巻き込まれ型犯罪に無力な警察

2012年11月12日 09:58

「民事不介入」が日本の警察の原則なんだが、尼崎事件にしてもストーカー犯罪にしても、もっと早く介入していたら犯行を未然に防ぐことができたんじゃないか、と思います。幼児虐待なんかも同じで、人権に配慮してるからか行政はとかく動きが鈍い。逆に言えば、犯罪者は人権をたてにしてその境界線ギリギリで犯行を考えます。こうした確信犯に対し、警察の存在感は希薄で現状の市民は自己防衛するしかない、という無法地帯にいる。神奈川県逗子市のストーカー殺人では警察が犯人の協力までしている始末です。


この事件では、警察が犯人に被害者の個人情報を知らせていた、と批判されています。「弁護士 落合洋司 (東京弁護士会)の『日々是好日』」」というブログでは、容疑者の逮捕時に読み上げる被疑事実要旨は単に内容を示すだけでよく、詳細な部分を読み上げることまでを法律は求めていない、と書いている。さらに、ストーカー被害者の居住地を犯人に知らせないためには、所轄警察を別にするなどする配慮も必要、と提案しています。

一方「逗子ストーカー殺人事件の容疑者がYahoo!知恵袋で情報収集していた」というのは「ガジェット通信」。自殺した犯人と思われる男は、逮捕の際に聞いた住所地名や結婚後の名字から、Yahoo!知恵袋で質問をしていたらしい。複数のハンドル名を使い、質問を繰り返していたんだとか。この記事では、デジタル写真の付加情報であるジオタグやインターネット上のQ&Aサイトや検索により、住所などの個人情報がわかってしまう時代、と警告しています。

表題のブログでは、犯罪への恐怖をうったえる市民の感情を理解できない警察官は、その仕事に向いていないから辞めるべきだ、と厳しく断罪しています。

実際こうした「巻き込まれ型犯罪」に関係した被害者はほとんど無力です。信じられるに足る警察や行政の存在だけが抑止力になる。そこには人権保護との難しい境界線があるんだろうが、被害者側に立って想像力が発揮された血の通った捜査と行政の執行に期待するしかありません。
Passion Fruit ─情熱の果実─
危機意識が欠如している警察官


アメリカメディアが報じた「オバマの再選」
クーリエ・ジャポンの現場から
ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、タイム、アトランティック、クリスチャン・サイエンス・モニター、といった米国メディアが大統領選挙でのオバマ圧勝をどう報じたか、紹介しているブログです。ようするに、弱者の味方、というイメージ戦略が奏功したらしい。特に、18歳~29歳の票が全体の29%を占めていて、オバマ大統領はその60%から支持を得ていた、というのが日本の選挙と隔絶してる感じがします。

決定的証拠も!ナベツネが犯した驚愕の“違法行為”とは?
ビジネスジャーナル
読売のナベツネ氏といえば、論説委員になるまでは一介の政治記者だった。どこからあんな「権力」が生まれたのか、ちょっと不明なところがあるんだが、たとえば自民党や右翼など保守の実力者と懇意だとか巨人軍の実質的なオーナーとして資金を掌握してるからとか、いろいろ取り沙汰されてます。読売新聞の資本金ってのは、グループ本社でも6億1300万円なんだが、大株主にナベツネ氏の名前は出てきません。ただ、筆頭株主が本社役員の持ち株会です。実質、持ち株会とは彼自身のことか、株を持っている役員がいたとしてもほとんどが彼の手下なのかもしれません。この記事では、ナベツネ氏が運転免許の更新でズルをした、という週刊誌の報道を紹介。どうして週刊誌は大新聞の醜聞を暴くのが好きか、という理由を解説しています。

After Hillary: Choosing America’s Next Top Diplomat
THE DIPLOMAT
ヒラリー・クリントン国務長官の後任が誰になるか、という記事です。スーザン・ライス国連大使が有力、と書いている。リビアでの軍事行動やイラン制裁、さらにシリアのアサド政権への対応などで辣腕を発揮した女性です。ただ、ベンガジ米国領事館テロ攻撃事件での関与が足をすくいかねない。で、代替候補に挙げられているのが、ジョン・ケリー上院議員なんだが、穴馬的な人選としてティーパーティ共和党候補に予備選で敗れたリチャード・ルーガー前上院議員など。ルーガー氏は共和党で80歳の高齢なんだが、オバマ大統領やケリー氏らとの良好な関係、超党派の連携の可能性、ベンガジ事件の処理、東アジア戦略なんかのいろんな事情から、ひょっとすると適当な候補かも、と紹介しています。

