高級フレンチから、吉野家、リンガーハットまで東京の食は世界一 --- 内藤 忍

2014年05月13日 21:18

銀座にあるフレンチレストランに行ってきました。大手化粧品会社の本社ビルにある予約が取れないお店。2か月前から予約してようやく行くことができました。

月曜日の早い時間なのに、店内は満席。センスの良いディスプレイと洗練されたサービス。東京でも指折りの名店ですから、決して安くはない価格です。

しかし、帰り道に改めて思ったことは「東京の食のコストパフォーマンスは、圧倒的に世界一」でした。


コースで注文したディナーは、アミューズ-ブーシュに始まり、フランス産ホワイトアスパラガスを使った前菜、甘鯛のカリッとしたお魚料理、鳩の肉料理。

ここまででも充分満足なのに、さらにワゴンサービスでフランス産のフロマージュを17種類から選んでサーブしてもらい、デザートの前に小さな宝石のような小菓子、そして好みのデザートを選択し、さらにその後にワゴンでスウィーツを好きなだけ選んでいただけます。そして、最高級のカフェもゆったりと楽しめます。

2食を一晩で食べたようなボリュームですが、すべてが軽快に仕上げてあるせいか、食後感がとても良く、翌日にも残りません。シャンパーニュや赤ワインも楽しんで、店内にいたのが4時間半。東京のど真ん中で贅沢な空間を心ゆくまで味わえました。

このコース料理がディナーだと22000円~28000円。シャンパン、ワインを飲めば、会計は1人最低でも4万円前後です。絶対額では安いとは言いませんが、提供される価値と比較すれば圧倒的にリーズナブルだと思いました。

以前、カリフォルニアのナパに行った時、訪問した有名店フレンチランドリーは、コース料理が300ドル(3万円)からだったと思います。オプションをいくつかつけると、それだけでもう4万円~5万円という信じられない価格。ワインや飲み物、それに税金、サービス料を入れると、1人7万円~8万円の会計になります。

立地、お店の雰囲気、内装、サービス、座席のゆとり……単純比較はできませんが、日本のど真ん中にあるレストランが、アメリカのワイン製造地区にあるレストランの半額というのは破格です。

しかし、このような食のコストパフォーマンスの高さは、高級レストランだけの話ではないと思います。

東京にありファストフードの中でも、吉野家の牛丼やリンガーハットの長崎ちゃんぽんは、時々無性に食べたくなるのですが、牛丼はわずか300円。ちゃんぽんも500円程度です。丁寧な接客と清潔な店内で、この価格というのは他の国では実現できないのではないでしょうか。

なぜ、東京の食のパフォーマンスはこんなに良いのか? 私には理由がわかりません。ただ、確実に言えることは、このクオリティの高い食文化が、海外移住を留まらせる最大のファクターになっているということです。

高級レストランからファストフードまで。東京を超える、リーズナブルで高いレベルの食のエリアは、私の知る限りどこにもありません。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年5月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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