日本文化は根源的に「女子力」依存

アゴラ編集部

「女子力」なる言葉があります。「女子力を磨く」なんて使われ方をしている。RPGみたいな感じ。最近では年齢にかかわらず、女性のことを「女子」と呼び習わし始めていて違和感全開なんだが、「ガールズパワー」という言葉とは別ものらしい。男子としては「女子」の魅力こそが「女子力」なんだと勝手に解釈しとりますが「女子力」は時として揶揄の対象になる。


ところで「シュシュ」という女子が使用する小物があります。AKB48の曲に『ポニーテールとシュシュ』というのがあるように、女子の髪を束ねるための装身具の一種。「女子力」増大のアイテムで、薄手の布がドーナツ状になっていて中にゴムが入っている。髪を留めたり腕に巻いたりして使うんだが、このシュシュが床に落ちているとパンツと間違えたりして要注意です。このA!@attrip」では、フィギュアのエイリアンの腰にシュシュを巻き付けると「女子力が増す」ことを紹介。また表題の記事では、アニメのヒロインの「女子力」議論について考えています。

ゲーム『艦隊これくしょん』にしてもアニメ『ガールズ&パンツァー』にしても、マッチョで男っぽい兵器と女子高生が合体することで新たな魅力を発揮しています。「女子」と「力」という本来ならマッチしない言葉を合体させるのと、どこか似ている。エイリアンとシュシュという組み合わせも同じ。平安の昔から日本文化は「女性」によって構築されてきた、なんて話もあり、無骨で男っぽいことはむしろ野暮とされる。しかし、このオブラートが逆に目眩ましになることもあるので要注意です。

KOTAKU Japan
これぞ魔女の女子力! トンボを空中キャッチしたキキの腕にかかった負荷は? 恐るべき結果が科学的に判明。


レイシストの脳はどのように機能するのか?
wired.jp/A>
「区別」と「差別」はどこがどれだけ違うのか、というようなことを考えさせてくれる記事です。他者を受け入れがたい意識は誰にでもある。それがナゼ「区別」から「差別」へ育ってしまうんでしょうか。自分は他者と違う、ということを客観的に眺めてみることが必要なのはもちろんですが、自分がグループや集団、民族、国家になったとき、間違ったことに対して「間違っている」と言えるかどうかも問題です。人間も動物なので、情動反応があります。情動で重要なのは、生存に関わる「恐怖」の感情。この恐怖こそが「差別」の根っこにあるのかもしれません。

科学の力でうんこコーヒーを見分ける
蝉コロン
生物の体内にいる微生物、というのは不思議な能力をもっているもんで、ある物質を人間の味覚や嗅覚をより刺激するものに変えてしまうこともあるようです。このブログでは、うんこ、というものを考えている。体内から排泄された固形物は「うんこ」になるんだが、未消化うんこの中に、うんこになる前とは違う成分が検出されたらしい。ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことをKopi Luwakコピ・ルアックというんだそうで、コーヒー好きから珍重されている。しかし、コーヒー自体、どこが美味いのかわからないので、この仕組み自体が妙に興味深いです。

Twitterがダウン 「シリア電子軍」が犯行声明をツイート
ITmediaニュース
シリア問題では、アサド側が化学兵器を使用した、ということになりつつあるようなんだが、このシリア電子軍なる存在も同じように、いったい誰が本当にやってるのか、ちょっとわかりません。ネットや電話の盗聴はすでに「常識」であり、ここまで大衆操作の技術が発達してしまえば、メディアを使った世論誘導などはお手の物でしょう。戦争、という大規模な国際政治の行動は、国民の総意がないとなかなかできません。相手が先に非人道的な兵器を使った、というのは、今の時代でも「錦の御旗」になるんでしょうか。

ネットが変えるリアルビジネスーーネット宅配クリーニング「リネット」がジャフコから3億円調達
Sd Japan
ネットを利用し、既存のサービスと合体させて新たなコラボを考える、というビジネスモデルが流行っているようです。ここで紹介しているのは、衣類などのクリーニングサービス。洗濯屋さん、と呼ばれ、自分で店舗へ持ち込んだり、勝手口から受け取りに来る、というスタイルが一般的です。しかし、留守中が多くて受け渡しがスムーズにいかなかったり、喪服などの急な使用に対応しきれなかったり、使い勝手が悪い。これはそのへんに目をつけ、宅配業者との連携などで効率化を実現したそうです。全国にある既存のクリーニング店や工場などと提携されれば、より大きなビジネスに成長する可能性を秘めている、とこの記事では書いています。


アゴラ編集部:石田 雅彦