ハリケーン対応が明暗を分けるか、米国大統領選挙

2012年11月05日 12:19

いよいよ11月6日(現地時間)に迫ってきた米国大統領選挙なんだが、前々回のブッシュVSゴアに比肩するくらいの接戦になっているようです。ちょっとした失言やイメージの変化で、どっちに転ぶかわからない。メディア予想も錯綜し始め、この選挙結果は日本にとっても重大な影響を与えるわけで日本時間の水曜日にはわかる結果が気になります。
MY BIG APPLE」というブログは、もしも得票が同数(269同士)になったらどうなるかを解説しています。どうも議会での投票にゆだねられるらしい。下院が大統領を、上院が副大統領を選ぶそうで、共和党の大統領に民主党の副大統領が誕生する可能性もあるようで、そうなればシャレにならん事態になるでしょう。


この選挙制度なんだが、ちょっと日本人には理解しにくい間接選挙になっていて、有権者はどっちに投票するか誓約済みの民主・共和両党の選挙人(選挙人団、Electoral College)を選びます。実質的に二大政党のどちらかからしか立候補できないようにもなっていて、このへんの被選挙権の制度もややこしい。さらに、州ごとに違うんだが、ほぼ過半数を取ったほうが全選挙人数の票を獲得できる「勝者総取り」になる州も多く、激戦州ではオセロゲームみたいに僅差で黒白が逆転する可能性もあります。で、これが予想を難しくしている。

こっちの「マスコミに載らない海外記事」では、どちらが勝とうが変わらない政策がいくつかある、と紹介しています。たとえば、組合に対する労働者権利制限の傾向とか、環境対策や外交の基本政策なんかは、仮にロムニー氏が大統領になっても変化はないだろう、というわけ。ウォール街占拠なんかの動きをみると、ひょっとするとすでに米国の二大政党は国民全体の利害を代表する存在ではなくなっているのかもしれません。

この「アメリカウォッチ Yuko’s Blog」では、ハリケーンの被害対応ではオバマ大統領に軍配が、と書いている。ロムニー氏は災害対策へ消極的、というプロパガンダも出ているようです。
で、こっちの「In the Starwberry Field」って共和党支持の在米日本人女性が書いているブログでは、ハリケーンの影響はロムニー氏に有利、とし、選挙でも勝つだろう、と分析しています。その理由は、オバマ大統領側に立つ「左派メディア」がハリケーン対策での大統領の活躍を煽っていないから、というわけなんだが、この「クーリエ・ジャポンの現場から」に書いているように、ハリケーンが影響するとしても選挙の予想はほとんど「I Don’t Know」らしい。どうも支持する立場によってハリケーンがらみの情報は見たてがかなり違うようです。

表題のブログでは、セブンイレブンの「コーヒーカップ投票」を紹介しています。しかし、これをみるとロムニー氏はまだ2州しか取れてませんね。あくまで、コンビニで赤か青かどっちのカップで飲んだか、という結果なんでどこまで実体を反映しているデータなのかはわかりません。
激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ
【失業率】、大統領選直前は7.9%!遅いながらも回復基調な雇用とサンディ対応で再選?


A ‘Stealth’ Showdown in South Korea
THE DIPLOMAT
韓国空軍のFX-III(次期主力戦闘機)について書いている記事なんだが、日本と同様、なかなか選考に悩まされているようです。ユーロファイター「タイフーン」や現用F-15のステルスバージョン、ロッキードマーティンF-22にするか、さらに先を行く高額なF-35にするか、大統領選挙という政治的な動きを背景にしておかしなことになりかねない、と書いている。時代遅れの、しかも満足に飛ぶかどうかもわからないMiG29なんかの北朝鮮相手ならいざしらず、中国やロシア、さらに日本に対抗しなきゃならない。で、これは中国の第五世代ステルス戦闘機「殲31」が試験飛行に成功した、と書いている「SciencePortal China」の記事。これ、ひょっとすると空母への艦載機になるかもしれず、日本にとっても要注視です。いずれにせよ、韓国に何十機もF-35をそろえる財力はなそうなんだが、すでに現用第四世代から第五世代のステルス戦闘機へ過渡期なわけで、こうした盾と矛の不毛な競争は永遠に続きます。

カストロは生きていた
私の闇の奥
教科書なんかに出て来る歴史上の人物で、まだ存命なのはフィデル・カストロさんくらいでしょうか。生まれが1926年だから昭和元年です。NHKやまだ存命の江沢民さんと同じ年齢というわけなんだが、江沢民さんのほうはカストロさんと比べたらちょっと歴史上の人物、というほどの存在ではないですな。とにかく、キューバは依然、米国が苛立つ国であり続けてます。しかし、カストロ以後、となると国体がどうなるかはわかりません。で、これは、そんなカストロさんを「殺したがっている」米国を代表する(旧)西側の報道について書いているブログです。

