予報官泣かせの「猛烈」低気圧

アゴラ編集部

昨日の大嵐、首都圏は深夜帯で強風が吹いたようですが、関東に限れば危惧されたほどの被害はなかったようです。「JTT海外展開のブログ」では、気象庁が「外出を控えろ」と警告を出すのはいかがなものか、と苦言を呈しています。気象庁も悩ましいところで、今年に限って言えば1月14日に大雪が降って過小な予報が当たらず、その後の低気圧接近で今度は過度な予報を出して外してしまったわけです。その後、北日本でホワイトアウトをもたらした地吹雪も事前に正確な予報ができなかった。その結果、転ばぬ先の杖とばかり、外して批判されるよりは、と予防的な予報に傾いている様子。首都圏は複雑な地理的要因で予報が難しいとは言え、当たれば当然、外せば批判の嵐じゃやってられません。
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表題ブログでは、今回のような高緯度地域で急速に発達する低気圧の呼称について書いています。「爆弾」も「猛烈」も気象庁の用語にはありません。「爆弾」というのは英語の直訳からつけたらしい。この種の低気圧、日本近海で近年、増加しつつあるのは確かなようです。太平洋側では、従来ならアリューシャンあたりで発達するものが東海上へ地域を移している。この時期、日本海で台風並みに発達する低気圧は「春の嵐」とか「メイストーム」と呼ばれ、それほど珍しいものではありません。去年2012年4月の低気圧は死者5人の大被害をもたらしました。
クラブアルペン情報局
『爆弾低気圧』改め、『猛烈低気圧』に


日本でも「Facebook Home」を近日公開–対応端末は「Galaxy」から拡大へ
CNET Japan
これってFacebook版スマホ、というよりアプリなんですね。わかりにくいです。4月12日から無料でダウンロードできるらしい。当然ながらiOS用はありませんが、いずれ出てきそうな予感もします。友だちの投稿がいつでも最新のものが出てくるらしい。チャットも便利になって、最初の画面から出ることなくずっとFacebook漬けになってしまいます。プリインストールされたスマホHTC Firstが米国では99ドルで売り出されるらしい。この記事によると、日本で売られているHTC製端末で対応の予定はない、ということです。

ユーザーファーストのmixiに未来はあるか
More Access,More Fun!
なんちゅうかネット上の意見を眺めてると、どうも「ラブ&ヘイト」な感じのするmixiへの態度なんだが、鳥類のヒナが最初に目にした存在を母親と認識するような刷り込みがあるのかもしれません。SNSなんて影も形もなかったころ、我々は紹介されなきゃ入れない閉鎖系SNSというmixiにありがたがって群がったわけです。すでにmixiを卒業しても懐かしさにはあらがえない。このブログのように、無視しときゃいいものを何かといろいろ考えてあげてしまいます。みんな、mixiがなくなったら寂しくなるんだろうなあ。

公式アカウントも続々参戦:ここに◯◯があるじゃろ? Twitterで人気急上昇のAA、その歴史をたどってみた
ねとらぼ
いろんなもんが流行る世の中だな、という感想です。ボケモン世代には親和性が高そうなんだが、オッサンにはもはや何が何やら、といった感じ。しかし、ここで紹介されてる最後のフィンランド大使館Tweetがなかなかおもしろい。ちなみにサルミアッキってのはフィンランドの菓子で「世界一まずい飴」らしい。

ドイツ電子出版業界:Amazonにより生じた変動期
ITmedia eBook USER
世の趨勢、というんでしょうか、この記事によると「読書、思索と文学教育はどうやら最期を迎えた」ようです。こうしたドイツの流れは日本へも押し寄せるのか、言語環境などけっこう似た状況にある両国の出版事情から予測できそうです。しばらくの間、出版社はキャラクター事業や廉価版の紙の本を売ることで糊口をしのげるかもしれません。しかし、将来性はほとんどないと言っていいでしょう。

ブログは「あえてやる」ものではない
24時間残念営業
SNSの次はブログ、という話から最近ではブログについてのネタが多くなってきました。ごく普通の人がブログを書く、ということにいったいどんな意味があるのか、なかなか興味深い議論です。ある程度の長さの「原稿」を書くのは大変ツライ。だからこのブログで書かれてるように、Twitterなんて便利なものがあるわけで、つぶやいてりゃいいんじゃないか、とも思います。で、ここでは「tumblr」をお勧めしているんだが、あえて書くようなたいそうなもんじゃない、というのも一つの貴重な意見でしょう。

「なめこ」に通じるおもしろさ。天下統一を目指す『戦国武将のやぼう』
TABROID
Android用ゲームです。こういうのってキャラのかわいらしさがけっこう無視できないわけで、妙な動きとともにその魅力にしなきゃヒットしませんね。ここで紹介されてるのは、戦術ゲームと育成ゲーム、戦国ものをミックスさせたゲームらしい。予想通り、ゲームの進行やプロセスという「時間」をポイントを買わせることで交換し、開発メーカーはそれを収益にしています。

ジェームス・ブラウンの公式YouTubeチャンネルが開設、パフォーマンスほか計80本のビデオがアップ
amass
名曲『Get Up(Sex Machine)』は例の「ゲロッパ」でも有名です。ジェームス・ブラウンさん自身は、母方の家系に日本人の血が入っているらしい。紛れもないソウル・レジェンドの一人なんだが、やはり類い希なキャラが今でも人気。そんな彼の公式動画サイトができた、という記事です。

「ムーアの法則時代の終わりが始まっている」──AMD幹部
Computerworld
際限なく進化する、というのはやはり難しいんでしょうか。ご存じムーアの法則、というのは、集積回路上のトランジスタ数(コンピュータの処理能力)は18カ月ごとに倍になる、というもの。超電導技術が実用化されれば、とうぶんの間はムーアの法則が持続していくのでは、とされてきました。しかし、この記事では、製造プロセス技術で20ナノメートル(nm)への移行が難航し、これが一つの壁になってムーアの法則の限界になるんじゃないか、と書いています。さらに、コストを度外視すれば可能かもしれないが、ムーアの法則自体が経済性も加味したものだった、と紹介。際限なくコンピュータの性能が向上する、というのは幻想なんでしょうか。

よいこのTwitterリテラシー -「1番仲の良いランキング」の事例-
WCE blog
Twitterが「バカ発見器」として広く認定されて久しいわけなんだが、気軽につぶやく、というSNSスタイルも同様に広く定着しています。それを利用したい、と考えるのも世の常で、Twitter経由のスパムはなくなりません。連携アプリは要注意、というのはすでに常識となり、このブログでも書かれている例の妙なDMが有名です。しかしいろんな罠が仕掛けられているもんで、すでに終わりなきイタチごっこですね。


アゴラ編集部:石田 雅彦