薬は誰のためのものか

2013年02月06日 13:52

去年の年末、厚労省は後発医薬品(ジェネリック)品目を薬価へ大量収載しました。薬価も引き下げられ、医療費が増大する昨今、その削減が叫ばれているんだが、この「遥香の日記」では、パテント切れした安い後発薬の利用を生活保護受給者を対象にして促進しよう、という行政の姿勢に疑問を投げかけています。


ここで書かれているように、後発薬にまったく問題がないわけじゃないらしい。先発薬にない副作用も報告されています。診察した医師が先発薬を処方したいと思っても、院外の調剤薬局で後発薬を処方されてしまうこともある。個人的にも通院した後、近所の調剤薬局で「高い先発薬か安い後発薬か」選ばされたことがありました。薬局での説明で「効果効能に変わりない」と言われたら、そりゃ安いほうを選ぶわな。このブログでは、医療費削減の名目のもとに後発薬を勧めた結果、低所得者層が影響を受けて憲法で保障されている国民の健康の平等が失われていくんじゃないか、と危惧しています。

一方で「医薬分業」自体にも批判が起きている。アゴラでも井上晃宏氏が「調剤薬局に補助金を出すな」と書いていました。「医薬分業」には患者側と病院、薬局、行政の双方にメリットデメリットがある。特に患者側のデメリットが大きい。薬局で説明を受けたり、病院と薬局との二重チェックができる、調剤の待ち時間が短縮というメリットもあるんだが、その反面、二度手間になったり調剤薬局への診療報酬分が増えます。さらに、病院で調剤ができなくなり夜間や時間外の地域診療が行われなくなる恐れがある。ようするに、患者負担増にしかならないんじゃないか。このへん、院内薬局(調剤所)は厚労省の管理下になが及びにくいからそこから分離させよう、という厚労省側の動機もありそうです。

表題ブログは、医者が調剤する薬だったのが、その売価と国の定めた薬の価格との「薬価差益」から厚労省が「医薬分業」を進めた、と解説し、病院での処方にペナルティがあるように書いています。これは何かというと、厚労省によって院外処方の割合が少ない病院が損するような利益誘導が行われているらしい。保険の点数で病院と薬局で大きな格差もある。現状、調剤薬局の数はコンビニより多くなっていて、ここでは調剤医療費の伸びが、2005年度に比べると2011年度が約1.4倍にまで増大している異常ぶりを指摘。「医薬分業」しても大して医療費は減らないんじゃないか、というわけです。

薬については「三分診療」の弊害から、街の調剤薬局で薬の説明を受けたほうが患者にとって手間暇の面でいい、という意見もあるんだが、行政主導が恣意的にサジ加減した結果、調剤薬局の利益が増え続け、医療費を圧迫している。その一方、ドラッグストアが増え、ネットで薬の販売が始まる動きもあり、患者の選択肢も増えています。薬剤師会は歯科技工士会と並んで強力な集票組織でもあり圧力団体でもある。そんな状況下で、あくまでも国民や患者のメリットを考えてくれ、と行政に期待するしかないのがもどかしいです。
官庁通信「今日の話題」
調剤医療費は高すぎ? 次期改定に向け、医療団体が議論を要求


ブラックベリーのRIM社の失敗に学ぶ、マーケティング7つの教訓
SD Japan
ブラックベリーといえば、個人的にはすでにacid black berryをイメージするくらいマイナーなデバイスになってるんだが、数年前ならオバマ大統領を思い出していたはずです。この凋落ぶりもmixiに負けず劣らずかなり悲惨。この記事ではブラックベリーの失敗を反面教師とし、そうならないためにはどうすればいいか、考えています。ようするに、顧客視点がなかった、ということにつきる。mixiがそうであったように。

身につけるものをスマホ化する
わかりやすさを、コーディネート
メガネや腕時計にスマホ進化の可能性がある、と書いているブログです。さらにそれを進め、マスクはどうか、と考えている。マスクってのは100均なんかでも安く売ってるんだが、あれの内側、口のほうへ広告宣伝なんかをつけたらどうかと個人的には思う。外側はやはり抵抗のある人も多いわりに内側なら、マスクをつける時には常に目にするし、宣伝効果は高いんじゃないか。

【非のぼうの城】ちゃんと落城していた埼玉県の北条氏の城 #のぼうの城
歴史ニュースウォーカー
歴史小説というのは「小説」というフィクションなんで、史実とは違うことを書くことが多いです。司馬遼太郎氏の著作でも「見てきたようなこと」をよく書いている。ベストセラーになり映画化もされた『のぼうの城』にもかなり「ウソ」があったらしい。智将と言われた石田三成がバカ呼ばわりされていて、かなり憤慨してる人も多いんだが、このブログでは忍城以外の城は簡単に落とされていた、と紹介。どうして忍城が落ちなかった(落とされなかった)かというのには納得できる理由があったそうです。