またぞろネット上で炎上騒ぎです。今回はインタビュー記事中での第三者の発言が問題になっている。この「メカAG」というブログでは、ネット上で罵詈雑言を発することについて書いています。リアルもヴァーチャルもこの世の中には「汚い言葉」だらけ、というわけです。
表題の記事では、ニコ動なんかのドワンゴの人の発言に対して「お前が言うな」というネット上の声を紹介しています。発言を紹介したアニメ監督にしても、いわゆる「最下層」の人間相手に商売をしてるんじゃないか、という意見もあり、ようするに、この世界はそうした「最下層の人間」が動かしてる、という当たり前の話に収斂するんじゃなかろうか。彼らはこの元記事に出てる戦略爆撃する側される側ですね。人的消耗戦だ。なんか、対象にしてる「最下層」より頭悪いな、と思うのは、言わずもがなの話なのに公に口に出しちゃうところです。ドワンゴの会長さんもいい迷惑だろう。
痛いニュース(ノ∀`)
押井守 「ドワンゴ会長曰く『日本は最下層の人間が全部ネットにぶら下がってる』と。だからネットが罵詈雑言の世界に」

スマホから操作して空中撮影を可能にする本格トンボ型ロボット
GIGAZINE
米国空軍からの研究助成金で作られたロボットらしいんだが、カメラやGPSも搭載されているってことで昆虫型の無人偵察機になるんでしょう。技術的にはハエほどの小型化も可能かと思う。で、商品化のための出資を今年年内締切で募ってます。出資金でこのトンボ型ロボットがもらえるらしい。この「TechJect」ってところが作ってます。

「働かない蟻」は都市伝説
疑似科学ニュース
昆虫のアリには働くアリと働かないアリがいる、という説に対してずっと疑問を呈しているブログです。タダ乗り、フリーライダーは多くの群を作る生物種にみられるんだが、アリとかハダカデバネズミとか、生殖系さえ改造されちゃって集団生活をしてる種は、女王なんかから働く役割のグループに対してフェロモン的な「操作」がなされてるんじゃないか、という説もある。このブログでは、社会が発達すれば「間接部門」の割合が増えてくる、と書いています。そうなれば「勤労」の意義も変わってくるんじゃないかと思うんだが、根源的な「勤労」とは集団を維持し、自分を含めた遺伝的な継続性を確保するためのものです。つまり、集団のために働く、ということになる。仮にフェロモンでの操作、一種の洗脳や呪文が必要だとすれば、集団のために働かないのがデフォルトなのかもしれません。

安倍総裁のネット優位化作戦
日比野庵 本館
なにやら、自民党の安倍総裁がFacebookをドヤ顔で使い倒しているらしい、とネット上で話題です。日本の大衆というのは意見表明が下手以前にしないわけなんだが、ネットというツールの登場で匿名ならいくらでも意見を表明できるようになりました。一方には依然として既存のマスメディアというのがあり、いわゆる「世論」という実態のわからないシロモノもある。こうした状況のもと、マスメディアへ表出する意見がネット上の意見と乖離し始めているんだが、このへん、現在はどこにマジョリティがあるのかわからない。ネット上だけで盛り上がっても、実際の投票行動にそれが反映されるのかどうか。次の総選挙はネット世論とマスメディア、さらに「いわゆる世論」の間における現実的な勢力図が見えてくるのかもしれません。

ネットで話題にならない現象の謎
異常な日々の異常な雑記
クラシック音楽や絵画芸術、伝統芸能なんかの「高尚な芸術」についてのネット情報が少ない、と嘆いているブログです。ネット上の住民というより、ほとんどの人間はこうした限定的な芸術に対して興味ないわけで、むしろネットでさえ情報を共有したくないほど、ドメスティックで閉鎖的なんでしょう。

シリアで急増する難民 欧米の反体制派支援に変化は? イスラム過激派の存在 クルド問題への影響
碧空
オバマ大統領の再選で、シリア情勢も膠着状態が続きそうです。時間がたつほど内戦の被害者、難民も増えていく。とにかく状況は錯綜しているようで、アサド大統領も徹底抗戦の構えを崩してません。このブログでは、シリア関係のいろんな記事を紹介してるんだが、クルド人勢力の動向がキーになっているらしい。これにパレスチナ勢力がからみ、複雑さと悲惨さを増している、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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