計量文体学が開く源氏物語の秘密
国際関係学逍遙
不勉強で知らなかったんだが、この世界には「計量文体学(stylometrics)」というジャンルの学問があるらしい。統計的なアプローチで文体を研究する、というわけです。どうやらニューラルネットや遺伝的アルゴリズムなんかの「人工知能」研究との関係もあるようで、これはなかなか興味深い。ビッグデータ時代で進化し続けているジャンルなのかもしれません。兵法で有名な『孫子』もそうなんだが、いろんな神話などの古典は、単独の作者ではなく、時間の経過とともに多くの「編集者」や書き手により内容に付け加えられたり改編されたりしてきた、というのはよく聞く話なんだが、『源氏物語』も紫式部以外の手が加えられていたようで、推理小説を読むようなわくわく感があります。

銀行3社にてブラウザの入力画面で現れる暗証番号入力ウィルスが絶賛拡散中|その対策方法
ホームページを作る人のネタ帳
要注意です。ネット口座へアクセスして送金しようとすると、乱数表みたいなのが出てくるんだが、これをポップアップして詐取しようというウィルスがあるらしい。ワンタイムパスワードのドングルとかと同じで乱数表を持ち歩くのも怖いし、こうした暗号というのはカギとカギ穴がないといけません。なかなか厄介で誰か画期的なものを発明してもらえないだろうか。

「巨匠たちの英国水彩画展」
弐代目・青い日記帳
このブログでは、水彩画を油彩や版画、彫刻に比べてワンランク下にみる人の存在を書いてるんだが、水彩画のファンはけっこう多いんじゃないかと思います。透明水彩と不透明水彩(グワッシュ)、アクリルなんてのも水彩に入るのか。これらには、画面や下地、下の絵の具を被膜するかどうか、とか、ニジミ技法、重ね塗りした場合の効果、なんかの違いがあるわけです。なにしろ、油が介在しないから乾くのが早い。描く速度も速くなります。だから大量に制作される。あと、空気中の水蒸気を描くのには、やはり水彩系のほうが良さそうで、このブログにもあるが水墨画なんかも同じです。逆に空気がカラリと乾いてる風土の場合、油彩のほうが適しているのかもしれません。だから、英国には水蒸気を描くターナーのような画家がいたわけで、亜熱帯性気候に住む日本人にターナーファンが多いのも理由は同じなんでしょう。で、渋谷で開かれている水彩画展を紹介しています。確かに、延々と大量の水彩画を眺めてると飽きちゃう人も多いと思う。「マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵 巨匠たちの英国水彩画展」12月9日(日)まで(開催期間中無休)、開館時間10時から19時(入館は18時30分まで、毎週金・土曜日は21時まで、入館は20時30分まで)。会場は「Bunkamuraザ・ミュージアム」(渋谷・東急本店横)

ケインズ政策と幸福度
ニュースの社会科学的な裏側
経済学、というのはなかなか難儀です。人々の欲望に影響される予測困難なマーケットの動きや、不特定多数が選んだ政治家による政策という、わけのわからない恣意的なものに左右されてしまいがちなので議論を交換するのが困難になる。さらに「幸福」なんて抽象的なものがからめば、さらに混乱します。このブログは「ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ「東京編」」の内容から、お金が社会や市場へ流れ出て回るだけで経済がよくなるのか、という話を書いています。この動きを「GDP」というものに収斂しちゃうのも乱暴なんじゃないか、と思うんだが、税金を使って公共投資で金をまわせば、ひょっとすると失業者が減って単純に「幸福」を感じる人は増えるのかも知れないが、それが必ずしも「経済」の善し悪しのバロメータになるか、と言う話もありそうです。

あの「ユー・ガット・メール」のAOLが巻き起こすメーラー旋風…新登場の「Alto」が素晴らしい出来栄えですよ
ギズモード・ジャパン
メーラーというのは、以前はいろんなソフト屋がいろんなものを出してました。Macだと「Eudora」なんてのもあって懐かしいんだが、GMailやクラウド以降、ブラウザでだいたいできるようになっちゃって用済み。AOLもすでに日本で知ってる人も少なくなりましたが、これで起死回生、ということには……ならんでしょう。

日ハム・多田野、危険球で退場 ~誤審王・柳田、2年ぶり2度目の危険球退場処分を下す~
素浪人♪の日々不穏
昨日、買い物で某大手スーパーマーケットへ行ったんだが、巨人優勝セールのコンバットマーチが鳴り響き続き、頭が痛くなりました。大事な一戦で問題になる「誤審」というのは、これまで量産されてきた。今回の日本シリーズでも流れを変える明らかな「誤審」があったわけで、読売や報知の大げさな喜びぶりもどうかと思います。しかし、日ハムの栗山監督とこの試合の柳田主審とは、どうやらヤクルト時代に先輩後輩(栗山監督が先輩)だった間柄らしい。なにか現役時代に「遺恨」めいたものでもあったんだろうか。だとしたら、これはどちらのファンでもない人にとって、もっと興味深い話になります。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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