日本に「音楽聴き放題」はいつ来るか

アゴラ編集部

写真にしても音楽にしても、デジカメやパソコンなどで誰でも自在に自分の作品を作り、ネット上に自由に並べることができるようになりました。こうした環境下にはプロとアマの垣根なんかすでにない。金を取ることができるかどうか、そんな違いはあまり重要じゃなくなってきているわけです。むしろ、より多くの人へ広く知らしめることをみんな目指すようになっている。で、音楽業界はとっくに「広く薄くより多くへ」という方向へ進んでいます。


この「Taiyo’s lab」というブログでは、すでに6月27日から香港や台湾、タイなんかで「iTunes Match」が始まってた、と書いている。これ、iTunes Store以外で購入した音楽を利用できるわけで、コンテンツのクラウド共有化がどんどん進んでいます。当然ながら日本は、この9カ国に入ってません。
表題のブログでは、WSJの記事から引っ張ってきて、クラウド音楽配信サービスの「Spotify」がアジア市場へ注力、と書いています。音楽に限らず、あらゆるコンテンツの価値が、あちこちで値崩れを始めている。その反面、マーケット自体は実際に拡大してるし、作り手の側を考えれば積極的に拡大させなきゃならない。この流れに棹をさせば世界的な潮流から取り残される。日本の音楽業界がガラパゴスになるかどうか、ここがメルクマールです。
ガジェット速報
音楽聴き放題Spotify、アジア展開を本格化 日本も対象?


さすがに新しいアイディアが出なくなってるのか、昔の「遺産」で食うようになったらテレビ業界もお終いです。まだ、シェフ、といったものに市民権がなく、その実態もあまり知られていなかった時代なら料理人同士の闘いも興味深かったんだが、これほど多種多様あちこちにいろんなシェフがいて辣腕をふるうようになると、番組内で作られている料理がうまいかまずいか、なんてどうでもいい話になる。かつての道場氏や陳氏、坂井氏のような「鉄人」を設定すること自体、無意味な時代になっている、というわけです。
ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー
フジ「料理の鉄人」復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!

おい、こっちもなんかおかしくなってるようです。ジョブズ氏亡き後、アップルの新製品のプレゼンテーションに対する「熱い眼差し」というものが薄れてるのも事実。彼がプレゼンしてこそ価値があったわけで、彼以外の誰かがやるんならプロデューサーも必要ない、というわけなんでしょう。
Tech Crunch 日本版
ジョブズの数々の驚異のプレゼンをプロデュースしてきた幹部が解雇を不当としてAppleを訴える

もう夏も終わりで、海へ行くのも季節ハズレな感じになってきました。今年も相変わらず水の事故が多かった。ちょっと目を離した隙に、子どもなんかは簡単に溺れます。救助が早ければ助かる命も多くあったはず。この救命用具はデザインもさることながら、簡単な操作で助けを待つ人までブイが届く優れものです。
j-tokkyo
救命ブイを発射可能な装置

これはなかなか興味深いブログです。なんか、この延長上をたどっていくと一般意志2.0みたいな話になりそう。宗教なんてのは、ここで紹介されてる「観念連合」のようなものなので、人間の集団が共通の方向性で一種のトランス状態になると、何らかの「奇跡」が起きるのかもしれません。
どーか誰にも見つかりませんようにブログ
仮定世界の心理学

何を訴えたいのか、何を書いているのか、という補足説明を、テキストとヴィジュアルのどっちでするのか、という話です。主体がテキストの場合が多いんだが、それを動画や写真で説明すれば、さらに共有されやすくなるわけです。だいたいが「どこへ行った」とか「何を食べた」とかいう情報ですけどね。
ブログヘラルド
ソーシャルネットワークで最も共有されるコンテンツは動画

スタンダードになって歌い継がれる、という意味で演歌はまだ「死んでない」というブログです。ジャンルで区分けすると、どうも長期低迷というか衰退してるわけなんだが、ジャンルを超えた「何か」が深層海流のように後世へ伝えられ、新しいジャンルで「爆発的展開」が出現するかもしれない、と書いています。
コラム・イナモト
演歌の飛距離

こないだの当コーナーで、マイケル・J・フォックスさんが復帰した話題を紹介したんだが、彼もパーキンソン病に悩まされた一人です。この記事では、遺伝性のパーキンソン病に対する治療などへ大きな影響を与えるであろう研究成果について書いている。この東京都神経科学総合研究所ってところは、府中市にある東京都が所管してる研究機関です。
デンキクラゲ
東京都医学総合研究所の田中啓二所長ら、パーキンソン病の早期発見と治療につながる研究成果

これを眺めると北海経由というのはほとんどありません。太平洋横断、というのもない。けっこう限定されたルートばかりを通っています。天然ガス運搬船の技術はけっこう日進月歩で、よく見かける球形ドーム型のものから、最近では「サヤエンドウ型」のタンクになってるらしい。船で運ぶかパイプラインか、悩ましいところではあります。
【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ
天然ガスの主要移送ルート

コンビニ業界の合従連衡も一段落ついた感があるんだが、小売流通は消費者の消費行動の直撃をまず最初に受けるわけです。「既存店」というジャンル分けは、開店して1年以上たった店と新規開店の店を比べているわけで、この区分け自体、いかに新陳代謝が激しいかを表しています。全店ではプラスなのに既存店ではマイナス、ということは、新規開店での売上げをまわして既存店のマイナス分を補填してる、というわけです。
Garbagenews.com
2012年7月度のコンビニ売上高は既存店が3.3%のマイナス


アゴラ編集部:石田 雅彦