失踪したマレーシア航空機に怪しい陰謀説

アゴラ編集部

出てきませんね。何かと言えば、マレーシア航空機です。先日の当コーナーでも書いたんだが、当初考えられていた航路とは違う方向へ向かったようです。しかし、墜落しているのなら、何らかの残骸なり遺物なり痕跡があるはず。何も残さず忽然と消える、というのは、どこかへ「隠された」としか考えられません。


管制施設がある空港には秘密裏に降りるのは難しい、ということで、どこかの平らな砂漠などへ強行着陸したんじゃないか、という説もまことしやかに囁かれています。ハイジャックされた、とすれば、そうした荒技も納得できる。新疆ウイグル自治区のテロ組織がからんでいるとすれば、タジキスタンあたりが怪しいかもしれません。

折しもロシアとウクライナ、クリミアあたりで火種が燻り続けています。国連では、てっきりロシアの味方をすると考えられて中国が、かなり厳しい口調でロシアの行動を非難。意外なこの背後に、マレーシア航空機の失踪がからんでいるのでは、という人もいます。いずれにせよ、なにやら「陰謀」めいたものが漂ってきつつある事件。表題の記事では、1948年以降に行方不明になった80機の航空機を紹介しています。インドシナ半島周辺はけっこう多いですね。

Bloomberg
Dozens of Planes Have Vanished in Post-WWII Era


Bill Gates: People Don’t Realize How Many Jobs Will Soon Be Replaced By Software Bots
BUSINESS INSIDER
実質的にしっかりした後継者に事業をゆだねたせいか、ここのところのビル・ゲイツ氏はあちこちで持論を発信し始めているようです。この記事によれば、ロボットが人間の仕事を奪うだろう、というインタビュー記事を掲載。ここでのロボット、というのは、bot、つまりソフトウエアの自動化のことです。マーケティングディレクター、会計士、小売業者などが、コンピュータと自動化botによって仕事がなくなるだろう、と言っている。ロボットが人間の仕事を全て引き受けてくれ、我々は遊んでいればいい、というユートピアはどうやら幻想のようです。

富裕層誘致:日本はカナダの轍を踏むな。
スロウ忍ブログ
金持ちを海外へ出さず、むしろ国籍を問わず流入させるため、政府と自民党が、納税上限額を2億円する案を検討してるようです。案の定、ネット上では侃侃諤諤の声が上がっている。このブログでは、心配するな、もう金持ちはとっくに日本になんかいない、と落ち着いた筆致で書いています。納税額が2億円ですむなら、自営業者なんかは利益をすべて自分の報酬に付け替えて、設備投資も進まないと思うんだが、どうなんでしょう。そのせいで圧倒的多数の「庶民」の賃金が上がらず、総体として税収も上がらず、社会福祉が削られ、中国人富裕層ばかりがドッと雪崩込んでくる日本なんか、金持ちじゃなくてもいたくありません。でも出られないんで「庶民」の不満が鬱積し、外国人排撃の流れ、というのが手に取るように見えてきます。

専業主婦率と母親の虐待率の相関
データえっせい
このブログによれば、実母が加害者の児童虐待は57.3%なんだそうです。なんとも微妙な数字です。6割弱、といったところ。もちろん、乳幼児を含む子どもともっとも長く一緒にいるのは実母なので、割合としてはこうなるんでしょう。しかし、4割強は実母以外が加害者ということになる。実父とか内縁の夫とか継母とかでしょうか。で、都会ほど実母による虐待相談件数が多いそうです。都道府県別に色分けされた地図があるんだが、気になるのは岡山、広島、石川、といった一見すると都会ではない県で多いのが気になります。専業主婦率でも広島や石川が高い。ブログ自体は、なるほど、といった感じなんだが、いったいこれ、どうしてなんでしょうか。

子ども21時でスマホ禁止、刈谷市が大胆な試み。LINE既読スルー問題、保護者責任を校長が明かす
engadget 日本版
どうも「既読スルー」というのが、最近の子らの間では一種のタブーになっているようです。ようするに、LINEなどのチャットアプリには、コメントを読んだ、つまり「既読」が送った相手に知られてしまう機能があり、「読んだのにどうしてすぐ返事をくれないのか」ということがヤリダマに上がっている、というわけ。しかしこれ、便利な機能と言えるんでしょうか。読んだかどうか知りたいのか、返したいときに返せるのがメール系のいいところなんじゃないのか、と突っ込みどころ満載です。LINEにはぜひ「既読」機能をなくしてもらいたいもんです。


アゴラ編集部:石田 雅彦