軽過ぎる野田総理の沽券

アゴラ編集部

するする詐欺の野田総理がついに決断したようです。ウソつき呼ばわりが嫌で、解散総選挙に打って出るらしい。それも話題なんだが、条件付きで解散を宣言したのが党首討論の場だった、というはちょっと目新しい政治的事件です。


表題のブログでは、久々に迫力のある党首討論だった、と書いています。特に野田総理に迫力があったらしい。安倍自民党総裁も立派に受けて立っていた、というわけなんだが、これは主観なので、見方によっていろいろ感想は違います。いずれにせよ、このブログは、今回の解散宣言には野田総理のしたたかな計算があるのかもしれない、と見ています。

しかし、TPPを条件にしたり、議員定数や選挙法の改正を条件にしたり、行きがけの駄賃じゃないが、どうせ解散するなら今のうちに取れるものは取っておこう、という印象がぬぐいきれません。野田総理は自分が「ウソつき」と言われるのが嫌だから解散する、という見立もありますが、マニフェストを反故にし続けてきた民主党自体がウソつき集団だったわけで、今さら野田総理個人の沽券などほとんど何の意味もない。そもそもマニフェストは国民との約束だが、解散は単に自公野党と約束しただけです。

ただ、今のタイミングでの解散には第三極潰しの意図があり、選挙後に民主自民公明が大連立するんじゃないか、とする意見もある。一方、いわゆる第三極に対する期待も盛り上がらず、政治不信が蔓延し、慢性化し、次の選挙も投票率は低いままでしょう。選挙後の国民生活に希望が見えるか、と言えばまったくない。野田総理の沽券ごときで「違憲選挙」が行われるのはもちろん、これで大政翼賛的な大連立なんかができたら国民は政治に対して完全にそっぽを向きかねません。
日比野庵 本館
党首討論と16日解散宣言


あっさりと終幕を迎えた録画補償金訴訟。
企業法務戦士の雑感
これで裁判は結審、一審二審の判決が確定した、というわけなんだが、ブラ下がってる権利団体が多過ぎるわけです。なんか無関係そうな連中も権利を主張している。東芝がエラいわけじゃなく、こうした金を払えないほど、どこの業界も切迫してるんでしょう。大勝利、というわけではない。補償金問題は、相変わらずブラックボックスのままです。

日産フェアレディZ新車試乗記 女子高生はカッコ重視!? 助手席で絶叫しながらスポーツカーを評価・解説する!
CORISM
なんだか「もしドラ」もそうなんだが、なんでもかんでも女子高生さえ出せばいい、って安易に考えてませんか。このレビューの女子高生さんは「良子」っていうらしい。どうも文章がオッサン臭いんだが、女子高生が「なぜフェアレディZはV6なのか」なんて聞かないでしょ。でもまぁ、オッサンユーザー向けの企画としてはアリなのかもしれません。

ソニーが、写真を自動でアルバム風にする無料のスマホアプリ「million moments」を配布
WEB2.0とパソコン講座
ありがちなアプリなんだが、すでにiOS版も出ています。ちょっと使い勝手が悪い。付箋をつけてアルバム管理するところがわかりずらいです。雑誌風のデザインも単調。タテヨコのサイズが画一的ですぐに飽きちゃいますね。

「最もセクシーな」中国の雑誌がモバイルに登場、今後メディア企業にはモバイル戦略が求められる
スタートアップ・デイティング
中国のネット環境については政府系の管理が厳しいため、FacebookやTwitterなどがそのまま使われることは難しい状況です。この記事では、自分の登録Feedを雑誌風に紹介してくれるアプリのFlipboardなどはすでに上陸済みなんだが、自国内のネットメディアの場合、ネット雑誌メディアやクローンがたくさん現れている、と書いています。紹介されている「The Sexiest」ってのは、過激なタイトルに誘き寄せられる大量の男性読者をターゲットにしているわけ。中身と言えば大したことはない。ミシェル・オバマ大統領夫人から森ガール、果ては「男女兵法」というコミュニケーション術のコーナーまで中途半端な女性たちを掲載しているアプリです。ご多分に漏れず中国でもモバイル端末が広がっている。そのためのメディアがまだまだ貧弱なだけに、その可能性はかなり期待できそうです。

これはワインが飲みたくなる! 「カマンベールチーズ+ブルーベリージャム」をチンすると極上スイーツに大変身するぞ!
 Pouch
これはスイーツだけじゃなく、前菜っぽい酒のつまみにもなりそうです。ただ、ブルーベリージャム自体、常備してる家は少なそうだし、コンビニなんかでも売ってないかもしれません。ただ、加熱されてとろけたカマンベールにはなんでも合う。グレープフルーツやバナナなんかの果物でも良さそうです。

遠隔操作事件「自殺予告メール」に見られる不自然な点 「釣りでは」と疑う声も
ねとらぼ
水曜日の早朝、というか深夜になって飛び込んできたニュースだったんだが、前々から遠隔操作ウイルスの犯人が接触していた弁護士を含む複数の報道機関にメールがきたそうです。どんなメールかと言えば、逮捕が近いので、と自殺をほのめかす内容。ご丁寧に写真まで添付されていたらしい。敷き詰めた神奈川新聞の上で人形をLANケーブルが囲んでいる写真です。前述の弁護士さんがTwtterで公開してました。で、このブログでは、写真のEXIF情報などおかしなことがあり、また犯人が警察をからかってるんじゃないか、と書いています。ネット上では、事件が沈静化したので愉快犯が話題を提供したのでは、という意見も多い。いずれにせよ、へたに騒げば犯人を楽しませるだけです。

日本企業のCSRにおける問題点を9個ピックアップしてみた。
CSRの、その先へ
そもそも日本企業で、真剣にCSRを考えてる会社なんていくつあるんでしょうかね。流行ってるみたいだからとか競合がやってるからとか、基本的に横並びで導入した概念なわけです。今やどんな企業のホームページをみてもCSRコーナーがないところはない。だけど、実際に読んでみると、なおざり感、おざなり感が半端ない。「はい、君は明日からCSR担当ね」とか押しつけられた社員が、外部のおかしなコンサルに丸投げし、ステークホルダーなんて使い慣れない言葉を並べ、電気代などの省エネ達成率とか数字合わせしながら株主対策に作ってるような感じ。ここで紹介されている問題点、一つ以上当てはまる企業ばかりじゃないかと思います。CSRってガバナンスやコンプライアンスも含むんだぜ。

小中学生がきらいな食材をグラフ化してみる
Garbagenews.com
こういうのを眺めていると、やはり味覚の進化ってのは人間の発達段階であるのだな、ということを改めて実感します。特に女性に多いんじゃないか。だって、ゴーヤやレバー、ホルモンがむしろ大好きな女子は多い。小中学生時代にこんなに不人気なのに、もつ鍋とかゴーヤチャンプルとか、大人になった「女子」は好んで食べるようになるわけです。そういう意味で男性のほうが味については保守的なんだろう。ただ、これは前々から言われてきたことです。園山なんとかという女性料理研究家が作るようなアヴァンギャルドな食いもんは、男性にはなかなか発想できません。

自分の姿をフィギュアで保存 世界初の「3D写真館」が表参道にオープン
アドタイ
自分の立体人形、いわゆるフィギュアを作ってくれるというサービスです。箱庭文化というのが世界的にあるわけで、鉄道模型のジオラマ、盆栽なんかもそうかもしれません。なんでもミニチュア化してしまう。そうすれば、対象物のエッセンスみたいなものを手に入れることができる。ただ、このサービス、料金も納期もちょっと想定外です。


アゴラ編集部:石田 雅彦