ロボット化するロケットの将来

2013年08月28日 10:36

昨日、鹿児島県にあるJAXAの内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定だった新型固体燃料三段式「イプシロンロケット」が、直前になって姿勢制御系に不具合が見つかり、打ち上げ延期になりました。このロケット、惑星観測のための望遠鏡衛星を搭載し、日本のロケットビジネスの片翼を担う存在になるはずだった。今年5月の当コーナーでも書いたんだが、小型ロケットで打ち上げ頻度を上げ、低コストとリスク分散を目指す、ということらしい。各国間でロケットビジネスの競争が激化する中、期待されているロケットです。


低コスト化のため、点検作業などを自動化し、打ち上げのシステムも「モバイル化」して人的資源の投入を削減したんだが、今回の不具合はその試みを根底から崩しかねないものです。システムを統括する自律型人工知能が、姿勢が適正なのにもかかわらず、不適正と判断。自動的に打ち上げを非常停止したらしい。ようするに、イプシロンロケットは「ロボット化」されているわけで、外界と内界をセンシングししつつ自律的に「考え」て各制御系を動かします。

そのロボットが「このまま発射はいかん」と判断したんだから、人間さまは黙って従わざるを得ません。そういう意味で、今回の打ち上げ延期はJAXAとイプシロンロケットにとって重要な「体験」だった。こうした試みは、失敗したら激しく批判されるでしょう。打ち上げを急がず、日本のロケットビジネスとロボット化したロケットの将来に向け、慎重に対処してほしいものです。

レスポンス
イプシロンロケット 打ち上げ中止についてJAXA発表


Piloting A Drone Is Hell
POPSCI
米国が開発した「ドローン」という無人ロボット兵器が、アフガニスタンあたりの空を飛んでいて人々の上へ爆弾を落とします。このドローン、自律して動くわけじゃなく、ちゃんと人間が遠隔操縦している。この記事では、遠隔操縦士らの体験を紹介。ドローンにつけられたカメラには、遠くで泣き叫ぶ敵がいて、それはまるで「地獄絵図」のようなんだそうです。なんとも嫌な話だ。

ハリウッド大作映画がどれも似てしまう原因となる台本作りの「公式」とは?
GIGAZINE
これは興味深い記事です。ハリウッドの脚本家ブレーク・スナイダー氏が書いた本『SAVE THE CATの法則』では、オープニングや導入部から起承転結的なストーリー進行について15項目に分析されています。この記事では彼が唱える「スリーアクション」を紹介。「準備」「対立」「解決」という構成を15に分けて考えるというわけです。この考え方がハリウッドの主流を占め、どの映画のストーリーも同じようなものになってしまう。映画を作るには巨額の製作費がかかるため、冒険しにくいこともあるんだが、観客の側が予定調和の物語を求めている、という背景もありそうです。

KIRIN 飲食代の領収書を肩代わりしてくれるキャンペーン紹介
OKGuide
なんて太っ腹なんでしょうか。しかし、1名だけです。狭き門だ。ここがキャンペーンページです。領収書さえあれば上限400万円まで、2013年10月1日から2013年12月31日までの飲食費をキリンがもってくれる、というわけ。しかし、1カ月100万円以上も飲み食いしたら大変なことになりますな。みんなのおごるしかありません。当たった人は教えてください。

AKB48を“ほぼ実名”で起用したアプリ 「光速握手会」の鬼畜すぎる内容
EXドロイド
芸能界には「剥がし」という行為があるらしいんだが、握手会などでアイドルから離れない粘着系のファンを引き剥がすことなんだそうです。誰が引き剥がすのか、といえばマネージャーや運営、スタッフたち。最近のファンは厚かましくてシブトくヘコたれないので、この作業はけっこう大変です。そんな業界の風習をゲーム化した、という記事。登場キャラが多種多様で楽しそうです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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