死者も出した着陸事故でアシアナ航空はどうなる

アゴラ編集部

米国サンフランシスコ空港で着陸に失敗したアシアナ航空のボーイング777が炎上し、中国人乗客2人が死亡しました。大ヒット機B777の死亡事故は初めて。アシアナ航空によれば、中国人乗客が141人、韓国人が77人、米国人が61人、日本人が1人だったそうです。死傷者の大半は、着陸時に地上に激突して欠落した尾部周辺に乗っていた乗客らしい。死者の一人は緊急車両にひかれた、との情報もあり、事故原因はまだわからないんだが、事故当時、滑走路の誘導システムが停止されていた、操縦パイロットはB777には未習熟、着陸をやり直そうとしていた、という点などから操縦ミスの可能性が高いようです。


韓国には、日本のJALにあたる大韓航空とアシアナ航空があり、日本で言えば同社はANA的な存在です。機内サービスの高さでは定評があり、人気のある航空会社と言われていました。しかし、実情はそうでもなかったようです。

表題のブログでは、アシアナ航空の内情を紹介しています。今回の事故で搭乗率が下がり、賠償などが重なれば、公的管理や経営破たんまで予想される、と書いている。さらに、中国人乗客の多さについて首を傾げ、機内での彼らのマナー不足のひどさを嘆いています。機内の騒ぎが事故の遠因だったかもしれない、と言外に臭わせているんだが、もともと敬遠する人が多かった航空会社でもあり、ウォン高が続くなど、今後の韓国の経済状態によっては本当に破たんしてしまうかもしれません。

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アシアナ航空が落ちた


Passwords on Your Skin and in Your Stomach: Inside Google’s Wild Motorola Research Projects (Video)
All Things
電子機器を操作することが日常化し、その中には膨大な情報が入って管理がどんどん難しくなっています。ハッキングの脅威はイタチごっこでなくならず、情報の価値は高まっている。我々にはハッキングされにくいパスワードを使いこなすことが求められていますが、そんな面倒な長ったらしい覚えにくいパスワードは非現実的。この記事は、錠剤にして飲み込んで体自体をパスワード化したり、タトゥーにして必要なときに表れてくるパスワード技術について紹介しています。拉致されて脅迫されでもしないかぎり、複雑で解読が難しいパスワードは安全、というわけなんだが、ハッカー側はこんな対策も容易に乗り越えてきそうです。

健康な成人男性1人をまるごと臓器闇市場に出すと総額いくらになるのか?
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あなたの値段はいくらですか? 中国やフィリピン、バングラデシュなどで行われていると囁かれている「臓器闇市場」。中国では盛んに移植医療が行われている、と言われ、富裕層と貧困層の格差も背景に臓器売買が活発化しているそうです。この記事では、バイク用のヘルメット会社のCMを紹介。全身の臓器や血液などを臓器市場へ売ると、なんと30億円以上になるんだとか。これが命の値段とすれば、生命保険の支払額なんて安いもんですな。

How Bomb Tests Could Date Elephant Ivory
LiveScience
1950年代から60年代にかけて世界中で行われた核実験の結果、植物に放射性物質が蓄積され、それを食べた草食動物の炭素14同位体を調べることでその動物の年齢がわかる、という記事です。その動物がゾウなら、1989年に取引が全面的に禁止される以前と以降の象牙で合法か否かになるんだが、炭素同位体によってゾウの年齢がわかり、これまで禁止以前のものと言い逃れができていたケースが非合法になる。いまだに減らないゾウの密猟を減らす一つの方法になるのでは、という話です。

アイスランドの一卵性双生児を追った不思議な世界「Erna and Hrefna」
DDN Japan
デジカメの性能が向上し、誰でも手軽に写真を楽しむことができる現在、すでに写真家は「被写体探し」が主な目的になっています。いかに奇抜で誰も撮ったことのない被写体を見つけることができるか、それが写真家としての成功の第一歩。この記事で紹介している日本人女性写真家は、一組の双子を7年間、撮り続けたらしい。成長につれて個性が表面に出てくるさまが興味深い。この写真家は京都の老舗蕎麦屋をやってるそう。京都名物にしん蕎麦って美味しいのは美味しいですよね。ここのはどうなんでしょう。


アゴラ編集部:石田 雅彦