バイロン・ウィーン氏と2014年の予想比べをする --- 岡本 裕明

2014年01月11日 19:13

バイロン・ウィーン氏の恒例のびっくり予想が発表されたようです。この手の予想はあちらこちらにあるのですが、いっそのこと、私が雑誌に寄稿した10大予想と比べたほうが面白そうなので被っている予想項目について見てみたいと思います。ちなみに私の予想は昨年11月末時点のものです。

まず日本経済ですが、バイロン氏は財政、金融政策両面での積極拡大で日経平均は18000円、為替120円へ。但し、下半期に20%の調整へ、という予想に対して私は日経平均18000円、為替115円、但し、景気は匍匐前進、インフレは2%に到達せず、としています。


先日のブログで日経平均の高値は割と早い時期につけ、年後半は持ち合いとしたも記載しました。最近では下半期の株価下落を予想する向きは結構増えてきており、春に頂上というのはまんざらでもないかもしれません。

アメリカ経済についてはバイロン氏は目覚しい躍進で上振れ気味のインフレ圧力、10年もの国債は4%超えとしています。一方の私は金融緩和だけでは景気は浮上せず、シェールガス不況も聞こえてくるとしています。これは完全に相違しているといえそうです。

更にオバマ政権についてバイロン氏は支持率が上昇し、11月の中間選挙は下院で民主党が奪回し、ねじれ解消としています。私は政治が混沌とし、オバマ大統領は窮地に陥るとしています。更に雑誌の2月号では中間選挙について実質的には共和党有利という見方を前提とした記事を書いています。

中国については立ち居地がやや違います。バイロン氏は輸出依存から個人消費主導経済にシフトするも成長率は6%、中国本土の株式市場パフォーマンスは失望に終わる、というのに対して私は「中国は国内問題に振り回され、外交はそのはけ口に」とし、(日中の)経済関係ではよい顔を見せるが、領土は譲らないとしています。

バイロン氏の中国の見立ては個人消費による内需が中国国内の経済を牽引しきれない一方で指導部は「こんなもの」という割り切りがあると見ているようです。中国に問題山積、社会保障制度が十分ではなく、物質的な先進国へのキャッチアップだけでは十分ではないという私の考えに近いといえば近いのかも知れません。

韓国についてバイロン氏はメキシコと共に強い指導力と成長戦略で株式だけは相当上昇するとあります。氏の株式だけという意味が不明瞭なのですが、国内経済が不振なのに株式だけ上がるということは考えにくく、バイロン氏は韓国に強い成長の見込みを期待しているのでしょうか? 私は「韓国の二股外交は頓挫、朴大統領はアメリカ寄りに政策変換」としています。韓国経済だけを見れば2014年に同国が上向きになる余地はかなり少なく、特にサムスン電子の最新の決算発表が大きな失望であった点も考えればどうなのでしょうね?

ちなみに韓国外交は北朝鮮のラブコールをどう捉えるか次第で大きく変わりそうです。私から見れば朴大統領だけ何か違う方向を見ているような気がします。意地を張りすぎているのでしょうか?

バイロン氏も過去、29年も予想していて半分から6割ぐらい当たればよいという感じでしょうか? 私も昨年の分は6~7割だったと思います。1年先を読むというのは実に難しいものですね。

ちなみに私の予想であと二つだけご紹介しておくと、AKB48の人気は下降とし、キーは次のAKB48総選挙で大島の行方次第としたのですが、これは大島の引退表明が予想より早かったのですが当たるかもしれません。もう一つ、フェイスブックの人気急落と予想しています。能動的参加者と受動的参加者が作り出す世界とは砂上の楼閣、人はそこまでオープンになれない、としています。AKB48とフェイスブックも若者発の流行文化と捉えれば5年というライフがどうしても見えてきてしまうのは何故でしょうか?

ということで皆さんの予想はいかがでしょうか?

今日はこのぐらいにしておきましょう。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2014年1月10日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった岡本氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方は外から見る日本、見られる日本人をご覧ください。

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