山本太郎さん、都知事選で五輪反対してチョ

2013年09月12日 07:00

なんか最近期せずして存在が目立ち始め、“切込隊長”的なポジションに誤認されているのではないかとヒヤヒヤでございます。いや、別に「不在」だから狙っている野心なんて毛頭ございません。と思っていたら、本物の隊長が「とくダネ!」でコメンテーターになっていたと知って仰天した次第。わ~。


そういえば、隊長の本名と名前が微妙に似通っているメロリンQ氏ですが、東京五輪・パラリンピック招致についてどういう立場を取るのか、かなり興味があった。選挙時に読売新聞が行った候補者アンケート(7月12日朝刊)では、「セシウム以外の核種の汚染も調べず、五輪招致はありえない」と回答。主要12候補の中では、みどりの風の丸子候補と並んで2人だけ「反対」に回っていた。ま、その当時は、予想通りの回答で面白味もなかったけど、実際に当選しちゃったし、実際に五輪が来ることになっちゃって、どうするのかと注目していた。

それで例の隠し子問題の影響からか、五輪決定後すぐにはブログでは発言していなかったのだが、ようやく2日後になって声明を発表。安倍さんをうそつき呼ばわりしたり、企業の祭典呼ばわりするなど、反対ぽいトーンは変わらないのだが、はっきりと「招致返上」までは求めていないのには、「おやっ」と思った。本人の説明では、時間を置いて発表したのは、携帯の電波が届かないところでデトックスをやっていたからだとか(笑)。こんなことを言うと、メロリンQ氏や取り巻きから“邪推”と言われるだろうけど、次のような内実があって、秘書や知恵者たちと対応を協議していたのかと勘繰りたくもなる。

(1)マドリードに五輪が行くと思ったのが、ヤベッ、本当に来てしまった…。
            ↓
(2)ここで明確に五輪開催反対のフラッグを挙げてしまうと、自分に一票を投じてくれた無党派のなかでも、ライトな脱原発派で自国開催の五輪自体は楽しみにしている人もそれなりにいたらドン引きさせちゃうかな…。
            ↓
(3)次の選挙は東京五輪の前年で盛り上がっているし、あんまり反対論をかざし過ぎると票が離れちゃってヤバくないかな……(汗)
            ↓
(4)でも、ここでメロリンQのダンス張りにクルリンと立場を変えて、「五輪招致は決まってしまったから世界中の人をお招きするのに放射能不安を取り除きましょう」なんて微妙な物言いをするとブレたと思われてしまう。う~ん困った
――みたいな感じ。

まあ、大方取り巻きたちが「そんなわけはない」と激情してくるだろうから、先に言っておくけど、なんで開催決定直後に声明文をブログに載せなかったんだろうね。一応、東京都選出の議員なんだし、一有権者としては、ちょっと不思議。そもそも、選挙戦中に訴えた内容のロジックからすれば五輪開催返上は訴えてしかるべきだよね。7月11日に渋谷駅前の街頭演説に視察に行ったとき、メロリン氏はこんなことを訴えていた(一応メモッてました)。

「東京の安全、東京の危険、はっきり調べたい。子供たちの公園で土壌汚染があれば囲いをする。公園を封鎖する。いま子供たちは安全かも危険かも分からずに遊び転げている」

「危険な場所には人が立ち入らないようにしないといけない」

「食べ物の安全基準もデタラメ。皆さん(国が)『ただちに影響はない』ということですからね。どうしてみんなもっと怒らないのか」

ここから分かる通り、彼の認識は、東京のそこらじゅうにホットスポットが存在するというわけだ。徹底した検査を行って、危なそうなゾーンに通学路があればそれも変えるべきと主張している。このロジックを突き詰めていけば、とても東京にやってくるアスリートや観光客に「お・も・て・な・し」とは行かないはずだよね~?

※選挙後も精力的にFacebookで発信なう
130911山本太郎

命がけで五輪を止めたいのであれば、ぜひ次の都知事選に出てくださいよ、メロリンさん。いまのまま参議院議員の身分では開催返上はムリだけど、開催都市のトップの椅子に座れば、マジで出来ちゃいますよ。選挙中に公約に掲げた都内全域の放射能汚染検査も莫大な予算を取って執行できちゃうし。いや、きっと信念の強い貴方様のこと。昨日もFacebookで、農産物の輸入を禁止している国・地域の数の多さを、産地の都道府県別に示したマップを拡散されるあたり=写真=、たとえ福島や北関東の農家が激怒したり、悲しんだりしてでも、東京都民の健康を守ろうと強い決意をお持ちなのですから五輪開催の是非を問うてほしいな。たしかに五輪を持ってきた現職都知事は難敵だけれど、大丈夫。最強の選挙参謀・斎藤まさしさんに再びオファーすればいいじゃないですか。それに、ヒモの龍作ちゃんを始めとする心強い親衛隊もおられますよ。どうぞ心置きなく猪瀬都政に挑戦状をたたきつけてください。無風になりかねない選挙が政策論争で盛り上がるならば都民としては大歓迎でございます。

ま、ここまで言っておきながら、猪瀬VSメロリンの一騎打ちの構図なら、僕は五輪支持派なので、猪瀬さんに入れちゃうけどね。あ、そうなると参院東京選挙区は補選か!個人的にはこっちの方が面白くなるね。メロリンさん、3年後、頼むよ。
ではでは、そんなところで。ちゃおー(^-^ゞ

新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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