ICPFセミナー『健康・医療・介護における情報通信の利活用』ご案内

山田 肇

少子高齢化が進む我が国にとって最大の社会問題の一つである、医療費の高騰・介護負担の増大に対する解決策の一つが、健康・医療・介護分野での情報通信の利活用です。シリーズ第3回として、文部科学省が推進するオーダーメイド医療の実現プログラムとバイオバンク・ジャパンについて、プログラムリーダーの久保充明氏に講演いただくことにしました。
オーダーメイド医療は、DNA配列情報などに基づいて患者個々人に最適な治療を実施するもので、今までの画一的な治療よりも高い効果があると期待されています。これを実現するには、多数の人々からDNA・血清などの試料、問診票・診療情報を集め、個人差を詳細に分析し、また、病気の原因解明、治療法・治療薬開発などの研究を進める必要があります。すでにバイオバンク・ジャパンでは協力医療機関にて一般の患者から提供された試料など20万人分以上を保管・管理し、研究に役立てています。
今回のセミナーでは、オーダーメイド医療の実現プログラムについてお話を伺うとともに、各国の動向や実用化に向けての制度上の課題についてもお話しいただく予定です。皆様のご来場をお待ちします。

日時:1月17日(金曜日) 午後6時30分から
場所:東洋大学白山キャンパス5号館1階 5101教室
司会:山田肇(東洋大学経済学部教授、ICPF理事長)
講師:久保充明氏(オーダーメイド医療の実現プログラムリーダー)
参加費:2000円(ICPF会員は無料です)
定員:40名(先着順)

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