「芝の王者」今一歩及ばず

アゴラ編集部

今朝のウィンブルドン男子決勝は熱戦でした。正直、途中まで見てたら、最終セットまでもつれるとは意外。押し気味のノバク・ジョコビッチが、第2セットを取ってそのまま押しきるのかなと思ってました。

今回のウィンブルドンは、アンディ・マレーが1934~1936年までのフレッド・ペリー以来の英国人連覇なるか、とか、2012年に大会最多タイ7回目の優勝(史上3人目、2003~2007年まで27年ぶり史上4人目の5連覇)を果たしていたロジャー・フェデラーが新記録を打ち立てるかなど、いろいろ話題がありました。


フェデラーは今年32歳。決勝戦は3年ぶり2度目の優勝を狙う27歳のジョコビッチ。試合はさすが「芝の王者」と言われるフェデラーが粘りを発揮し、年齢的に衰えがあるんじゃないか、という下馬評をくつがえす善戦ぶり。最後はジョコビッチがフェデラーのサービスを打ち返す戦術を採って接戦を制した、というわけです。

ところで、ウィンブルドンの優勝者年齢をちょっと調べてみると、20世紀の初頭に活躍したアーサー・ゴア(Arthur Gore, 1868年1月2日~1928年12月1日)という英国人選手が、1909年に41歳182日という男子シングルス史上最年長優勝記録を残しています。ちなみにゴアは1908年との連覇。「芝の王者」フェデラーは、今日の試合を見る限り、まだまだトップで活躍しそうです。

それにしても、ジョコビッチが2013年12月にヘッドコーチに迎え入れたボリス・ベッカーが、名伯楽ぶりを発揮し始めたようです。ちなみに、ベッカーは、こちらは17歳7カ月という最年少記録で1985年に優勝しています。表題の記事は、選手のドレスコードが強化され、一部には色つきの下着を指摘されてノーブラで出場した女子選手もいた、と書いている。ヴィーナス・ウィリアムズは、それでも私は「色つきの下着を着ける」と宣言したそうです。

PARSNIPS PRESS
ウィンブルドンのドレスコード、コートの中では強化、外では緩和で議論に


妻を風俗嬢に! 20代を抱いて死ぬ! 老人の性欲が止まらない!
LITERA
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ISIS: Give over girls for ‘sex jihad’
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JAL、国内線ファーストクラスで充電用モバイル バッテリを無料貸し出し
えん乗り
これは便利、とはいえ、ファーストクラスなんて国内線でも乗らないので微妙です。なぜかファーストクラスはすぐに満席になっちゃうし。こないだスマホ女子にバッテリー切れ緊急時に「いくらなら電源を借りるか」みたいな質問してたサイトがあったんだが、数万円、という答えもあったりして、この問題はけっこう重要。そういえばこないだ駅の構内で下を見ながらウロウロしてる友人がいました。何してるのか聴いたら掃除用の電源を探してるんだとか。それって無断使用は窃盗ですから止めてください。この「電源カフェ」というサイトはわりに使えそう。アプリもあります。
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JALが貸し出す「モバイルパワーMP-16000」


アゴラ編集部:石田 雅彦