竹田恒泰氏に学ぶ恋愛マーケティング

2013年11月10日 07:00

日曜なので柔らかいネタを。今週の芸能ニュースで一番盛り上がったのは、これでしたね。リンク先は特ダネに敬意を表して女性自身さんから⇒「華原朋美 新恋人を初告白! カレは“明治天皇の玄孫”」。お昼のアッコさんの番組でも取り上げるような予感もするが(笑)さてさて。それで、今回は恋愛に悩む中高生や大学生、若手社会人にお読みいただきたい。


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▲ネットでも積極的に発信する竹田氏(ニコニコ生放送「竹田恒泰チャンネル」より)

●竹田さんのココに注目だ
さて、竹田さんを巡っては、初めて単著を出された2006年以降、“世俗的”な活動に積極的で、保守的な言動も加わって物議を醸している。最近もテレビ番組での発言が問題になり、池田先生に「この自称皇族は頭がおかしい」とこき下ろされるような批判も招いている。伝統的な皇族ウォッチャーの皆さんの中には、「また、あいつか」と眉をひそめている向きもあろう。しかし、一端そうした経緯は脇に置いて、純粋に著名人・セレブの恋愛ニュースとして考えてみるのだが、記事を読むうちに、竹田さんのアプローチは、広報・マーケティングの基本的な理論をしっかり踏襲しているように思えてきた。

記事によれば、アプローチしたのは竹田さん。恋愛関係成立を購買行動に置き換えてみると、自分という商品を、上客の朋ちゃんに“買って”もらえるよう売り込まねばならない。筆者がまず注目したのは、竹田さんの贈り物。昭和天皇ご愛用のバッグだという。といっても、さすがに先帝の御形見そのものではなく、同じブランド(「銀座タニザワ」)製のようだが、竹田さんのプレゼンの選び方は、朋ちゃんの心をつかむ上でも理に適っている。
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▲昭和天皇ご愛用の「銀座タニザワ」(ホームページより)

●“竹田流”恋愛マーケティング
「3C」理論(自社、顧客、競合)で「自社」分析すると、竹田さんは、売れっ子作家としての印税もあり、一説によると高級外車を乗り回す程だから世間一般より裕福と推測される。ただし、ここで「競合」を考えると、元交際相手の音楽プロデューサーを筆頭に、竹田さんよりも遥かにリッチな実業家や芸能人の方が朋ちゃんの周囲にはキラ星のごとくいるはずだ。再び自社分析に戻すと、竹田さんが恋愛競争に勝つには、やはり旧皇族ブランドこそ他の男性に絶対負けない要素として活用したいところだ。

そして「顧客」、すなわち朋ちゃんの置かれた状況を分析してみる。商品(交際相手)に求める「KBF(Key Buying Factor=購買要素、今回は交際に必要な要素)」は、一般の女性と同じく、人柄や気遣い等の人間性や、経済力、社会的地位など色々挙げられるだろう。さらに芸能人としては、マー君との結婚で株を上げた里田まいさんのようにパートナー選びはブランド戦略上とても重要だ

竹田さんにしてみれば、朋ちゃんの購買行動につなげるには、それらの「KBF」から「KSF(Key Success Factor=成功要因)」を探す必要がある。竹田さんにとっての「KSF」とは何か?やはり前述したように旧皇族ブランドに集約される要素を組み合わせていくのが“勝ち筋”ではないだろうか。朋ちゃんにとっても芸能活動復帰を本格化する上で格好の話題づくりにもなる。そうなると、ブランドのバッグを贈るにも、ヴィトンやシャネルではなく、昭和天皇ご愛用という「ストーリー」での訴求となる銀座タニザワになるわけだ。ちなみに、ヴィトンに比べれば全体的に割安で、価格以上の価値を生み出していることが、その点でもうかがえる。

●恋愛で身に着けるビジネス感覚
今回マーケティングの基本理論をつらつらと説明してきたのは、前述したように学生さんにも読んでいただきたかったから。先月、受験サイトのお仕事で高校生に起業体験をさせる私立校のプログラムを取材したのだけど、その取り組みを見ているうちに日本の起業率が低い理由の一つが、市場性と程遠い教育環境にもあるような気がしたのだ。なお、その高校では、学園祭の模擬店を運営するのにもチームで“会社”を登記し、事業計画書作成や資金調達、株主への決算報告などのプロセスを体験する。皆が起業までしなくても、大人になって必要なビジネスの素養を早く習得する意義は大きい、と感じた。

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▲「The First Kiss」 (ウィリアム・アドルフ・ブグロー作、1873年、Wikipediaより)

ま、そんな手の込んだことをしなくても、日常生活に目を向けたら「恋愛」という身近な市場があるわけです。著名人なり、身近な友達なり、その恋がなぜうまく行ったのかをマーケティング視点で見ると面白い発見があるかもしれない。あるいは、クラスやサークルの「イケメン」「高嶺の花」が好きになれば、あなたという商品を買う(交際する)ようにきっと試行錯誤するはずだ。そのプロセスは、きっとビジネス感覚の基礎力を高めるに違いない。実際、成功した起業家がモテるのはお金持ちであること以外の魅力もあるような気がする。メールや電話などマメな求愛(=営業)に見られる、優れたビジネスセンスの賜物もモテ要素ではないだろうか。

経営学部や商学部以外の大学生や高校生でも、ネットでマーケティングの基礎知識は習得できるはず。ぜひ、憧れの彼氏、彼女にアプローチしつつ、ビジネスの素養を身に着けてもらえれば幸いです。

「草食」なんてもう言わせないぞ!少子化問題も成長戦略もこれで前進だ!で、ここから後の応用編の講義は「マーケティングの棟梁」大西大先生にお任せしたいと思います。

それでは、「週明けからもっと恋愛しようぜ!」と、常見のアニキっぽく締めてみます。
ちゃおー(^-^ゞ

新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
個人ブログ

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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