まだ使える古いスマホを考える

アゴラ編集部

アップルがiPhoneやiPadといった携帯端末用のOS「iOS」を7.1へアップデートしました。これはかなり強力なアップデータのようで、ネットのあちこちから賛嘆の声があがってます。当方の「5S」にもさっそくインストール。なるほど、快適になった感じはわかります。

ただ、現用「5S」の前に持っていた「4S」もあり、こっちのほうは仕事の際にネットラジオを受信し、Bluetooth経由でスピーカーへ出して聴くために使ってます。さすがに「5S」に比べると動作がモタモタし、電池の減りも早かった。「お疲れ様」といった感じ。だったのが「4S」も7.1にアップデートしてみると、表題の記事で「4」について書いているように、明らかに従来のモタモタ感が減少してます。


これは何やら画期的です。常に電源に接続状態なので電池の減りは確認してませんが、過去の機器をソフト的に性能向上させることができる、というわけ。ハードウェアの進化はすでに頭打ちだったんでしょうか。それともまだ伸びシロがあったのに現役を退かせたのか。

いや、無理に退かせたのは当方なんだが、これは古い機器もソフトウェアでなんとか復活させられるという好例。もちろん、機器側にポテンシャルが残っている前提があります。しかし、メーカーはもっとソフトウェアの改善に努力すべき、というわけです。

TABROID
4年前のiPhone4だって まだまだ現役! そう、先日の神アプデならね。


3.11に遷都論を考える。
どーか誰にも見つかりませんようにブログ
ちょっと前に当コーナーでも東日本大震災直後の天皇の「おことば」について考えてみたんだが、震災直後には「すでに天皇は東京にいない」という「デマ」がネット上などに広がっていました。それだけ原発事故が危機的状況、ということで浮き足だったヒトも少なくなかった。しかし、天皇がテレビで国民に呼びかけたことで、こうした「デマ」は自然に沈静化し、天皇は当然のことながら悲嘆に暮れる国民のそばを離れることはない、という「歴然たる事実」を無意識に再確認したんじゃないかと思います。このブログでは、東京一極集中と大震災の危険性などを京都への「天皇遷都」にからめて書いています。日本は天皇がいる場所が「首都」だったわけなんだが、憲法も含めて東京が「首都」と法的に定めているものは存在しません。慣例的に東京と周辺の県を「首都圏」と呼んだりするだけです。平安遷都以降、鎌倉時代に武家の政権が鎌倉にあり、江戸時代には江戸にあったケースでも外交など表向きの「首都」はずっと京都でした。京都から東京への「遷都議論」にしても、法的な定めがなく、実質的に天皇がいる場所を「首都」とする以上、明治時代に日本の「首都」は京都から東京へ移った、と解釈するのが自然でしょうな。

2月8日大雪の日の太陽光発電所の発電状況とドイツ市民の声
農と島のありんくりん
マスメディアというのは、総じて予定調和の「物語」にそって記事を書いたり番組を作ったりします。まず最初に「ストーリー」がある。それに沿って取材対象を絞るわけなんで、結果はおのずからわかっている。テレビ番組も同じ。行き当たりばったりで不特定多数に取材していたら、いくら時間があっても足りません。賢い記事や番組は、こうした「ストーリー」を野放図に広げず、破たんない内容に小さくまとめる。そのほうが安全だし効率的だからです。マスメディアに「色」があるのは、ようするにテリトリーの「住み分け」に過ぎません。ほとんど「残念プロレス」のマッチポンプ、デキレース。「思想」的に相反するメディア同士も、裏では笑いながら肩をたたき合ってたりしますね。

Squids And Other Invertebrates Can Probably Feel Pain
POPULAR SCIENCE
イカなどの無脊椎動物が「痛み」を感じるかどうか、という研究を紹介している記事です。傷ついた部位をケアしたり、さすったりする行動がみられるため、ある、と考えられるらしいんだが、カニなんかも同じだそうです。こないだ城崎温泉へ行ってカニを食べてきたんだが、あれもけっこう残酷な料理ですわな。ほとんど生きたまま、煮えた鍋に入れられたり足をもがれたりするわけです。ありがたくいただかないとバチが当たりますな。あと、この記事では「昆虫は痛みを感じない」と書いている。カニが感じて昆虫が感じない、というのもちょっとおかしな話だ。どんな生物も個体が傷つけられたり、傷つけられそうになったら防御行動をするわけで、それは「痛い」からじゃないかと思います。

「いわゆる河野談話について」
ヌマンタの書斎
どうもこの国には「自虐史観ビジネス」というものがあり、それで「メシを食ってる」ヒトがたくさんいるようです。こうした商売がなければ、過去の戦争について過度に自国民の「反省」や「謝罪」を煽り立てる理由がわからない。確かに過去の歴史を顧みることは必要だと思うんだが、今の国民に当時の責任があるはずもない。しかも国際的な関係では、国家間の賠償や謝罪はとっくにすんでます。ありもしない「事実」を捏造し、メシの種にするのがマスメディアなんでしょうか。大国に挟まれた小国の悲劇というべきか、半島についてはあまり深く関与しないほうが賢明。日本の歴史を振り返ってみると、あそこに首を突っ込んで碌な目に遭ったことはありません。


アゴラ編集部:石田 雅彦