どうなるのか、本田圭佑選手の夏

アゴラ編集部

サッカーの本田圭佑選手の移籍話がいよいよ佳境に入ってきました。ACミランが彼の獲得について所属チームであるCSKAモスクワと本格的な交渉に入るらしい。一方、CSKA側はミラン以外からもオファーがきている、と言っています。同チームとの契約は2013年末まで。この夏に他チームへ移籍するためには数億円と言われる移籍金が必要です。ようするに、CSKAはなるべく高く放出したい、他チームはなるべく安い移籍金で本田選手を獲得したい、というのが本音でしょう。この冬には契約切れでどことでも交渉できるんだが、CSKAと直談判するなど、本田選手自身の本音は一刻も早く希望するACミランへ移籍したい、ということです。


表題ブログでは、本田選手は現チームから移籍したいと思ってもきっちり与えられた仕事をする、と書いています。そうした姿勢が、さらに契約終了まで彼を移籍させたくない方向へチームを向かわせている、というわけ。また、本田選手を欲しがっているチームはミランのほかにもたくさんあり、その中にはプレミアリーグのエヴァートンFCなど、待遇も環境もいいところがある。ミランにこだわってると移籍話は前に進まないよ、と危惧しています。本田選手自身、過熱する移籍報道に少し苛立っているらしい。そのへんもきわめて「マジメ」で本田選手らしいところでしょう。

Blog版「蹴閑ガゼッタ」
「真面目故に移籍が出来ない?」ロシア・プレミアリーグ第3節 ロコモティフ・モスクワ-CSKAモスクワ


What $1 buys around the world
lonely planet
定期的に表れる比較記事です。1ドルでいったい何が買えるのか。円安になって海外旅行のうま味もなくなってます。ただ、LCC(格安航空会社)の進出で日本人の海外旅行者数は円安でも減らないようです。一方、ウォンなんかは高くなって、韓国人が日本へ押し寄せ、登山で遭難したりしています。為替が変動すると人の流れも変わるんだろうが、運賃が価格破壊なんで日本人に限らず、みなさんあちこちへ移動します。この記事では、1ドル、つまり約100円で買える世界各国の事情を伝えるネットユーザーの声を紹介。フィリピンのセブ島じゃ30分以上の足もみマッサージができる一方、税金の高いカナダでは何も買えやしないらしい。ちなみに「はなまるうどん」のかけ(小)は消費税込み105円です。

超軽量設計のインパーセプティブル・プラスチック・エレクトロニクス
AKIHABARA NEWS
これは何かと言えば、世界で最も薄い有機トランジスタの集積回路です。ご家庭にある食品用ラップの1/5の薄さ。1㎡あたり3gの軽さ。折り曲げたり、ちょっと引っ張り伸ばしたりできる。東大とオーストリアの大学が共同で開発しました。人体に密着させることも可能なので、医療機器などのセンサーやチップに使うことができます。こりゃウェラブルどころじゃなく、体内にコンピュータを埋め込むということ。自律神経系をマシンに代替させるような未来が来ようとしています。

Googleのストリートビューを使って「割れ窓理論」を実証する研究
GIGAZINE
落書きとか割れ窓という現象は伝播するらしく、放っておくと増殖します。ただ本当に広がって周辺の住環境に影響を与えるのか、与えるとすればどんなふうなのか、これまであまりよくわかってませんでした。Googleはもう世界中をネット上にさらけ出してます。この調査では、Googleから二つの街の風景を取り出してきて、被験者に「どっちがより裕福に見えるか」といった「主観的」な質問を投げかけます。それによって人間が街並みや風景に対してどんなイメージを抱くのか定量的に探ろう、というわけです。定点観測の要素もあるから、時系列で風景を比較することも可能。社会学のいろんな分野やフィールドリサーチに利用できそうです。

ソニーとパナソニック、またしても共同開発。今度はディスクだ
録画人間の末路
いくら技術が発達進化したといっても、依然としてデータ保存メディアの問題は重たいわけです。永遠に残すことのできる記録メディアなんてありません。その都度、劣化コピーに気をつけながらバトンを渡していくしかない。この手間暇、というのは莫大なエネルギーです。少なくとも1000年くらいは保証してくれる記録メディアができないもんでしょうか。30年で1億円貯まるという投資話みたいに無理なんだろうなあ。このブログで書いているように確かにケースに入ったメディアはどれも絶滅してます。どうして丸出しじゃないとダメなのか。このへん、よくよく考えてみる必要がありそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