タブレット市場は百花繚乱

アゴラ編集部

どうやら明日23日にiPad miniが発表されるらしいんだが、クリスマス商戦を前にしてタブレット市場が過熱してきました。この「MACLALALA2」というブログはiPad miniについて、Retinaディスプレイ搭載、と予想。引用元は、300ドル以下にはならないだろう、と書いています。我々の考えを遥かに凌駕する新しいタブレットの提案が、アップルから出てくるかもしれません。


こっちの「ガジェット速報」は、Googleが新しいNexusを出す、と報じているんだが、スマホタイプと10インチも用意してるらしい。これはGoogleの明らかな挑発で、あからさまにアップルの発表へぶつけてきました。しかし、相変わらず米国メーカーは元気がいい。
で、Windows8の登場をきっかけに、日本のデジタルガジェット連中もようやくノロノロと離陸を始めたようなんだが、この「WEB2.0とパソコン講座」は東芝のWindows8搭載「ノート&タブレット」モデルを紹介。インテルのウルトラブック群がかすんでしまう、と書いている。ただ、Windows8搭載機種は世界中の企業が出してくるので、ライバルも多く、それほどうま味のある市場でもなさそうです。
この「Engadget 日本版」はWindows8じゃないんだが「シャープAQUOS PAD発表、7型IGZO液晶で280g のAndroidタブレット」と報じています。省エネで製造技術が難しいこのIGZO液晶は、シャープ再生(ができるなら)の起爆剤とも言われている技術。数年で陳腐化するとしても目先の小銭は稼げる。ザウルスで一世を風靡したシャープだ。これで危機を乗り越えられたらメッケモンです。
表題ブログでは、画面サイズにこだわっていて、Windows8搭載タブレットは今のところ10インチ以上ばかりで、これは野暮ったい、と書いています。
しかし、サイズが小さくなると文字が読みにくい、画像領域が狭い、さらに入力とキーボードをどうするか、という問題が生じるんだが、今のところこれを解決できているタブレットはありません。サイズと表示の二兎を追える技術革新が必要になっている。アゴラでも田代真人氏が7インチ是非論を書いているんだが、どこでもいいけど日本のメーカーがこれについて画期的な提案を出してきませんかね。出せないか、やっぱり……。
録画人間の末路
Windows8タブレットは成功して欲しいけど


光学迷彩技術と透明「プリウス」
日比野庵 本館
これは、背後の映像を取り込んでから前面に映し出し、あたかも透明になったかのように装う技術なんだが、かなり実用に近づいてきたようです。カメレオンなんかも背後の模様などを体表へ反映させてカムフラージュさせている。同じようなもんです。車への応用だと、車内のドアなどを透明化して車体の影に隠れている物体や人間などを識別できる。これ、カメラとモニターじゃダメなのか、という突っ込みはさておき、いろんな場面に応用できそうな技術なのは確かです。

Newsweek、今年いっぱいで印刷版を廃止─「デジタル・プラットフォームの普及と印刷版広告の不振のため」
Tech Crunch 日本版
2012年12月31日号でもって印刷版が終了するらしい。この流れはデジタル化によって避けられない、と言われてきたんだが、流速はどんどん速くなっているようです。2年前にオンライン版のメディアTHe Daily Beastというオドロオドロしい名前のサイトと合体したわけなんだが、紙版の衰退を押しとどめることにはつながらなかったというわけ。すでにコードがついた受話器を見たことのない世代が生まれているわけで、紙版の雑誌ってのが昔あってね、という会話が聴かれるのもそう遠い未来じゃなさそうです。

「長崎の教会群」ロビー展
ながさき旅ネット
長崎県というのは平地が少なく坂が多く自転車文化がないらしいんだが、自転車に乗れない人の多い県のトップだと言われています。そんな坂道のそこかしこに教会があるのも長崎の特徴。江戸時代の禁教時代をくぐり抜け、明治維新で花開いた。これら教会群、たくさんありユネスコの世界遺産候補になってるらしい。長崎市の大浦天主堂や佐世保の黒島にある黒島天主堂、平戸や五島にも有名なものがある。この記事では、市内の地方銀行本店から各支店をめぐり、来年まで開かれている写真展について紹介しています。

遠隔操作事件・真犯人と称する者からのメール全文
弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
この弁護士さん宛に「なりすましサイバー犯罪」の犯人からと思われるメールがきたらしいんだが、内容は過激を通り越して完全にイッチャってます。冤罪被害者に「巻き込んですみません」と言っていて盗人猛々しい。この事件では警察の冤罪捜査も大きな問題だが、もちろんこの犯人が最も悪い。複数の海外サーバーをランダムに経由されると発信元にたどりつけないというのは、対サイバー犯技術の進んでいる米国でもお手上げです。「Tor」ってソフトは2年前くらいからネット上で話題になってたらしい。IPアドレスたどるだけじゃダメ、サイバー犯罪野放し、という厄介な世の中になってきました。

「中二病」概念の変遷史
Togetter
ご承知の通り、伊集院光氏が作り出した概念なんだが、中学二年生、というのは高校受験の切迫感もなく、心も体も大人になりきれず、すべてにおいて中途半端な時期です。思春期の身もだえに罹患した状態、をこの言葉に集約したわけでサスガに秀逸。このマトメでは、2004年ごろから一般で広く使われ始めたらしい。最初はラジオ、さらにネット用語になっていった、というわけ。なかなか興味深いです。

秋の夜長に個室でゆったり♪大人のための隠れ家お店30選【新宿・渋谷・池袋】
セレブスタイル
いったいセレブとはなんだ、と突っ込みを入れたくなるブログなんだが、コジャレタ飲み屋をいくつか紹介してくれています。ようするに、生活臭のない自宅飲みの延長で、それがセレブな飲み方、というわけなんだろう。合コンなんかの御用達っぽい。こういう場所、独身の若い頃はいいんだろうが、年を取ってきて嫁もうるさいと、合コン話もなく飲み屋の雰囲気なんかはどうでも良くなります。

日販が初のプロモーション、本好きのためのコミュニティサイトを開設
アドタイ
このまま電子書籍化がどんどん進めば、いわゆる「東日販」という出版卸問屋の未来はお寒いばかりなんだが、どうせ大手出版社連合のお手盛り機関なので、潰れようがどうなろうが一般市民には関係ありません。東日販の代わりにアップルやアマゾンが儲けるだけだ。トーハンにはe=honがあり、日販にもHonya Clubがあるんだが、新たにこんなことを始めました、という話です。

感謝は当たり前にそこにあるモノだけど要求するのはおかしい
デジタルマガジン
またTwitterでバカが釣れたようです。ファッション通販サイト『ZOZOTOWN』の前澤友作社長のつぶやき。この方、そうとうのお金持ちだそうですが、おかしなつぶやきクレームをわざわざ検索し、ドヤ顔で叩く、というのはどうか。ネット上では「正論なれど言い方があるだろう」という声が多いです。

「最も切実な願いだ」
Be unpatriotic!
ここで発言してるキッシンジャー氏っての、今はどれくらいの影響力があるんでしょうか。1923年(!)生まれだからかなりの高齢です。彼の最近の発言傾向をみると、中国脅威論が大きい。かつての考えとは変わったようなんだが、米国は沖縄を「死守」して中国に対抗すべき、という意見です。日本は彼の発言をどう読むか、対中国の考え方の変化をどうとらえるか、ちょっと要注意です。


アゴラ編集部:石田 雅彦