違う寝床で同じ夢をみる日本と韓国

アゴラ編集部

韓国の新大統領が初の女性、朴槿恵氏になりそうです。投票率が75%を超え、浮動票に支持される文在寅氏が有利か、とも伝えられていたんだが、接戦でなんとか逃げ切ったらしい。朴氏は対北強硬派であり経済優先寄り、ということで、有権者は人工衛星で先んじられた北朝鮮への対抗と過度な経済引き締めを避ける、という選択をしたようです。


この「スーパーゲームズワークショップエンターテイメント」というブログでは、各国の有識者が韓国で朴槿恵政権ができることに危惧を表明、という記事から、韓国人のメンタリティから考えると逆効果にしかならない、と書いています。ブログ主は在日のジャーナリストの方らしい。今回の選挙結果をどうみてるんでしょうか。

このブログで書かれているように、安倍晋三氏の祖父と朴槿恵氏の父とは共通項があり過ぎる。そんな世襲政治家同士が政権をになうわけです。日韓は必然的に同床異夢にならざるを得ないんだが、今回の選挙結果によって、表面上は敵対しつつ同じ高度成長の夢をみる、ということになるのかもしれません。

表題の記事では、韓国が「ブラック企業」化してる、と書いています。金融危機によるIMF介入では、優良財閥だけが温存され、グローバルな投資家へだけ果実をもたらす「国際企業」として成功を約束されたわけです。その結果、一部の財閥以外は「ブラック企業」になり、さらに国家全体が「ブラック化」しつつある。なにしろ、耐久消費財の物価がほとんど日本と同じなのに、韓国1世帯あたりの月間平均所得は約28万円(1ウォン=0.067円で計算。日本は約45万円)で前年比で約7%も減ってるらしい。日本も韓国も家計は大変です。

そんな中で行われた今回の大統領選挙では、財閥優遇についても争点になったらしいんだが、有権者は「それはもう仕方ない」という意思表示をした、とも受け取れます。「それより経済格差をどうにかしろ」というのは矛盾する話。しかし「増税する代わり財政再建はしないで公共投資をバラ撒く」政権を選んだ日本人とよく似ています。
ビジネスジャーナル
“優等生”韓国の厳しい実態…超格差、高齢者の半数が貧困


ベンチャー企業が大企業に勝つ方法
ITエンジニアの社会学
のっけから身も蓋もありません。大手と新興ではそもそも勝負の土俵が違う、ということだ。当たり前だが、自分がどこで戦えば勝てるのか、それがわかったらだいたい勝てるんじゃないかと思います。ところが、この土俵を探したり決めたりすること自体が難しい。どこもやってないこと、誰もやってないことがベンチャーのベンチャーたる所以なんだし、起業家は最初から大企業になんか勝とうと思わないんじゃないでしょうか。ベンチャーってくらいで、どんな冒険をするのか、によるんだろうけど。

ポルノ画像閲覧は短期記憶能力や意思決定能力の低下につながる
GIGAZINE
あ、やっぱりそうだったんか、と思わず天を仰ぐような記事なんだが、まぁあちこちのサイトで取り上げられてます。世に好事魔多し、とも言われてるんだが、こんな記事でネットサーフィン(笑)を止めちゃダメですよ。文明の進化は好奇心が背中を押してるんです。しかし、人類史上の上で、これほどまで簡単手軽に性的刺激的な映像を脳へ取り入れることができたのはかつてなかった。これが人類の停滞をもたらすか、はたまた新たな脳内の回路を形成するのか、それは数世代たってみないとわからないでしょう。

踏み台になる楽天「コボタッチ」
諫山裕の仕事部屋〈blog〉
すでに勝負あった、ということでしょうか、電子書籍デバイス戦争。あんだけkindleに差がつけられたらそうなんだろう。どうやらkobo、威力偵察隊としての役割をになわされたようです。koboが地雷を踏んだり機雷に触れたり索敵しつつ、様子をうかがい、本隊が押っ取り刀で市場へ参入、というわけ。このブログでは、koboの存在は無意味ではなかった、と慰めています。

