原子力規制委員会は何を審査しているのか【言論アリーナ】2/4 諸葛宗男 

アゴラ編集部

g-arena_240日本最大級の言論プラットホーム・アゴラが運営するインターネット放送の「言論アリーナ」。2月4日(火曜日)の放送は午後8時から午後9時までの1時間にわたって、「原子力規制委員会は何を審査しているのか」を放送します。

入口は上記のニコ生サイトから。Ustreamはこちら。事後的に、YouTubeでも公開します。


参加者は東京大学公共政策大学院特任教授の諸葛宗男氏、東京工業大学助教の澤田哲生氏です。司会はアゴラ研究所の池田信夫所長です。

諸葛さんは、原子力研究、安全規制の専門家です。東芝などを経て、核燃料サイクルに関わってきました。東大特任教授に就任後は、原子力の安全規制政策の研究を行いました。現在の原子力の規制制度についても、その再設計で提言を行いました。

澤田氏は原子力工学の専門家で、原子力の一般向け啓蒙活動でも知られています。福島原発事故以降、専門的な分析を分かりやすく提供しています。閉鎖的な側面のある「原子力ムラ」では異質な、積極的な発言者です。近著に『誰も書かなかった福島原発事故の真実』(WAC)があります。

原子力規制委員会の安全審査が行われています。安倍政権は「審査で安全が確認された原発から稼動する」としており、その審査が原子力・エネルギー関係者、また反原発を唱える人の間で関心を集めています。夏までには、審査が進む、四国電力伊方発電所(愛媛県)、九州電力川内原発(鹿児島県)などが、審査が終わるのではないかと、予想されています。また福島原発事故を起こしてしまった東京電力も、柏崎刈羽原発(新潟県)の稼動を目指しています。

ところが審査では、実際に何が行われているのか。一般の人は詳しく知りません。またメディアも、なかなか報道しません。そこで、2人の専門家を招き、その内実、そして何が遅れているのかを、説明していただきます。

「言論アリーナ」では、アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を生み出し、社会を変える場に発展させていきます。

(写真は左から、諸葛氏、澤田氏、池田氏)
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