東京のインド料理店の9割は、バングラデシュの人が作っている --- 内藤 忍

アゴラ

カンボジアスタディ・ツアーでご一緒した今井さんから、バングラデシュ人のカマルさんをご紹介頂き、赤坂のバングラデシュ料理をご一緒しました。

カマルさんは、千葉大学で学んだこともあり、日本語は話すのも書くのも完璧。来日8年目で、日本人のバングラデシュ進出支援の会社の代表です。既に、20件以上の不動産投資のサポート実績もあり、私の友人が顧問として仕事を一緒にやっています。1年前にお会いしたことがあるのですが、ゆっくりお話するのは初めてです。


バングラデシュという国の名前は知っていても、どこにあるのか、どんな国なのかを知っている日本人は少ないと思います。

インドの東側にある日本の40%ほどの国土面積の国で、人口は1億5200万人。人口密度は日本の3倍で、毎年1.3%のペースで人口増加している若い国です。

経済成長率は6%程度。一人当りのGDPは800ドル程度ですから、カンボジアより少し低いレベルです。

不動産投資対象としてのバングラデシュの魅力は3つあります。

1つは外資による不動産購入の規制が無いことです。バングラデシュでは外資が土地を買うこともできます。コンドミニアムの区分所有権が持てる国は多いですが、土地については制約がある国がほとんどですから、最も規制が緩いと言えます。ただし、個人の購入ではなく、法人設立が必要です(設立費用は50万円程度)。

2つ目は、圧倒的な人口密度です。行ったこと無いからわかりませんが、特に首都ダッカは世田谷区の3倍位のエリアに東京都の3倍位の人口が集中しているそうです。想像しただけで、息苦しくなりそうですが(笑)、まだ居住用物件が不足している中、利回りは10%以上が珍しくなく、空室率は極めて低い。不動産投資には何とも理想的な環境です。

そして3つ目がインフラの急速な整備です。地下鉄やモノレール、さらに高速道路に発電所。今まで不足していたインフラが先進国のサポートで次々と完成していく予定です。交通渋滞やエネルギー不足が解消すれば、経済が新しい成長フェーズに入ります。

バングラデシュの国旗を見ると、日本にとても良く似ていることがわかります。これは日本に対するリスペクトの現れだそうです。東南アジア各国同様バングラデシュも極めて親日的な国のようです。

不動産投資からバングラデシュグルメまで3時間近く、話が盛り上がりました。カマルさんのお話を聞いているうちに、日本では知られていないバングラデシュの情報を整理して、日本の投資家に伝えることに大きな価値があると考えました。スパイシーで美味しいバングラデシュ料理も是非味わって欲しい。

そこで、3月にカマルさんをゲストに「バングラデシュ不動産投資セミナー」を、赤坂のバングラデシュ料理店で開催することを、即決しました。

休日のお昼にセミナーで勉強して、その後はバングラデシュ料理のランチの予定です。今週金曜日配信の「資産デザイン研究所メール」、あるいは来週以降、このブログでも詳細をご案内いたします。

実は、東京にあるインド料理店の9割はバングラデシュの人が作っているらしいです。本当のバングラデシュ料理がどんなものなのか、違いがどこにあるのか? それもこのセミナーで明らかになるはずです(笑)。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年2月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。