危機感薄い東京大地震をリアルに感じさせるには

2014年01月17日 19:25

東京に差し迫っている「危機」というとなんでしょう。オウム真理教がサリンを撒いたようなテロもあるかもしれません。しかし、もっとも切実で切迫した「危機」は、地震じゃないかと思います。都知事選では、あまり地震が争点になりそうもないんだが「いつかは必ず来る」わけで、地震に対する備えは政治や行政が担わなきゃならない大きな役割の一つでしょう。


今日、1月17日は1995年(平成7)年の阪神・淡路大地震から19年目にあたります。しかし、2011年の東日本大震災でさえ、記憶が薄れつつある中、あの地震を覚えている人も徐々に少なくなっているかもしれません。大都市を襲った直下型の地震、ということで言えば、東京や首都圏に同じような地震がくる可能性は高い。いつくるかわからないから想像力も働かせられないなら、この記事で紹介されいているアプリを使ってみたらどうでしょう。

これは「Junaio」というiOS用とAndroid用に開発されたAR(仮想現実)ブラウザを使い、神戸市が制作した震災写真アーカイブマップを利用するものだそうです。コレが使い方。阪神・淡路大地震のときの画像を現在の風景に重ね合わせる、というわけです。

こうしたAR技術を使えば、東京の風景も地震に遭ったらいったいどうなるのか、という身に迫ったリアルな画像に変換できるようになるかもしれません。実際に地震が起きてみないとわからないのなら、行政はこうした技術を使って情宣啓蒙に利用したらどうでしょう。

いずれにせよ、首都圏で地震はいつか必ず起きる。どうせ起きるなら、なるべく被害を大きくしないように今から努力しておくべきです。阪神・淡路大地震と東日本大震災。我々はこの20年で大きな地震を経験し、甚大な被害を体験している。少なくとも、これをムダにしないようにするのが、課せられた責任なんじゃないでしょうか。

Gigazine
阪神・淡路大震災の被害をAR表示するアプリ「震災写真アーカイブマップ」


昨年の茨城県の女子高生と同じく…
Passion Fruit ─情熱の果実─
1月11日、神奈川県の相模原市で小学校5年生の女子が行方不明になり、15日に約20キロ離れた茅ヶ崎市内にひょっこり出てきて保護されました。この間の記憶は「覚えていない」そうで、去年8月に千葉県の女子高生が行方不明になり、2カ月後に近くの神社で発見された事件を思い出した人も多いでしょう。当コーナーでも「千葉の女子高生、謎めいた現代の『神隠し』」として取り上げたんだが、今どき大型猛禽類にさらわれるはずもなく、特に犯罪がからんでいたり事件ではないのなら、そっとしておいたほうがいいのかもしれません。あ、大阪の、アレは単なる家出でした。

Ladies and gentlemen, boot your robots
PHYS.ORG
こうした記事がけっこうあちこちに散見されるようになり、米国ではちょっとしたロボットブームが起きているようです。原発事故などの人間が近づけない災害現場でロボットを活用しようという考えは、ずっと昔からありました。日本でも東工大の広瀬茂男氏らが、レスキュー用のヘビ型ロボットなどを作ってきました。広瀬研究室は今では福島研究室になり、多種多様のロボットがラインナップに連なるようになっている。しかし、日本の大学はいかんせん科研費が少ない。米国は軍事費を転用できるため、潤沢な研究開発費があり、ロボット技術も日進月歩状態になりつつあります。この記事では、クモのようなユニークな四足ロボットを紹介。カリフォルニア州パサデナにあるカリフォルニア工科大(兼NASA)の「Jet Propulsion Laboratory」のものらしい。作業中は二足歩行のようにもなる。日本は焦ったほうがいいですね。

This is why passwords need to die
BGR
暗号と暗号解読はずっとイタチごっこを続けてきました。暗号があれば、どこかの誰かが必ず解読する。我々はすでにパソコン上のパスワードにガンジガラメなんだが、これも一種の暗号です。短ければ解読は容易です。長いと覚えきれない。どんなに長い暗号もパスワードも、いつか必ず解読されます。解読側のコンピュータの性能も向上し、こうした危険性はますまず高くなっている。この記事では、一度すっかりパスワードをなくしてしまえ、と書いている。そして改めてパスワード代わりのUSBドングルを利用してアクセスする、というわけなんだが、これだって完ぺきに安全というわけじゃない。ところで、ここで紹介されている「YubiKey NEO」ってトークンデバイス、日本でも入手可能なようです。

A GoPro Camera And A Drone Captured Stunning Footage Of Surfers Tackling Monster Waves In Hawaii
Business Insider
この「GoPro」というカメラが今、世界中で大人気です。この記事で紹介されている動画もこれで撮影したもの。ドローン、つまり無線操縦の無人飛行機にGoProを乗せ、ハワイのノースショア「バンザイパイプライン」というサーフポイントで巨大な波を撮った、というわけ。ここは海の底が岩で、サーファーがワイプアウト(ボードから落ちて波に巻き込まれる)するとひじょうに危険らしい。何人ものサーファーが「バンザイパイプライン」で命を落としています。こないだ伊豆のほうへ行ったんだが、一人のサーファーが岩場で波乗りしてました。いい波があると、連中は多少の危険はものともしませんね。美しくも恐ろしい映像です。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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