慰安婦、韓国の漫画による情報戦の実態

2014年02月17日 00:01

韓国政府後援イラストのひどさ

フランス南西部の地方都市で行われたアングレーム国際漫画祭で、韓国政府がいわゆる「朝鮮人従軍慰安婦」問題をめぐる大規模な展示を行った。この漫画祭は欧州最大規模のもので今年は41回目という。

日本のメディアでも伝えられたが、韓国への自粛や配慮からか、そこでどのような展示が行われたのか、はっきり示されていない。そこで展示の写真を示し、韓国が国として日本の名誉を貶める異常な行動をしていることを伝えたい。

その1・殴られ、監禁される少女

慰安婦、その1

朝鮮の未婚女性の伝統的髪型は後ろにたばね垂らすというもの。それを日本人が切断して慰安婦にしたという意味だろう。


その2・少女たちの涙

韓国その2

その3・慰安婦像と現代の生存者

その3韓国

その4・朝鮮人少女を軍用機から投げ捨てる日本兵、犠牲者の靴を旭日旗で隠す日本兵

その4韓国

ちなみに犠牲者の靴の山というのはナチスドイツの強制収容所のアウシュビッツの有名な展示であり、それと同列に扱っているのだろう。

その5・慰安婦のアニメーション

このアニメが公開されたらしい。慰安婦の証言によるという。(英語字幕)反日活動をして捕まった父を助けるために、千人針工場で働くと騙され、スマトラに少女が連行される。麻薬を打たれ、働かされ、病気になると放置されて犬の餌になり、終戦時には殺されそうになるが逃げ出す。明らかに間違いの羅列。不幸な女性がいたことは同情するが、その嘘を韓国政府が確認せずに垂れ流すのはおかしい。

漫画祭を政治利用

私は、アゴラ研究所のインターネット番組の「言論アリーナ」で「慰安婦騒動はいつまで繰り返されるのか」の企画にかかわり、そこに出演した参議院議員の片山さつき議員からこれらの資料をいただいた。感謝を申し上げる。片山議員は慰安婦をめぐる韓国の情報戦と日本への攻撃について、早くから警鐘を鳴らしていた。その先見性と活動に敬意を持つ。

この漫画祭で、韓国の展示は一番大きなスペースを占め、アニメ作品4本、漫画約50点を展示し、その大半が従軍慰安婦絡みであった。アニメでは、獣の姿をした日本人が少女を襲うとか、少女を口封じの為に殺害するなどのシーンもあったという。いずれもデマで、イメージ操作だ。

韓国は一連の行為を国の支援で行った。チョ・ユンソン女性家族部長官が1月30日の開会式であいさつし、「(従軍慰安婦問題は)過去の話ではなく、現在の問題です。韓国と特定の国の2国間の問題ではなく、戦時下の性暴力をなくそうという、人類の普遍的な問題なのです」と、しらじらしい発言をした。明らかに日本への攻撃なのだが。彼女は日本たたきで政治的得点を欲しいらしい。

一連の作品が一応見栄えするのは、韓国の国立の漫画学校が展示に協力したからだという。主催者は、日本の民間団体の抗議を禁止し、韓国を優遇した。韓国側は昨年春頃から動き、主催者を韓国に招待するなどの準備をしていた。おそらく漫画祭への大規模な金銭支援も行ったのだろう。

日本政府、何やっているのか

外交戦では形にされたら負けである。事前に動きをつぶさなければならない。韓国政府が米バージニア州議会で日本海の韓国名「東海」表記を検討するよう働きかけたり、慰安婦像を全米各地に建てることを支援したりするなどの動きで、日本は後手に回っている。フランスでのこの韓国の活動も日本の大使館が察知したのは、直前だった。

片山議員によれば、「確認できないが、漫画祭の主催者は昨年9月に在仏日本大使館に、参加を呼びかけたが、返事がなかったと言っている」との情報があるそうだ。もし事実とすれば、その情報感度の鈍さに悲しくなる。日本の外交官は一漫画祭と相手にしなかったのかもしれないが、日韓のメディアが増幅し、日本人の当然とも言える怒りを広げた。

韓国が情報戦、プロパガンダ戦を仕掛け、日本の名誉を意図的に傷つけようとしている。しかし日本は負け続けだ。日本の政府、議会、外務省は何をやっているのかという憤りを抱いてしまう。アニメ、漫画は日本の「お家芸」。ところがその分野でも、韓国は国の支援で、プロパガンダ攻勢を仕掛けている。チョ長官は、各国の漫画祭で同様の行動をする意向を示し、アングレームで来年は中国と共に漫画祭に参加したいそうだ。

残念ながら、私たち一般の日本人は、外交問題では、頼りない政治家や外務省に初動対応を委ねなければならない。しかし税金で働く彼らに、有権者として「もっと働け」と迫る権利はある。また、それぞれの仕事でできる範囲で韓国の行動の異常性を伝える必要がある。まず、このチョという韓国の女性政治家の暴走を、止めさせなければならない。

したり顔で「相手にするな」と述べる良識派、日本で慰安婦デマの拡散に協力する日本人がいる。そうした対応が、ここまで相手を増長させた。私たちは、隣国の挑発を、日本の対外的な信用を各国で壊そうとする深刻なものと受け止めるべきだ。韓国は国として、私たちの父祖、そして私たち日本人を性犯罪者、殺人者と世界に触れ回っているのだ。その現状認識から、反撃が始まる。

石井孝明
ジャーナリスト
ishii.takaaki1@gmail.com

ツイッター・@ishiitakaaki

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