空を飛ぶ最大の生物はなにか

2014年07月08日 10:17

どうも人間は、デカいものを空中に浮遊させたがる生物のようです。空を飛ぶ物体で過去最大のものは、グラーフ・ツェッペリン号の236.6メートルより大きなヒンデンブルク号(245メートル)でしょう。戦前にドイツが空に浮かべた巨大飛行船です。

しかし1937年、訪問先の米国ニュージャージー州で爆発炎上して墜落します。この事故の原因は当初、飛行船内部に充填された水素ガスに引火した、とされていたんだが、その後の調査では船体外側をおおう酸化鉄とアルミニウムの塗料が発火した、との説が有力になっているらしい。ちなみに、米国NASAのサターンVロケットは全長110メートルです。

ヒンデンブルク号の爆発炎上を伝える当時のニュース映画。


現生の生物で飛行する最大のものは、南半球の海洋にいるワタリアホウドリ(Diomedea exulans)で、体長1.2メートル、翼を広げると3メートルです。南米のコンドル(Vultur gryphus)もほぼ同じくらいのサイズ。今の生物界ではこの大きさが飛行する最大、というわけです。ちなみに、コンドルは猛禽類ではなく遺伝的にはコウノトリに近いことがわかっています。

しかし、翼竜として知られる白亜紀後期の爬虫類、ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)などは、翼を広げると10~11メートルにもなったようです。6500万年前にいました。ケツァルコアトルスの名前はアステカ文明の蛇神から取られたんだが、そもそも「羽毛の生えた蛇」という意味らしい。ひょっとするとコナン・ドイルの小説『失われた世界(The Lost World)』のような恐竜が、アステカ文明の神話に残されていたのかもしれません。いずれにせよ、空を飛ぶ最大の生物は、白亜紀の翼竜たちというわけで、ケツァルコアトルスのほかにも、ヨルダンの「Arambourgiania」やルーマニアの「Hatzegopteryx」など、翼長10メートルを超える大きな翼竜があちこちで発見されています。

00002
ケツァルコアトルスの大きさ比較。大きいほうはケツァルコアトルス・ノルトロピ。小さいサイズもいたようです。出典:Wikipedia、Modified from a diagram featured in Matt Martyniuk (Dinoguy2), Mark Witton and Darren Naish(2008)

表題の記事によると、1983年に米国サウスカロライナ州で発見された鳥類「Pelagornis sandersi」の化石が、その後の調査でアホウドリの倍のサイズだとわかったようです。翼長は6.4メートル。かつて南米で発見された「Argentavis Magnificens」と同じくらいのサイズ。「アルゲンタヴィス(Argentavis)」というのは、800万年から600万年前に南米にいた鳥です。コンドルがコウノトリの仲間ということで、この鳥についての分類はまだはっきり決まっていないらしい。

今回発見された化石は、アホウドリのような海鳥とされ、2500万年から2800万年前にいたようです。白亜紀の翼竜は爬虫類だったため、体を軽くしたり羽の膜を薄くしたりして飛行に最適化した体を作っていたんだが、恒温動物である鳥類が飛行するためには、体重の軽減などに限界があり、上記のようなアホウドリやコンドルのサイズが最大と言われてきました。しかし「Pelagornis sandersi」や「アルゲンタヴィス」のような大きさで飛翔することができたなら、これまでの「常識」を疑ってかからなければならなくなるでしょう。

00004
「Pelagornis sandersi」とアホウドリなどとの比較。出典:Art by Liz Bradford

SCIENCE
Scientist identifies world’s biggest-ever flying bird


North Korea to send cheerleaders to South Korea as gesture of peace
the guardian
9月19日から韓国のインチョン(仁川)で第17回アジア競技大会が開かれます。インチョンといえば今では国際ハブ空港ができてるんだが、朝鮮戦争時には「インチョン逆上陸」という大作戦が展開された場所です。国連軍指揮官ダグラス・マッカーサーの「博打的な上陸作戦」で、北朝鮮軍の背後に揚陸させ、敵を南北に分断した。インチョンというのは遠浅で、干満の差が激しく上陸作戦に適した時間帯は短かったらしい。日本統治時代には閘門式の港湾施設がありました。この記事では、北朝鮮がインチョンのアジア大会にチアリーダー群を覇権する、と書いている。北朝鮮は2005年に開かれたインチョンのアジア陸上にも金正恩夫人、李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol-ju)を含む101人のチアリーダーを送っているそうです。
00001
北朝鮮海軍のチアリーダー(North Korean Navy Military Cheerleaders)

Super-Typhoon Neoguri: Storm Has Potential To Be as Destructive as Haiyan
INTERNATIONAL BUSINESS TIMES
この時期にしては「史上最大」とも言われる台風8号、名前ノグリー(Neoguri)が、沖縄に接近中です。最大瞬間風速が70m/s以上、というわけで風台風のようなんだが、梅雨前線を刺激して大雨を降らせる。要注意です。

Australian zookeeper survives crocodile attack
BBC
オーストラリアでは保護活動などによってワニのクロコダイル、イリエワニが増え続けているようです。特にゴールドコースト北部からダーウィンなどにかけての熱帯地方、ノーザンテリトリー準州に多い。そのため、ワニに襲われる事件も増えているらしい。この記事では、オーストラリア、ニューサウスウェールズ州にある動物園でエサをあげていた飼育員がワニに襲われたんだが助かった、と書いている。全長3.7メートルのワニに飼育プールに引きずり込まれたらしい。ワニ飼育10年のベテランなんだが油断大敵です。

Taylor Swift Wrote An Op-Ed In The Wall Street Journal, And It’s Filled With Fascinating Insights
BUSINESS INSIDER
米国のアーティスト、テイラー・スイフト(Taylor Swift)がウォールストリートジャーナルに「For Taylor Swift, the Future of Music Is a Love Story」という著名原稿(Op-ed、opposite the editorial page、オプイド)を投稿したんだが、それがなかなか洞察力に富んだ内容、という話です。たとえば、アーティストはデジカメとiPhoneが出現して以来、サインを頼まれることがなくなった、とか、ある映画のキャスティングでTwitterで選ぶようになっているとか。こんな時代にアーティストはファンとどうつきあっていけばいいのか、と書いているらしい。あちこちで同じような問題が起きているようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


アゴラの最新ニュース情報を、いいねしてチェックしよう!

関連記事

アクセスランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事

ページの先頭に戻る↑