マー君の活躍で無視できない「内助の功」

アゴラ編集部

今年のプロ野球ストーブリーグの目玉は、やはり田中将大選手、マー君の大リーグ入りでしょう。50億円以上が乱れ飛ぶ大型入札が予想され、ドジャースやヤンキースが獲得に名乗りを挙げているらしい。ドジャースが豊富な資金力にものを言わせ、この希代の大物投手と契約にこぎ着けるのか、ヤンキースがその「ブランド力」をかざして金星獲得になるか、注目を集めています。


マー君の東北楽天ゴールデンイーグルスは、パ・リーグで今年の優勝を飾ったんだが、まだ週末にオリックス戦を残しているものの142戦して81勝58敗、23の勝ち越しです。今年のマー君は開幕以来負けなしの24連勝。チームの勝ち越し数を上回る勝ち星という快挙で、楽天の優勝はひとえにマー君の活躍にあったのは間違いのないところ。大リーグではライバルになるダルビッシュ有投手も自分が日本の球界にいたら、こんな連勝を許すはずはない、と発言し、闘志をむき出しにしています。

マー君活躍の影に「内助の功」があったことは周知の事実です。夫人の里田まいさんはタレントとしても活躍しながらもマー君を甲斐甲斐しくサポート。「ジュニア・アスリートフードマイスター」の民間資格を取得するなど、特に食事に注意しているらしい。彼女はマー君と結婚する半年前に『世界一おいしいごはんの食べ方』という本も出しています。地元球場での試合の際は、疲労回復に効果のあるビタミンB1を多く含むブタ肉や酢などを使った手料理を食べさせていたそう。旦那さんの快挙で本も売れそうなんだが、米国へ行ってからも日本のお米を食べさせてあげてほしいもんです。

Baseball Journal
「マー君はダルビッシュより上」でヤンキースが入札へ


サメ好きによるサメ好きのための忘年会、大阪・海遊館で開催
oceana+α
大きな水圧を受け止める日本プラ製の巨大アクリルガラス水槽が有名な水族館です。運営は、大阪市などが参加した三セク。大阪市の文化的公的施設や公的な補助金については「文楽騒動」や橋下徹市長が口出しし、話題になったこともあるんだが、この三セクは黒字なのでヤリダマには挙げられてません。ちなみに、市の施設の統廃合は延長する、という話もあり、予断を許さない状況ながら少しは時間稼ぎができるようです。一方でヨットハーバーの売却問題が波紋を広げてもいる。この記事では、サメをテーマにした有料の忘年会イベントが海遊館で開かれる、と紹介。サメ好きってけっこういるんですな。

皮肉や嫌味がわからない人は共感力が低いと判明:大学調査
IRORIO
いわゆる「空気の読めない人」というのがいます。他者からの視線が気にならないのか、何を言っても馬耳東風で暖簾に腕押し、といった感じ。遠回しな表現が通じないので、けっこうきつい言い方で指摘しても彼らはポカーンとしてたりします。しまいにはこちらが根負けし、処置無しでサジを投げてしまう。すると、そいつはニヤリと笑ったりして、最初からみんなわかってやってんじゃないのか、とストレスがさらに強まります。この記事で紹介されている調査によれば、彼らには「共感力」という自己を客体化させる能力が低いらしい。他人の視線を気にし過ぎたりするのもどうかと思うんだが、自分の評判について考えてみる習慣をつけたほうがいいと思います。

砂漠でサーモンフィッシング/ウナギの研究開始
神奈川県水産技術センターメルマガ
原油産出国が新たなビジネスを模索しているらしいんだが、砂漠で魚を養殖する、という試みが行われているようです。二つ目の記事は、天然ウナギの胃の中からプラスチック製の疑似餌が出てきた、というもの。釣り人たちの中には、自分で自分たちの趣味の世界を破壊している不埒な連中も多い。コマセで海底がヘドロ化し、環境問題になったりもしてる。根掛かりした疑似餌は「潜ってでも取ってこいよ」と言いたくなります。

『フラクタリスト ─マンデルブロ自伝─』 “ラフネス”と共に
HONZ
細部は全体を表す、とでもいうんでしょうか、極大は極小につながる、というわけです。「フラクタル」という言葉を創出した研究者の話です。この世界はいったいどういう規則性で成り立っているのか、はたまたカオスで規則などないのか、TEDも動画も紹介されたちょっと興味深い書評です。


アゴラ編集部:石田 雅彦