より斬新柔軟な思考発想がビジネスに求められる時代 --- 岡本 裕明

2014年01月07日 23:14

ヤマダ電機で一坪当たり20万円台の住宅を作りませんか?
セブンイレブンでニッセンの靴下が買えます
家電業界のEコマースは今後の主力、そしてマツキヨでもネットショップ
ソフトバンクはもともとパソコン屋。今では世界が注目する携帯とネットビジネスの覇者

枚挙に遑がありません。


時代の変化とともに会社のビジネスの主力もどんどん変化しています。早い時代の流れの中、更にその先に行くために波が来る前に波を作ることさえ求められてます。あるいは圧倒的な市場規模を確保し、他者の侵入を許さないというやり方もあるでしょう。

つまり、ひとつのビジネスのスタイルに依存していてはもはや5年すら持ちこたえられない時代になりつつあるのかもしれません。企業は多大なる先行投資をしながら短期間に償却できる体力と十分な利益を確保せねばなりません。これが出来るのは資金的に余裕がある一定規模以上の企業となってしまいます。

この速い展開に適している方法はM&Aであることは疑う余地がありません。昨日まで他人の会社であったものが今日は自分のビジネスになるという買収は弱肉強食の世界でありますが、淘汰されるというより、一緒になることで双方の力がより引き出せるということではないでしょうか?

たとえば上述のヤマダ電機。住宅事業に進出するきっかけはエスバイエルというかなりへたっていた東証上場の住宅会社を買収したことがきっかけ。これを機に住宅→太陽光パネルという具合にヤマダのビジネスの展開が明らかに変わってきました。

また、買収に伴う人事面でも面白い動きがあるようです。医療機器のテルモ。同社が2011年に買収したアメリカのカリディアン社のCEOにはカリディアンのトップがそのままつくという異例の人事で、テルモの社長はナンバー2の地位にとどまっています。理由はカリディアン社の主力である血液システムはテルモの二倍の売り上げ。だから買収したのがテルモでもカリディアンに一日の長があるとしたのでしょうか?

企業買収に伴う自社のビジネスの体質改善は確実に進みます。それは企業文化が違うブラッドが入り込むだけでなく、違うビジネスを通じて新たなる創造が生み出されるとしたらどうでしょうか?

東証には12月末で3417社が上場しています。驚くべき数です。私はこの上場数が増えるにしろ、減るにしろ、日本企業の体力が回復するにしたがってスクラップアンドビルトが更に増えてくると期待しています。つまり、上場し将来性がありながらも十分な成長を遂げていない会社はどこかと一緒になり、一方で新たなるビジネスの武器をもった企業がどんどん上場していくということです。これが企業の成長であり、日本の成長であると考えています。

このような社会のなかで、我々働く者はもっとフレキシビリティをもたねばならないということかもしれません。専門の知識を生かしながら水平展開し、応用力を持たせることが被雇用者である働く者が生き残れる解かもしれませんね。

今日はこのぐらいにしておきましょう。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2014年1月7日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった岡本氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方は外から見る日本、見られる日本人をご覧ください。

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