パリの新交通システム

2012年09月26日 07:42

出張で、パリに来ています。

パリは縦横に地下鉄が張り巡らされていて、移動が簡単ですが、地下鉄駅の周辺の街角に小型(4人乗り)の自動車がずらっと並んで、充電器に繋がれている光景が至るところで見られます。 また、自転車専用のパーキングロットが至るところにあり、自転車がずらりと並んでいます。 

これらの電気自動車(EV)や、自転車は、それぞれAutolib, Velib というパリの新しい交通システムです。


Autolib, Velibは簡単かつ非常に安く借りられる、レンタルEV、レンタル自転車で、時間貸しで、簡単に乗り捨てができるシステムです。 レンタカーは定期のような形で、登録しておけば、カード一枚で簡単に借りられ、1回の充電で走ることができる距離は、最大で250キロ。30分ごとに、5ユーロ(約500円)前後の料金を払うだけで使え、ナビもついています:  

Autolibのホームページ

Velibのホームページ

パリは非常に人口密度が高く、コンパクトです。パリ市内は感覚的に、大体山手線の内側程度なので、こういった交通システムに非常に適していると思います。 自家用車で駐車場所に苦労するより、電気自動車や、自転車で移動した方が、遥かに効率的でしょう。

人口減少時代の交通システム

このようなパリの新交通システムは、現在の日本の交通システムとしては、導入には障害がありそうですが、今後、人口減少が進んだ場合、コンパクトシティに人口を集中させれば、最も適した交通システムになるように思います。 

現在の、電気自動車は、航続距離等に問題がありますが、こういったカーシェアリングシステム、自転車シェアリングシステムというのは、コンパクトシティでは、非常に効率的でしょう。 自動車、自転車を個人で所有するというのは、資源の無駄遣いです。 CO2排出の削減にも大きく貢献するでしょう。

長距離移動には鉄道を用い、駅からカード一枚で電気自動車をレンタルし、充電ロットに乗り捨て、さらに自転車を借りて目的地に到着というのは、悪くない話でしょう。 ヨーロッパに来て感心するのは、環境意識の高さです。 日本も見習うべきだと思いますが、如何でしょう?

追伸  この木曜日にセミナーがあり、大学間を移動しなくてはならないのですが、共同研究者に、どうやって行くのか、訊いたところ、「自転車で行こう、自転車なら15分で着くよ」、というので、ちょっとびっくりしました。 私のような旅行者にも使えるのです。 少なくとも自転車のレンタルシステムは、広く使われ、市民に浸透しているようです。  

アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