危うい朝日新聞のレゾンデートル

アゴラ編集部

表題ブログで書かれているようなことは、確かにあるんだと思います。ただ疑問なのは、ナゼ朝日新聞が、それほどまでに「差別」をなくさないように頑張り、市民が普通の感覚になるのを、戻るのを嫌がるのか、ということ。朝日新聞が「煽り続けている主張」によって、本気で「差別」をなくすことにつながると考えていたらもう処置無しなんだが、おそらく日本に存在し続ける「差別」は、彼らのレゾンデートルと関係しているんでしょう。


大新聞というのは「主敵」がないと部数が伸びません。たとえば、読売新聞がコンサバで保守なら、朝日新聞はあくまでそれと逆の意見や意識を持つ読者を獲得し続けなければならない。現状、そうした読者層は漸減しつつある。そのため「矛盾」の拡大再生産に邁進しなくてはならない、ということです。「右傾化」の危険性を声高に主張するのも動機はそこにある。

日本のメディアオピニオン界の一方に「君臨」する「大朝日」は、かつて「一億総特攻」を煽ったように、依然として大きな影響力を持っています。彼らの動機が、部数獲得を目的とした単なる大衆迎合だとすれば、そのオピニオンも状況によって様変わりすることが予想される。たとえば、万が一にもありえないんだが、読売新聞が仮に「左傾化」すれば、朝日新聞はその存在理由を喪失してしまう。そのとき、彼らがどんな立場を取るのか興味深い「タラレバ」です。

フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997
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アゴラ編集部:石田 雅彦