もはや絶望しか無い --- うさみ のりや

2014年02月14日 22:27

さてこちらは2ch上に公開されていたとある青年の給与明細です。

総支給208,000

健康保険16,700

厚生年金保険28,900

厚生年金基金8,800

雇用保険1,250

所得税3,000

住民税8,000

本当かどうか分かりませんが、数値的におかしくないので考える題材としては悪くないもの思われます。わずか20.8万円の給料から、

○果たして本当に満足な水準でもらえるか分からない厚生年金がらみで3.8万円:18%弱、

○健康保険と雇用保険というセーフティネットで1.9万円:14%弱、

○その他税金で1.1万円:5%弱、

天引きされて、受け取れるのは14万円弱という感じです。このうちセーフティネットと税金に関しては多少なりとも納得感はあるでしょうが、現状が苦しいのに40年後のために3.8万円持っていかれるのは苦しいでしょう。

終身雇用が当たり前の時代で社員寮が整備され年功序列で賃金上昇が期待できていた時代なら「我慢すれば、報われる」と思い頑張れたでしょうが、非正規雇用が当たり前で、社会のダイナミズムが増して会社がいつ潰れるか分からず、経済成長も期待できず、人口のピラミッド構造も崩れた今、到底そんなことは期待できないわけです。挙げ句の果てに高齢者に「最近の若いものは~」なんて言われた日には、絶望するしかないでしょう。

hiseik非正規雇用率

(http://www.tuins.ac.jp/~ham/tymhnt/sangyo/rodo/koyojyok/koyojyok.html)

とは言え、国としては「長期雇用ー年功序列賃金ー高度経済成長」の時代に最適化して社会保障制度を作ってしまったわけで、もはやどうしようもできないわけです。せめて自由度のある地方行政だけでも住宅政策や生活政策で若者の方を向いて生活コストを下げてあげなければいけないはずなのですが、地方行政ほど投票率が低くなるので高齢者の独壇場ということになります。なんという悲しい矛盾。泣きたくなる。

この絶望の国日本の中で、田母神さんを中心に立ち上げが噂される新保守政党なり、家入クンのインターネッ党なりは、地方行政を若者の方に向かせることができるのかが問われている気がします。それができれば田母神サンなり、家入クンなりは本当に日本の救世主になれるんじゃないかと思います。関西のどこかの地方自治体の長のように「グレートリセット」なる出来もしない妄言を唱えることが無いよう祈っています。

ではでは今回はこの辺で。


編集部より:このブログは「うさみのりやのブログ」2014年2月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はうさみのりやのブログをご覧ください。


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