代なんかもそのタグイなんだが、電気料金もこれまでは言われるままに払ってきました。このデフレ時代、いろんな節約スキルが求められるようになり、無理無駄を省こう、というのが国民的な運動になっている。技術的にも可能になってるわけで、この記事にあるようなことが広まればいいと思います。
web R25
見える化で意識高まる節電サービス

斬新な試みだと思うんだが、クソミソに言われてるようです。そもそも、理系女子が少ないのは当然で、だからこそ研究室でも目立つ。どうして女子を獲得しようと躍起になるのかわかりません。男子を育てられなくなっているのは世界的な傾向なんでしょうか。
ロケットニュース24
EUの「女性科学者育成」PRビデオに批判続出し炎上! 海外ネットユーザー「今年見た映像で一番残念」

なにやらアジア的な惻隠の情を感じさせる記事です。古き良き日本の心は、あんがい台湾あたりに残っているのかもしれない。こういうのは絶滅が危惧されるので早めに保護すべきです。これから半導体にメッセージを印字することが流行るかもしれません。
ガハろぐNews
台湾製のパソコン基板に、小さな字で「日本に神のご加護を」という祈りの言葉

ご冗談でしょう、クルーグマンさん、というような話です。長く働いても稼げない、ということが国際間でも起きている。どうやら、金を稼ぐ方法や手段、目的自体に格差がありそうです。これっていわゆる上部構造の問題なのかもしれません。政治や行政が非効率だと国民がいくら頑張ってもダメ、というわけで、日本も同じことが起き始めているわけです。
hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
ギリシャ人は長時間労働なのに・・・

表題の記事では、相変わらずiPhoneとKindleの人気が高い、と紹介しています。日本の大手キャリア三社のうち二社が扱ってるわけで、残りの一社はどうするんだ、という話なんだが、こっちの「ITpro」の記事では、docomoの株主総会での山田隆持前社長の発言から、どうしてiPhoneを取り扱いたくないのか、理由を紹介しています。ようするに面倒臭そう、というわけです。
ITmedia プロフェッショナル モバイル
ドコモ版のiPhone、iPad、25%超が「欲しい」──ICT総研調べ

トンカツ好き、という人種がいて、うまいトンカツがある、と聞くといてもたってもいられなくなります。あれはクセになるらしい。筆者も定期的に食べたくなります。トンカツほどうまいまずいの差がある食べ物もないわけで、二千円、というランチにしては高い値段もうまいトンカツならそれほど気にならない。で、この希代の美食家が健啖家で知られるマッキー牧元氏と何やら「東京とんかつ会議」とか「東京とんかつ学会」というのを始めるらしい。どうなることやら。
マスヒロ食時記
蒲田「丸一」のランチロースかつ定食

中高年向けのゲーセン、というのがあるようなんだが、インベーダーやテトリスにハマった世代が、大人買い的に時間を潰す空間、というわけです。しかし、ネットワークで麻雀して楽しいんでしょうか。あれは四人でリアルにやるからおもしろいゲームなんだと思います。
ねとらぼ
特集が完全にオッサン向けじゃないですかー! 大人の「ゲーセン」魅力に迫る新情報誌


アゴラ編集部:石田 雅彦