「鳥の視点」を手に入れられれば、投資の成功確率はきっと高くなる --- 内藤 忍

アゴラ

昨日は、朝から渋谷のホテルのラウンジで、3月30日にセミナー講師をお願いしている、バングラデシュ人のカマルさんとのミーティングでした。セミナーの内容についての打ち合わせが目的だったのですが、話を聞けば聞くほどバングラデシュに行ってみたい気持ちが高まってきます。昨年夏に初めてカンボジアに行く時に感じたのと同じ感覚です。

どちらも不動産投資には極めてリスクの高いエリアですが、成功すればその見返りも大きい。ハイリスク・ハイリターンの投資先です。


セミナー当日は、カマルさんだけではなく、カマルさんの紹介でバングラデシュの不動産に投資を始めた個人投資家の方にも来ていただき、リアルな現場の話をしていただく予定です。そして、4月にバングラデシュに行けないか。真剣に予定調整を開始しました。これもセミナー当日には、ご案内できると思います。

そして、バングラデシュに続いて、向かったのは、渋谷にあるもう1つのホテルのレストラン。香港に上場している不動産関連投資について、金融の専門家の方とのランチミーティングでした。

日本の投資家は確定利回りのインカムゲイン志向。それに対して香港に集まる投資家は、インカムよりも成長によるキャピタルゲイン志向。日本の投資家のお金は、海外に持っていけば、割安なインカム投資銘柄をも見つけられるという話でした。

投資の志向の違いによって、マーケットによる「歪み」が生じている。金融市場にも、非効率性が長期に渡って放置されている可能性があるというのは、新鮮な発見でした。

2時間のミーティングが終わると、次はイギリスとドイツの不動産投資案件についての打ち合わせです。100万円台からできる、イギリスの倉庫やドイツの歴史的建造物への投資。日本ではまだほとんど知られていない不動産の小口化商品です(金融商品ではありません)。

秋には、欧州に物件の視察をする方向で話がまとまりました。ワイン投資でお世話になっているイギリスのBB&R社の本社にもお邪魔することができそうです。

そして、夕方はフィリピンのスタディ・ツアーの準備です。H.I.S.さんとスケジュールを詰めて、画面の制作を開始してもらいました。

バングラデシュ、香港、イギリス、ドイツ、そしてフィリピン。世界旅行ができそうな、盛り沢山な一日でした。

このように、たくさんの投資対象をみていくと、頭の中にそれぞれのリスクとリターンのイメージが出来上がっていきます。知らない情報もありますから、その分析が正しいものとは限りませんが、1つの投資先だけを見て判断するのに比べれば、精度を高めていくことができると思っています。

先入観なく、できるだけフラットな視点で、多くの投資対象を眺めていく。地上でモノを見るのではなく、鳥が上空から地上を見下ろすような鳥瞰的な視点に近づくことができれば、投資の成功の可能性を高める、より大きな価値を提供できるのではないか。そんな感覚をもった一日でした。

今日は、国内の不動産について専門家の方にお話を聞く予定です。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年3月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。