「日本人=ちょんまげ」と思っている外国人を嗤うことができるか --- 内藤 忍

2013年12月18日 14:00

12月に入ってから、仕事のスピードを意図的にペースダウンさせています。セミナーや講演などの仕事が季節柄減ってきたということもありますが、意識的に仕事を減らし、来年以降の計画や、プライベートな時間に割こうと思っているからです。

そんな中、資産運用マーケットは世界的に熱くなってきているようです。日本の東京の不動産の活況はアベノミクスと東京オリンピックの2つのサポートを受け、物件を買いたい人が殺到している状態になっていると聞きます。


しかし、そんな状況は東京だけではありません。カンボジアのプノンペンに今年の夏に購入したコンドミニアムはここに来て、買い手が増えてきて、在庫がほぼ払底していると言います。建設ラッシュも始まっていて、来年以降も経済成長をバックに期待が持てるマーケットになりそうです。

1月9日からカンボジアに行くスタディ・ツアーは既に12名の申込みが入っています。今年実施したスタディ・ツアーの中では最大の人数で、ホテルが1か所で収容できないレベルになってきました。カンボジアに日本の個人投資家が大挙して視察に出かける。1年前には考えられなかった現象です。

新興国だけではありません。この1年で2回出かけた、アメリカのテキサスは先進国の中の新興国のような状態になっています。シエールガスの恩恵を受けて、コーパス・クリスティのような港町のアパートの空室率は2~3%。実質的にほとんど満室という極めて強いデマンドがあります。

物件価格が上昇すると共に、売り手が物件を出し渋るようになってきており、優良な物件が一般の市場には出回りにくい状態になってきています。この、テキサスにも来年の2月1日から出かける予定にしています。こちらは現地集合で実際に購入できる物件を視察します。私がテキサスに保有する物件についても訪問して、具体的な投資のプロセスについても実感してもらえると思います。こちらは少人数で出かける予定にしています。

カンボジアにせよ、テキサスにせよ、実際に現地を訪れてみると、日本で持っていた印象が随分変わって見えるはずです。「カンボジア=地雷」「テキサス=カウボーイ」のようなステレオタイプなイメージは「日本人=ちょんまげ」と思っている外国人と同じです。

人間はこのように知らないうちに自分の思考にフレームをかけてしまっています。「投資=危険」「イタリア人=女好き」「太陽光=怪しい」というように過去の自分の経験だけをベースにイメージで物事を決めつける傾向があるのです。

海外に出かけるスタディ・ツアーは、新しい見方や今まで見えなかったものを見えるようにするために有効です。自分の持っているフレームを外すきっかけにすることができるのです。現場を見てもいないのに、勝手に想像で語っているのは残念な人に見えてしまいます。

日本人の資産運用に関する歪んだフレームを修正していくお手伝いをする。自分の仕事のミッションに沿った価値の提供をしっかり続けていこうと思っています。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2013年12月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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