鈴木亜久里はEVレースで復活なるか

2013年11月05日 19:11

人間の技術が、どう進化発展してきたか、と言えば、それは「戦争」を含んだ「競争」の影響が小さくありません。競争のないところに進化はない。自動車や飛行機も同じで、両方とも第一次世界大戦の経験を踏まえて能力が飛躍的に向上しました。

しかし、そうそう戦争ばかりもしていられないので、戦争の代替品としての「競争」が作られます。自動車の場合、モータースポーツがその「戦場」となります。レギュレーションというルール内で、各自動車メーカーやレース専用メーカー、レーシングチームが、下は場末の草レースから上はF1やラリーのWRCなどでしのぎを削っている。


最初はまったくもって実用に耐えられなかった自動車は、戦争やモータースポーツの試練を経て、時間をかけて次第に途中で止まらず、故障もせずに何百キロも走行することのできる道具になりました。

今の自動車技術は、すでにハイブリッドやEVが実用化目前、というわけで、内燃機関からの過渡期にあります。しかし、これまでの自動車とて、走行距離が伸び、故障の心配がなくなり、ガソリンスタンドが津々浦々にあるようなインフラも整備されるまでには長い年月がかかりました。実はEV技術の歴史は、意外に古い。しかし、性能面や効率面などで内燃機関に負けてしまった、というわけです。

それが昨今のエネルギー事情を背景に、ガソリンエンジンなどを急追しています。もちろん、EVはまだ長距離走行で安心して乗れるまでにはなっていません。実用に耐えられるまでには、時間と同時に「競争」が必要です。

そんなわけでEVを使った、まさにモータースポーツが開かれるようになっています。たとえば日本には「日本電気自動車レース協会(JEVRA=ジェヴラ)」なるものがあり、50キロレースや20キロレースが、年間シリーズとしてSUGOや袖ヶ浦、富士など各地で開かれています。

モーターとバッテリーの性能は、まだ全速で50キロを走破するまでにはなっていません。電池切れの危険を勘案しつつ、ダマしダマし奔らせないといけないらしい。省エネでかつ速い、というのが強いクルマらしいんだが、レースで勝つためには一種の耐久レースっぽい知略と戦略が必要なようです。

表題の記事では、国際自動車連盟(FIA)が2012年に年間シリーズを立ち上げた電気自動車のフォーミュラ選手権「フォーミュラE」に、6番目の参戦チームとして鈴木亜久里氏が率いる「スーパーアグリ」が参戦する、と書いています。EVレースで起死回生の狼煙を上げた、というわけです。

1990年の鈴鹿で日本人初のF1お立ち台に立った鈴木氏。その後、自身のF1チームの運営に失敗し、自己破産までしたんだが、今回の参戦で復活劇となるんでしょうか。モータースポーツの世界は「麻薬」とも言われています。金がなければ回せません。そうなると、いつしか筋の悪い金も出入りするようになる。活躍すれば、ヤッカム連中も出てきます。

しかし、こうして表舞台で再起できる、ということは、やはり腐っても鯛。どこかにスポンサーもいるんでしょう。人間の技術進歩は、競争、そしてこうした「ジャンキー」な人たちとパトロンが加速させてきた側面もある。EVも本格的な実用化へ向け、こうしたレースで技術を切磋琢磨して欲しいものです。

F1-Gate.com
スーパーアグリ、フォーミュラEに参戦


Gravity and the robot satellite attitude problem
PHYS.ORG
力点に力を加えるためには、支点がしっかりと固定されている必要があります。宇宙空間の無重力環境には支点がないので、力を加えようとしてもなかなか難しい。ロボット技術も地球上の重力などを勘案し、土台に固定されたり足場を確保したりして作業するようにできています。しかし、宇宙空間で地上のロボットを使うことはできない。そのための研究が米国ニューメキシコ州立大学で行われている、という記事です。

これは便利!iPhone / Android アプリ「Amazon」の商品発送プッシュ機能をオンにして快適Amazonショッピングを楽しみましょう。
覚醒する@CDiP
もうネットショッピングがないと夜も日も明けない人も多いんじゃないでしょうか。一刻も早く商品を手にしたい、不在の時に行き違いになったらどうしよう。ネットショッピング特有のいろいろな問題があります。それをこれらのアプリが解決してくれるかもしれません。しかし、店へ出向いて商品を買う、という行動がどんどんなくなり、我々の時間の使い方は明らかに変化しているようです。

エンジニア採用ってむずかしい。
araki notes
人事部、というのは各部署の経験者がいればいいんだが、そうでない場合、けっこう唯我独尊的な採用基準で人材をみがち、という話です。エンジニア、という人たちは同業者が集まって勉強会をよく開くらしい。そうした人たちを理解し、自社にどんな人材が欲しいのか明確にし、できればエンジニアの勉強会に顔を出してみたらどうか、ということです。

嫌韓によるマッコリの輸入減と企業の論理
政治学に関係するらしきもの
マッコリの需要が減っているのは、本当に嫌韓が原因なんでしょうかね。もともとマッコリなんて需要はなかったのに、広告主に媚びたマスメディアが勝手に踊ってただけなんじゃないか、と思います。「いい酒は旅をしない」というように、マッコリはソウルの鍾路あたりの居酒屋で、常温発酵してブクブク泡立ってるのを壺からついで飲むのが美味い。CMをしていたおかしな顔の韓流タレントもここんところトンと見ない。いい傾向です。しかし、これほど人の感情が経済に影響を与えるサンプルもあまりない。バカな人たちだな、と思います。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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