ロジックが気になりすぎる、Google翻訳の関西弁
That’s Life -Notes-
ここんところネット上で取り沙汰されているのがこの話題。Googleである文字を加えて翻訳させると関西弁になる、というものです。このブログではその仕組みを紹介。「in do」が「やるで」とかになるらしい。また単語を「in」と「or」で挟むと「やで」という語尾がつくんだそうです。

アスペルガー使いができる会社の効率化
ビーカイブ
どうも自分の現実を直視したくない引きこもりなんかが「俺はアスペルガーだ」と思い込みたがる構図もあるんだが、彼らの場合の多くはコミュニケーション障害という一種の病気です。アスペルガー症候群も発達障害の一種なんだが、スピルバーグ氏などのように自分がアスペルガー症候群と診断されたことを公にしている著名人もかなりいるし、映画『レインマン』の影響もあるせいか、ネット上なんかでは「記憶力などがいい」とか「特殊な能力を持っている」といった過度に高い評価をする人も多い。そもそも単に人見知りだったり引っ込み思案だったりするだけのケースもあり、あまり即断しないほうがいい。このブログでは「アスペルガー使い」という表現を使ってるんだが、これもどうかと思う。多くの社員がいれば、こうした傾向のある人も中には一人や二人いるもんです。

日本と高句麗は兄弟民族
国際情勢の分析と予測
ここで書かれている高句麗は「高麗」とは違う紀元前から7世紀中頃まで存在した国家のことです。よく高麗と間違えるんだが、モンゴルが日本へ攻めてきた元寇のころに「ムクリコクリ」と一緒くたにされてた。今でも九州北部では子どもを叱るときに「ムクリコクリの鬼が来る」といって脅かすらしい。この「ムクリ」は「蒙古」のことで「コクリ」は「高句麗」つまり「高麗」のことです。このブログでは、新羅に百済や高句麗が滅ぼされた結果、日本へ難民がやってきて土着した、と書いている。各地に「高麗(コマ)」という地名が残っていて、そこに彼らが移住してきた、というわけです。JRに八高線という路線があって途中に「高麗川」という駅がある。八高線の「高」が高麗川と誤解されるんだが、あれは高崎の「高」。この高麗川駅にも、朝鮮半島でよく見かける「チャンスン」というトーテムポール状の柱が二本、立ってます。

コンビニはタバコから離れられるか?
longlowの日記
巨額の予算と企業の開発費を使ったタスポなんだが、ほとんど普及してません。このシステムについては、どうして免許から認識できるようにしなかったのか、という利権への「疑惑」もあるようなんだが、結局はコンビニでの年齢確認でタバコや酒類を買うことができるわけで何の意味もなかった。未成年者の喫煙や飲酒について言えば、小売制限をするのが最も効果的なんだが、諸事情やいろんな絡みがあって実現不可能な状態になっている。建前ばかりで、この国の行政や「大人たち」が、本当に未成年者のことなんか考えてないのは明らかです。

寫卷と羊毫
墨と硯と紙と筆
個人輸入でやってる人はこの円安、かなり厳しいようです。このブログ主は中国で文具を買い付けて来てるようなんだが「2005年のころは、1万円札を両替すると600元だった。それがもっとも円高の時は1万円札を両替すると800元近くになったと思う。年末から年始にかけての渡航期間中はついに700元を割り込んで670元くらいにまで落ち込ん」だらしい。中国製の文具はただでさえ値上がりしてると言うことで大変そうです。それにしてもこれを読むと「文革」の影響が凄まじい。「奏」という字が使われてただけで「封建的」ってどんななんだよ、と思います。

Androidのスマホから「ニコ動」へ投稿可能に
ねとらぼ
これは便利、というわけでニコ厨には朗報です。ただプレミアム会員だけ利用可能。YouTubeもそうなんだが、どうも時代はネット動画へ大きく以降しつつある。最近よくドワンゴの川上量生会長が公共放送なんかへ出てアナウンスしてるんだが、すでにその影響力は半端ありません。ニコニコニュースはジャーナリズムじゃない、と開き直ってもいるわけで、いわゆる「有識者」としても通信放送行政へかなり関与を深め始めているようです。ちなみに、アゴラでも近々「アゴラチャンネル」として動画配信を始めます。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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