Amazon創業者のワシントン・ポスト買収は道楽か投資か

2013年08月09日 09:13

米国の有力新聞、ワシントン・ポストを所有するドナルド・グラハム氏が、同社の新聞事業をAmazonの創業者、ジェフ・ベゾス氏へ2億500万ドル、約250億円で売却するそうです。同紙は2012年、5400万ドル、約54億円という赤字を出していました。250億円の売値が高いか安いかと言えば、1972年に起きたウォーターゲート事件を同紙のボブ・ウッドワード記者とカール・バーンスタイン記者がすっぱ抜き、2年後にニクソン大統領を辞任へ追い込んだほど影響力のあるメディアであることを考えれば安い買い物と言えるでしょう。


一方、新聞という業種業態自体が過去の産物であり、ベゾス氏は単なる「道楽」や「名誉欲」で買収した、という見方があり、グラハム氏からベゾス氏へ社主が変わることで、権力に果敢に挑む同紙の伝統が消えるのでは、という懸念の声もあります。

表題ブログでは、Amazonという企業がワシントン・ポストを買収したのではなく、ジェフ・ベゾス氏という個人が社主になったことが重要だ、と書いています。新聞は、経済原理だけで動く企業ではなく個人の意志や理念によって運営されるべき、ということでしょう。同氏はAmazonをコツコツと育て上げてきた人物として知られ、ワシントン・ポストというメディアのコンテンツ作成能力や取材力を尊重し、デジタル時代に収益の上がる新しいメディアに変えていくのではないか、というわけです。

ご多分に漏れず、日本の新聞社もインターネットの普及で苦境に立たされています。「マスゴミ」と揶揄されるような「偏向報道」も指摘されている。ワシントン・ポストのような権力の腐敗を暴く役割を十全に果たしている新聞があるかどうか疑問を感じる人も多い。日本で新聞社の買収が非現実的な理由の一つは、買うだけの価値のあるメディアがあるかどうか、という点にもあります。一方、インターネットは力を持ったとは言え、まだまだ権力を追い詰めていけるだけの存在にはなっていない。日本の場合、マスメディアは薄気味の悪いエアポケットにいるのです。こううした間隙で何が起きるのか。我々はよくよく注意しておかなければなりません。

山久瀬洋二 公式ブログ
Washington Post 売却。ジャーナリズムの牙城の陥落か、それとも再生か


録画視聴率導入が10月からと朝日新聞が報じていますけど、どうなんでしょうね。
Film Gose With Net
もはやリアルタイムでテレビを見る人は少なくなり、録画して後で見る、というのが普通になりつつあるようです。ビデオリサーチがその「録画視聴率」を調査し始めるらしいんだが、このブログでは、キー局によってドラマに強い弱い、報道が強い弱い、などで今回の導入に積極的なところと消極的なところに分かれている、と書いている。録画したテレビでCMは飛ばしますよね。ブルーレイなどの最近の録画機は、CMをスキップする機能もあり、こんなのを調査して広告訴求効果なんてわかるのか、と首を傾げている。さらに、録画後のいつ見るのか、というタイムラグの問題もあるようです。

Study of bird feathers might lead to better colors in the future
PHYS.ORG
これはなかなか興味深い研究です。鳥類はさまざまな色の羽をもっているんだが、それを人工的に再現する、という話。我々が使っているインクは化学物質なので、環境負荷が高いものが多い。鳥の羽は、ナノ構造と顔料の組み合わせであの素晴らしい色が生まれるらしい。それを再現することで環境に優しいインクを作る出すことができるんだそうです。

水の中でもデジタル一眼が使える防水・防塵ケース「ディカパック アルファ WP-S10」を使ってみました
GIGAZINE
ガジェットの防水は生活防水程度でも安心感があります。なにもスキューバダイビングやるわけじゃないんだが、ちょっと水がかかってもドキドキしない。このケースは一眼レフ用です。専用のガッチリしたものはやたらに高価。動画も撮れるし、これなら手軽に使えそうです。

10 Fascinating People With Savant Syndrome
LISTVERSE
アスペルガーとはちょっと違う「サヴァン症候群」の人たちを紹介している記事です。ダスティン・ホフマン主演の映画『レインマン』の主人公レイモンドが有名。記憶力は表現力の一部だけで驚異的な才能を発揮する人たちです。日本人では画家の山下清がサヴァン症候群だったんじゃないか、と言われています。脳の外傷で特異な行動をとるようになった人、見たものを彫刻として忠実に再現する作家、全ての日付と曜日を当てられる双子、楽譜を読めないのに数千の曲を覚える盲目の音楽家、暴漢に襲われて脳が変化してしまった数学の天才、一度聴いただけの45分のオペラを再現できる音楽家、IQ150の画家、モーツァルトも真っ青な黒人奴隷……。しかし、人間の脳というのはスゴいですね。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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