濡れない自転車サドル
j-tokkyo
拭けばいいんじゃないかとも思う。だが、確かに濡れたサドルってのは、またがるのに抵抗があります。びちょびちょになっていても手でさっとはらえばいい、というわけなんだが、完全に乾いてるわけじゃありません。多少、気になるのが軽減されるだけだ。このYANKO DESIGNってところが考えたらしい。ここ、山田たかし氏、という日本人が代表のデザインチームです。

アンジェリーナ・ジョリー監督、日本軍による捕虜虐待描く小説を映画化
シネマトゥデイ
うーん、これは日本人としてはちょっとショック。アンジーが「反日的な映画」のプロデュースをすんだそうです。ただ原作も読んでないので内容は定かではない。全●が泣くような感動作品になるかもしれないし、画一的な反戦映画、反日映画になるかもしれません。後者だった場合、安倍政権がどう出るのか、なんて先走り過ぎでしょうか。

活断層の上の原発は稼働してはいけないのか
岩本康志のブログ
考えてみれば日本なんて地震大国なわけです。こないだみたいな大地震が起きたら、どこもかしこもアブナイことはアブナイ。活断層の上も確かにアブナイんだろうが、あたら無駄に電気だけ喰う廃棄物にしておいていいものではない。ほんのちょっとズラせば大丈夫と言わんばかりに、活断層だけを避けるようにジグザグに原子炉建屋が配置されてるのもどうなんだろう。活断層がアボンしたら数十メートル横にズレていても大丈夫なわけもない。これは、けっこうな揺れにも大丈夫、という耐震性が保障されれば稼働してもいいんじゃないか、と思います。

硯市場雑感
墨と硯と紙と筆
大阪商人のあいさつで「ボチボチ」というのがあるんだが、「あきまへんわ」ってのはあまり聞きません。これが出てくるようになると、かなり景気が悪い。このブログによれば、中国の景況感も「あきまへんわ」に近づいているようです。で、硯というのにも、コレクターというかマニアというか好事家がいるようで、素材自体がレアものらしい。いい硯がめっきり手に入らなくなった、と書いています。

学生のみなさん、春休みに是非Stanfordに行きませんか。
Don’t be lame
こういうのは、余裕があったらぜひ行ったほうがいいでしょう。特に、ソーシャルビジネスなんかに興味のある若い人は。約十日間あまりで3300ドルってことだから、円高のままだとすれば28万円くらいです。しかし、シリコンバレーの社会起業家ってのに、どんな意味があるのか不明。東部のほうへ行ったほうがいいんじゃないか、とも思います。

Woz, The Great And Powerful: His IT Forecasts For 2013
Forbes
フォーブスのオンライン記事なんだが、スティーブ・ウォズニアック氏が2013年にIT業界がどうなるか、予想しています。ここに出てくる「BYOD」ってのは「Bring your own device」のことで、パソコンなり端末なり自分の私的な情報機器を仕事場へ持ち込むことらしい。これについては、ファイヤーウォールやイントラネットなど閉鎖的な組織内の情報系へ個人の端末をどうやってアクセスさせるのか、という議論が根強くあるんだそうです。ようするに、コストと仕事の効率の上でどうなのよ、という話。ウォズニアック氏は、クラウド技術の進化により可能、と言っているんだが、たぶん彼は、セキュリティや企業機密さえも超越する何か、を夢見てるんでしょう。

中原めいこ讃
オコジョのブログ
バブルの前くらいですね、彼女が出てきたのって。このブログでは、中原めいこさんについてずいぶん褒めてるんだが、個人的には好きなシンガーソングライターだけど、やはりノメリ込めない何かがあるんでしょう。なにせ、タイトルがキャッチー過ぎ。ラテン系でノリノリなんだが、どこか日本的なジメっぽさもある。Wikipediaに「自分に華がないと気付いた」と紹介されてるようなものか。乱暴に言えば、中途半端なのかもしれません。いずれにせよ、ここで紹介されてる動画の中に『エモーション』がないのが惜しまれるんだが、秀逸な動画もあります。それが『君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね。』。小学生の姉弟二人が歌ってるんだが、こっちでは三人姉弟になっている。このブログで紹介されてるバージョンより、お姉ちゃんの歌い方がちょっと変化してます。楽しそうに歌い演奏してるのでけっこうけっこう。


アゴラ編集部:石田 雅彦