どこへ消えたマレーシア航空B777

2014年03月12日 15:57

北米大陸中部の大西洋岸、フロリダの沖合に巨大な三角形があります。ご存じの「バミューダトライアングル」なんだが、風が弱く海流が滞留するサルガッソー海と重複するため、古来から「魔の海域」と呼ばれてきました。帆船しかない大航海時代なら迷信深い船乗りのフィクションですんだんだが、実際は単なる悪天候の遭難だった第二次世界大戦直後に米国海軍の5機編隊が同海域でまるごと消えてしまったことで一躍有名になった「綺談」です。


忽然と消えてしまう、という「神隠し」伝説は世界各地にあるんだが、現代の「神隠し」と言えば、いまだに発見されていないマレーシア航空機でしょう。3月8日、午前2時40分ごろ、クアラルンプール発北京着のマレーシア航空MH370便(B777-200ER)が消息不明になりました。当然、すでに燃料切れであり、どこかに不時着していない限り、墜落したと考えざるを得ません。行路からタイ湾に落ちたのでは、という説が有力。海面に浮いていた油は同機のものではないことがわかり、浮遊物もまったく発見できず、謎が謎を呼んでいます。

表題の記事では、マレーシア軍は、同機が離陸後、規定の高度に達せず、低高度で進行し、クアラルンプールの北北東に位置するコタバルを通過後に進路を西へ変更したと考えている、と書いています。クアラルンプールから北京へ直線で向かう場合、北北東やや北寄りに進むことになります。マレー半島を縦断し、タイ湾を越えてカンボジアへ入り、ハノイ上空を経て海南島の西を通り、中国領内へいたる。約6時間30分ほどの所要時間になります。

マレーシア軍が言う通り、コタバル上空通過後に西へ進路変更したとすれば、同機はペナンを経てマラッカ海峡のほうへ向かった、と考えられます。世界中のメディアはタイ湾にばかり目を向けているんだが、ひょっとするとアンダマン海かベンガル湾に手がかりがあるのかもしれません。2名分の盗難パスポートは、イランの不正移民が使っていた形跡が高く、ハイジャックやテロで行方不明になった可能性は低くなったようです。

「無事故神話」まであったB777-200ERの事故は、2013年にアシアナ航空がサンフランシスコ空港で、ブリティッシュ・エアウェイズがヒースロー空港で、それぞれ着陸に失敗する事故があったんだが、今回のような飛行中の事故は初めてです。227人の乗客の2/3は中国人であり、そのほかはマレーシア人38人、インドネシア人7人、オーストラリア人6人、インド人5人、フランス人4人、米国人3人。乗員は12人。ベンガル湾のアンダマン諸島あたりに無事に不時着していることを祈るばかりです。

globalpost
Malaysian military believes missing plane may have flown west


Bitcoinの何が革新的なのか
アンカテ
使ってみればわかると思うんだが、ちょっと二の足を踏むのがBitcoinです。いまだにいったい何が問題でどこがどう便利なのかよくわかりません。このブログにはそれが書いてある。ようするに、不特定多数のP2Pの価値の取り引きを瞬時に暗号化し、ヒトが持つ利他的行動や利己的行動を加味しつつ処理し、技術的に困難なことをストレスなくできる、という交換装置、ということです。その可能性はまだまだ大きいらしい。国家が恐れるのも無理はない、というわけです。

World’s only captive leopard seal put down
PHYS.ORG
動物園にいるアザラシは、けっこうヒョウキンで愛らしい人気者です。ほとんどがゼニガタアザラシかゴマフアザラシ、タテゴトアザラシで、ヒョウアザラシはほとんどいません。ヒョウアザラシは南半球にしかいない。アザラシ自体、ネコ目の動物。ヒョウアザラシは、ときにヒトを襲うこともあるどう猛な肉食海獣です。で、世界で唯一、シドニーの動物園で飼育されていたらしい。この記事では、そのヒョウアザラシが安楽死させられた、と書いています。サメに腹部を噛まれて漂っているところを保護されたんだが、食欲がなくなり衰弱して最期は安楽死、ということになったそうです。人間の環境で南極にはない様々な雑菌に汚染されている可能性があるため、傷が回復しても海へ戻すことはなされなかった。動物園、という環境に合わなかったんでしょうか。

JSTら共同研究グループ 言語の文法処理を支える神経経路を発見
QLife Pro
こういう記事を読むと「文法」というのはいったい何か、ちょっとよくわからなくなりますね。以前、取材で「文法」を理解できるイルカの研究をみたことがあるんだが、ハワイ大学だったんでイルカに教えていたのは英語です。「ボールを輪に持っていく」と「ボールに輪を持っていく」の違いがわかるか、というもの。どうも、主語+動詞+間接目的語+直接目的語の順序の理解ができれば「文法」がわかる、ということになるようです。で、ヒトの場合は左脳に言語中枢があり、そこが損傷したりすると言語障害が起きます。この記事では、左脳のどの部位で言語を組み立てているのかがわかった、と書いている。それによると、左脳だけではなく右脳や小脳も含めた広い範囲を活発に使っているらしい。イルカの脳が同じようになっているのかどうかはわかりません。

New blood test predicts onset of Alzheimer’s disease with 90% accuracy
gizmag
アルツハイマーの発症を90%の確率で予測できる新しい血液検査ができた、という記事です。採取した患者の血液から10個の脂質タイプを識別するとわかるらしい。記事によれば、今世紀の半ばには世界で1.15億人がアルツハイマーになり、病気の判定後、平均余命は約7年だそうです。今のところ確固とした治療法はない。しかし、そんなの予測されたらちょっと困る、ということも書いてあります。自分の寿命がわかってしまうような検査を進んで受ける人はどれくらいいるんでしょう。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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