もう「だけダイエット」からは卒業しよう

2014年02月21日 11:44

学問に王道はないんだが、ダイエットにも同じことが言えます。塗るだけとか巻くだけとか、なんとか「だけ」と名付けられたダイエット法が現れては消えていく。ダイエットしたがる人というのは、太りやすい人でもあります。「不健康」に太っているということは、生活習慣を自分で管理できない人なわけで、もともと病気を持っていたり体質的に太りやすい人を別にすれば、性格的に怠惰な人が多いようです。


どうやら、我々ヒトの遺伝子は、飢餓に強く飽食に弱くできているようです。人類、とりわけ先進諸国の国民が「飽食の時代」を迎えたのは、ほんの数十年くらい前からで、それまで高緯度地域に暮らす庶民のほとんどは食うや食わずレベルの食生活でした。ヒトの遺伝子は、そうした環境を耐え抜くために進化してきたらしい。それが商品経済の発展とともに、脂肪過多、糖質過多の食生活に激変したわけで、遺伝性ではない糖尿病や痛風、心疾患など、生活習慣病と言われる病気に脅かされるようになりました。

バランスが取れた食事と適度な運動は、消費経済にドップリ浸かった今の先進諸国の生活ではなかなか難しいものになっています。どうしても偏食になり、運動不足になりがち。その結果、ダイエットが必要になる。まったくもってムダな話なんだが、取り入れたエネルギーを何の生産性もないジョギングなどで消費しなければなりません。

そうした「努力」が嫌な人や時間のない人が「だけダイエット」に逃避することになり、当然のごとく効果は期待できないのでやがて廃れ、また新たな「だけダイエット」が現れる、という循環になっています。すでに「だけダイエット」は、消費されるだけの商品と化していて、常に新しいダイエット法が求められるようになっている。なぜなら、ダイエットに王道はなく、何かする「だけ」でダイエットできるわけがないからです。

むしろ「だけ」になるため、ほかのことがおざなりになりがち。最近では「糖質制限ダイエット」が話題になっているんだが、これも極端なことをすれば健康に悪影響を与えます。高カロリーの好きなものばかり食べずに暴飲暴食を控え、30分程度の近い距離や数階程度のビルなら積極的に歩いたり階段を上ったりするだけで、かなり効果があります。ようするに自分の「欲望」を抑えることが重要。コンビニに入ったら必ず何か買わなきゃ気がすまないあなた。そのポテトチップスを棚に戻すだけでも充分です。

ガジェット通信
要注意! ダイエットが原因の「脂肪肝」が急増中


料理下手こそクックパッドより「プロの料理レシピ」使うべき。
レールを外れてもまだ生きる – 派遣OLブログ
インターネットは、ごく一般人でも知識の相互共有ができるので便利です。自分で体験して得た知識やオリジナルで編み出した方法じゃないと意味がない場合も多々あるんだが、こうした知見もネット上の情報と照らし合わせ、微修正や見直しができる。その知識が本当に役に立つかどうか、それを判断するリテラシーが求められるのは言うまでもありません。また、前提として基本的な知識や技術がないと、どんな有意義な情報でも受け取り手にとって価値が半減したりします。料理というのは奥深いもので、ちょっとしたコツがコロンブスの卵になっていたりする。揚げ物の「音」にしても、いったいどんな音がしたら中まで火が通っているのか、自分で何度か失敗を重ねないとよくわからない。ネット上には、料理に限らず、失敗を重ねた人たちの情報が氾濫してるんだが、「プロ」というのはわかりやすく汎用の表現で重要な情報を伝えられる人たちのことを言います。

STAP細胞の顛末のこれから
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ
日本における分子生物学の嚆矢が書いているブログなんだが、いつもながら的確な指摘に驚かされます。STAP細胞については、画像の取り違えなどが指摘され、研究者が所属する理化学研究所が調査を始めたらしい。画像が捏造なら大問題だが、単なる間違いならそれほど重要ではなさそうです。むしろ、世界中の研究者が当該研究論文と同じようなことをしようとしても、なかなか再現性がない、ということのほうがずっと問題でしょう。このブログでは、論文発表の筆頭筆者の「声」が聞こえなくなり、所属組織が前面に出て対応するようになったことをなんとなく嘆いている。組織の問題になると、問題解決は複雑化し、得てして真相が糊塗され、わからなくなってしまいます。日本の組織は特にそうした傾向があるので悩ましい。早く疑惑が晴れ、大手を振ってみなさん堂々と表舞台に出てきてほしいもんです。

夢の6TB HDD「Ultrastar He6」が秋葉原で発売
ソフトアンテナブログ
ヘリウムを充填すると大容量のHDができるらしいんだが、6TB(テラバイト)といえど今の情報データの莫大さを考えれば、すぐに満杯になってしまいそうです。かつてフロッピーディスクというものがあり、データ容量は1.38MB程度だった。普通のCD-ROMが650MB。フロッピーディスクが500枚ほど入ります。1TBはほぼ100万MBというわけで、フロッピーディスクで言えば72万枚ほどになる。その6倍だから435万枚くらいですか。しかし、ほとんど無意味な計算をしてしまった。6TBのHDの値段が6万円ほどだそうで、4TBあたりだと安い物で1TBあたり数千円。やはりちょっと高いですね。

facebookの「いい話」は本当に「いい話」なのか?
ロックンロールと野球とラーメン
有象無象がはびこり始めると、あらゆるネットメディアは混乱し、やがて衰退します。2ちゃんしかりmixiしかりGREEしかりFacebookしかりTwitterしかり。掲示板なんかコピペのオンパレード。コピペ元を明かしてればいいんだが、読む側もネット上の情報をすべて知ってるわけじゃないので、うっかりダマされてしまいます。Facebookの「いい話」も同じ。しかし、このブログで取り上げているのは一つのコピペの内容だけなので、すべての「いい話」が本当に「いい話」かどうかはわかりません。「いい話」をシェアしたくなる気持ちもわかるんだが、押しつけられるとウンザリします。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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