台風禍のフィリピン、なぜ被害が大きくなったか

2013年11月11日 12:06

レイテ島のタクロバンという港湾都市は、フィリピン南部の政治経済の中心であり、また学園都市としても有名です。太平洋戦争では、日本軍が拠点化し、さらにダグラス・マッカーサーが「I shall return.」を実現した街でもある。しかし、古くから台風の通り道であり、その被害によって歴史的な遺跡や古文書などが遺失されてきたらしい。台風「Haiyan(ウミツバメ、台風30号)」が、11月8日、この時期としては桁外れの勢力でフィリピン南部を襲いました。


上陸時点で895ヘクトパスカル、最大瞬間風速110メートル/秒、前代未聞の気圧、竜巻並みの風速、海は猛り狂い、津波のように海岸へ押し寄せたそうです。なにしろ、日本における最大瞬間風速の記録が1966(昭和41)年に富士山頂で計測された91メートル/秒ってんだから、今回の台風のすさまじさがわかる。タクロバンを中心にしたフィリピン南部では、死者行方不明が1万人を超える、とも言われ、日本を含めた米国など各国が支援活動を始めています。

この台風については、11月8日の当コーナーでも、被害への警戒を紹介しているんだが、周辺では高い海水温が続き、勢力をさほど落とさないままシナイ半島のハノイ方面へ向かい、トンキン湾に入った11月11日には急速に勢力を衰えさせ、今では熱帯性低気圧になっています。ベトナムでは救難支援のための軍が17万人動員されたらしい。被害がこれほど大きくなった原因は高潮と言われているんだが、この「北本 朝展@国立情報学研究所(NII)デジタル台風」の解説によると、日本の伊勢湾台風と似ているそうです。

地図でみると、確かにタクロバンはレイテ湾の最深部に位置します。高速で接近した台風と高潮、吹き寄せ効果が内湾で狭まった港湾都市を襲った、ということのようです。台風に慣れているフィリピン南部の人たちも、予想外の高潮になすすべもなかった、ということなんでしょうか。これ以上、被害が拡大しないことを祈っています。

見えない道場本舗
東南アジア巨大台風、支援しなければ


落合新GMが選手を「完全掌握」 大減俸飲ませる「交渉術」とは
キャリコネ
プロスポーツは、弱いと人気が出ません。しかし、プロ野球は12球団の固定システム。Jリーグのような入れ替えもなければ、地元に根ざしたフランチャイズなので弱いチームでも応援されたりする。そうした環境に経営陣も甘え、選手も安住し、万年下位チームというのができあがります。十年に一度くらい優勝すればいいんじゃろ、大枚はたいて補強しろよ貧乏球団じゃ勝てない、なんて吹いていても仕方ない。弱いチームには地元のファンも次第に愛想を尽かすでしょう。現場の指導者は勝って結果を出せば、それを材料に経営陣と交渉できる。かくして毎年の順位は固定され、ペナントレースがつまらなくなる、というわけです。この記事では、プロ野球の世界も一般サラリーマンも同じ、と書いている。競争なきところに進歩はない、というわけです。

Last Meals Of Famous People
AcidCow.com
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“信頼できる”と感じる人は自分と顔が似ている!?:英大学調査結果
IRORIO
自分の顔をどうやって認識するか、といえば、小さいころから鏡を見せられ、それが自分だとわかるようになります。自然界に完全な「鏡面」はないので、他者と自分の境界は案外あいまいだったのかもしれません。しかし、野生生物も鏡を見ると、その裏側が気になったり、自分を映して興味を持ったりします。この記事で紹介されているのは「自分に似た相手」に信頼を寄せがち、という研究なんだが、自分のことを知らなければ成立しない感情でしょう。

少女時代が「再生数水増し」でYouTube音楽賞を受賞!!? K-POPの“ゴリ押し世界進出”に強まる批判
EXドロイド
相変わらずの毀誉褒貶ぶりなんだが、今さら感が満載です。韓流のゴリ押しは珍しくもない。ただ、この記事によれば、韓国企業のスポンサードをからめ、YouTubeも結託したもののようです。本当に人気あるなら、それなりのマーケットを形成すると思います。実態がともなってない、と批判されても仕方ありません。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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