美魔女が書いたクラウドファンディング本

2014年05月07日 22:00

連休中は何冊も本を読む時間ができたので、銀座のブックファーストで物色したところ、本書「入門クラウドファンディング」(著・山本純子、日本実業出版社)に出会ったので読んでみました。



アマゾンのリンク画像に付いていない帯には、著者の山本純子さんのご尊顔
が拝めます=下の写真=。び、美人だ。1997年にKOをご卒業されているので、僕より年上なんだけど、すげー、全然見えねー(汗)
140507クラウドファンディング

いやー、まさに美魔女(*^^*) まぁだから2日連続で似たような釣りタイトルやっちゃったんですが(苦笑)、本編を読んで頭が疲れるたびに、表紙の帯を見返してウキウキしていた「あほロワー」な私です。

それはともかく、本書は、購入型のクラウドファンディング(CF)を中心に過去数年の勃興のプロセスを理解する上でよくまとまっています。それでいて、初心者にも分かりやすい筆致です。

新聞記者だとか企業広報の支援とかネット選挙だとかやってた私が、全く異世界のCFを実感するきっかけとなったのは、自分が“当事者”になったから。都知事選で家入さんが日本の選挙史上初めて、選挙期間中にCFで選挙資金を集めたことでした。私は広報等の折衝系の仕事だったので、オペレーションに直接はタッチしていませんでしたが、自分たちが応援したい人やプロジェクトのために投げ銭しやすくする仕組みとしてのCFの可能性をまざまざと感じましたね。お金を入れてくれた方々は、もちろん熱心な家入ファンも多かったのだろうけど、目標額(500万円)を上回る740万円も投げ銭いただけたのは、「お祭り気分が味わえる」とか「新しい選挙の取り組みに参加したい」といった、本人との結びつきが必ずしも強くない人も多かったからだと思うんですよね。

そういう薄く広くお金を集めるあたり、美魔女さんは次の仮説を立てています。

「クラウドファンディングとは、密な信頼関係にあるわけではない人に、お金を払ってもらうことを可能にする仕組みではないか」

スマートウォッチや大型ゲーム機の開発捻出等の各プロジェクトで爆発的に資金を集めた成功事例、あるいは目標額を下回った失敗例の比較もしながら、「友人の友人より遠い人たち」をどう巻き込むか、CFに参加したくなるリワード(商品)や、ゲーミフィケーションを取り入れた設計等のポイントをまとめています。

アマゾンのレビューを見ると、実務書としては足りないところもあるようですが、家入さんのような天才肌の起業家たちが感覚的にやっているところを理論化しているので、私のような凡人にも分かりやすい。アートや出版、映画、ゲーム、音楽、写真等で、どのプロジェクトが調達に成功しやすいのか、ジャーナリスティック的に俯瞰するレポートとしても価値があります。読んでいて痛感するのは、CFが勃興した社会的意義とは、銀行やVCとは違うカテゴリーの資金供給源をクリエイトしたこと。特に既存の金融機関やVCが投資するまでもない規模のミニプロジェクトに可能性を開くあたりでしょうね。

しかし内容もさることながら、書評を書いていても、やっぱり帯に目が行ってしまうな~♡去年、小室淑恵さんに初めてお会いした時も「わーい(#^.^#)」って感じだったんですが、あ、言論アリーナでCF企画をやって、僕が司会して山本さんをゲストに呼ぶのもありだな。え?それはCFじゃなくて、違うことに興味があるじゃないのかって?うるさい。俺は真剣だ(⇒何にだよ?)よし、企画を立てよう。ではでは。

新田 哲史
Q branch
広報コンサルタント/コラムニスト
個人ブログ

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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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