デジカメはネット機能強化で生き残れるか

アゴラ編集部

先日、アゴラの夏合宿へ参加したんですが、記念に写真を撮る参加者のみなさんのほとんどは携帯電話かスマホを使ってました。iPhone4sに付いているカメラの性能が良すぎて、デジカメの出番がなくなっている、と言う人は多い。実際、iPhone4とでは格段に性能が上がっている。ブログアップとかネットとの親和性も高いし、これじゃデジカメが売れない、儲からないわけです。


これはちょっと前の「Gargagenews.com」の記事なんだが、小学生の携帯利用目的は保護者との連絡とデジカメ機能だそうです。保護者が子どもの隣にいるアンケートなのでバイアスがかかってるのかもしれないんだが、この世代、すでに写真はカメラでは撮りません。
こっちの「ニコン Nikon 1でノラ猫や野鳥を撮っています」というブログでは、ニコンの強気なデジカメ販売台数予想を紹介。ニコンシンパでも懐疑的です。
表題ブログでは、デジカメが携帯端末化する、と書いています。携帯端末はすでにデジカメ化してるので、デジカメの側が歩み寄ってどうなるのか疑問なんだが、スマホやタブレットにデジカメ機能のお株を奪われている側としては、苦肉の策でもネット環境へ近づいてなんとかしないといけない、というわけです。
ガジェット速報
ニコン、Android搭載コンパクトデジタルカメラをまもなく発表


女性というのは、機能性を捨てても「かわいい」とか「キラキラ」というのを選びがちです。女性が消費トレンドを引っ張っている背景には、機能で優位ではない製品も市場で価値を持つ、という実情がある。彼女たちの「情動」をコントロールすれば売れなかった製品が売れるかもしれないので、この仕組みのわかってる人たちはどんどん同じような仕掛けをし、彼女らは同じ罠にはまり続けている。これは、同じシステムが今度は日本の特定市場からアジアへ出て行く、という記事です。
ストレートプレス
東京ガールズコレクション、上海で開催!

どうしても必要なデバイス、というのはどんな製品にもあります。車の場合、それはヘッドライトだったりタイヤだったりする。電気で動かすものの場合、電源とかバッテリーが重要。そのサイズや形に制限を受け、あらゆる製品のデザインは自由じゃなかった。しかし、LED光源の実用化でヘッドライトの大きさや形状が劇的に代わり、車のフロントデザインの自由度も増したわけ。これは、電子デバイスでも電池の技術革新で同じようなことが起きている、という記事です。
Tech Crunch 日本版
紙のように薄い自由に曲げられる電池で電子製品の設計に革命が?

そもそも「ファッションで世界を救いたい」という話なんか聞いたことないんだが、救えるはずもないので当然です。これもまた「健全な精神は健全な肉体に宿る」的な話で、現実はそうじゃない、というのと同じです。この記事に出て来るエシカルファッションってのは「地球に優しいファッション」ということらしい。「たかがファッション、されどファッション」です。
greenz.jp
「ファッションで世界は救えない」からこそ、「ファッションにできること」を真剣に考えるモード誌『E Magazine』が創刊!

これは便利なアプリです。このブログでも書いているんだが、日本の放送局の閉鎖性がよくわかる。海外の放送局はバンバン視聴できます。ということで、ロンドン五輪後にも楽しめるアプリというわけです。
W&R : Jazzと読書の日々
iPadで海外のオリンピック放送やジャズ・ライブが観れます Teletube

わかるんだが、高校時代に勉強する環境にあるためには、中学校時代から勉強しなきゃダメですね。中学時代にそんな環境に身を置くためには、小学校、いや家庭環境も大きく影響します。氏素性、という言葉があるんだが、人間というのは生まれ落ちた環境に甘んじる生物です。そこから抜け出るのは容易ではない。
増田くん日記
高校時代勉強しなかったら、辛いフリーター生活40年の刑

この「冷や汁」という食べ物が、次第に関東圏にも広がってきました。もともと九州、特に宮崎あたりの郷土料理なんだが、日向灘を隔てた愛媛県の大洲あたりにも「日向汁」として渡り、そこの郷土料理として根付いている、というようなこともある。基本的には、ゴマと味噌、炙ったアジなんかの白身魚の身を擂り鉢で一緒に練り込んだものを出し汁に溶かし入れ、そこへさらに氷を入れて冷やしたものを、キュウリやネギ、ミョウガなどの薬味を散らした熱いご飯にかけて食べる。食欲減退気味のこの季節、ぜひ食べてみたい食い物の一つです。
Enosays in idleness
岩戸 銀座店~暑い夏にさわやか冷汁

企業の内部留保について書いているブログなんだが、内部留保についてはいろんな意見があります。正当な経済活動をした利益で、従業員に給料を支払い、銀行へ利子を支払い、適正な額を納税し、株主へ配当した後、残ったものをどうしようと企業の勝手、と言う人もいる。逆に、それを溜め込んで設備投資などへ使わないから景気がうまくまわらない、と言う人もいます。このブログの考えも同じ。内部留保が現ナマの形ではなく、動産不動産や有価証券、国債などに姿を変えていたりするので実態がよくわからない、と言う人もいる。不透明で不安な将来に対して備えるのは個人も企業も同じ、と言う人もいます。本質はどうなんでしょう。
Nabe Party ~ 再分配を重視する市民の会
「利潤」は世界を豊かにするか

このトレチャコフ美術館っていうのは、モスクワにあるらしいんだが、中世のイコンや17世紀あたりからのロシア貴族の肖像画、ロマン派なんかを中心に集めてます。ここ所蔵の絵画では、クラムスコイが描いた『見知らぬ女』とか『忘れえぬ女』という邦題の付いたものが有名。1883年の作だからロシアではナロードニキの時代です。こいつらはマルクスの段階的革命じゃなく、農奴解放による農兵革命を目指したわけで貴族内からもテロリストが多数出た。そんな世情も伝わってくる名画。このブログでは、定期的に巡回してるトレチャコフ展の最新版を紹介している。レーピンも同じ時代の画家です。「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展」10月8日(月・祝)まで。開館時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)、毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)。開催期間中無休。Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)で。
弐代目・青い日記帳
「レーピン展」

企業が「人材」をそれほど大事にするなら、今の労働市場に起きている問題の多くは解決するはずだと思うんだが、実際には企業は「人材の使い捨て」のほうを選びます。代わりはいくらでもいる、という上から目線の企業が大半だし、いくら「優秀」でも四の五の言う人材は排除したい、という目的のために「労働市場の流動化」が声高に叫ばれている。ごくごく一部の人たちが、いわゆる「グローバルで活用できる人材」となって厚遇で迎えられるんでしょう。
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ「東京編」
女性の社会進出と労働市場の流動性


アゴラ編集部:石田 雅彦