小泉進次郎氏に学ぶ「ネット選挙は写真が命」

2014年01月05日 07:00

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
三が日は、箱根駅伝観戦、読書、そしてFacebook閲覧に明け暮れたけど、リアルの年賀状を出す代わりにFBでご挨拶という方が増えた印象だ。で、政治家も年頭所感や地元回りの様子をブログやFBにアップしているけど、やっぱりスターは絵になる。自民党の小泉進次郎衆院議員は、兄の孝太郎さんとのツーショットを披露してネット上で話題になっていた。


▼話題の兄弟2ショット(小泉氏FBより)
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小泉氏は一時期、「Facebookは時間の無駄だからやらない。読書や勉強の時間を犠牲にしかねない」と語っていたが、参院選でのネット選挙運用の様子を見て翻意したのか方針を180度転換。いつの間にかFBを始め、今では積極的に写真付きのポストをしている。お父さんの代からPR戦術には長けているだけあって写真のクオリティーも高い。アングルを工夫し、明かさのバランスも気を遣っている。プロに任せているのかは不明だが、仮に秘書が撮っていても写真の技量を心得ていることはよく分かる。

さらに1枚のショットに込めたメッセージ性もある。その内容のタイムリーさといい、引きつける編集能力は高い。今回のツーショットも、畏まった記念写真等ではなく、お兄さんと熱燗をつけている正月の家庭内風景を切り取っている。日常の光景の披露は、米国のオバマ大統領の十八番だが、フォロワーが親近感を持ちやすい効果が出ている。コメント欄も「イケメン兄弟」「撮影はパパ?」等とミーハーな書き込みがあって狙い通りのようだ。

▼ネット選挙本場の米国。オバマ大統領カッコよすぎ
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たかが写真と侮るなかれ。FBの利用者なら文字だけの投稿よりも写真投稿は「いいね!」を集めやすいことは経験則だろうが、下記の調査結果でも断然集めやすい傾向であることが裏付けられている。ましてや小泉氏ほどのイケメン議員なら、演説だろうが地域のお祭りで神輿を担ごうが一層「絵」になりやすい。参院選の際、筆者にとっては競合にあたる山本太郎陣営も、プロ級のカメラマンが連日帯同して精悍な顔つきで演説するショットを披露していたが、敵ながら見事な腕だったと思う。

▼投稿パターン別の反応具合(※facenavi調査より)
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しかし大半の政治家事務所では、まだまだ写真のクオリティーやメッセージ性というところまで意識した発信をしていない。よくあるダメなショットは、議員本人が参加した集会等で秘書が遠慮気味に引きで撮ってしまうパターン。個別の事例を挙げて恐縮だが、大学のサークルの後輩でもある自民党新人の金子恵美・衆院議員のFBを引かせてもらう(めぐたん、ゴメンね……汗)。もし筆者が撮影するなら、あの司会者の立ち位置で斜め後から彼女の横顔を入れつつ、新年会の様子が一望できるようなアングルを狙う。金子さんはミス日本関東代表になった程の美貌の持ち主だけに勿体ない。自民党のアイドル候補なんだから、秘書さんが写真をプロに習えば、もっと引き立つでしょう。私が講師をしてもいいよ。安くしとくから。わはは。

▼肝心の政治家・候補者の写り込みが小さく勿体ない(金子氏FBより)<
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●都知事選候補者の写真チェック!
さて今年は間もなく都知事選ということで、現在立候補を表明している方や出馬説のある方の写真の寸評をしましょう。

【宇都宮けんじ氏のFB】まずは最初に表明されたこの方。実はご本人サイドの撮影した写真は見当たらなくて、支持者らが撮ったショットで埋め尽くされていた。その中では出馬表明時のこの1枚。ただ写真の話よりも支持者による拡散重視という運用方針が伺えたのが発見。
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【田母神俊雄氏のFBページ】ついで一昨日、出馬表明の話が浮上した田母神氏。写真の素材は少なくても尖閣諸島や富士山の風景写真があるのが、この方らしい。以前カバー写真にしていた参院選候補者とのツーショットから一部拝借。国旗の前で力強いっす(汗)
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【ますぞえ要一氏】FBはやっていないらしく、アメブロから。美術館を観に行かれた際に入口で撮った模様。無難な内容だし、まだ未知数ですね。
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結論⇒いずれにせよ、都知事選ではどの陣営も写真のブラッシュアップが必要のようです。
それではこんなところで。ちゃおー(^-^ゞ
新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
個人ブログ

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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