ヒラリー氏はどう「困難な選択」をするか

2014年07月08日 13:08

米国民主党の次期大統領候補として最有力なのがヒラリー・クリントン氏です。前回はオバマ大統領が初の黒人大統領になったんだが、今度は彼女が初の米国女性大統領になれるかどうか興味深い。ヒラリー氏には2年前あたりから健康上の不安説が浮上しては消えています。夫のビル・クリントン元大統領が最近、その懸念を払拭する言動を繰り返し、それがまた疑い深い人を疑心暗鬼にさせています。


彼女は先日、国務長官時代を振り返った回顧録『困難な選択(Hard Choices)』を出版し、これが大統領選への先制攻撃か、と話題になっているようです。リビアの米国領事館がテロリストに襲撃された「ベンガジ事件」の体験やオバマ大統領との夫婦関係などが書かれているんだが、大統領として「困難な選択」ができるだけの資質に恵まれている、と主張し、外交でも強気に出ることができる、と言いたいわけです。

オバマ民主党政権は、このところの外交の失点続きで支持率が下がっています。6月の世論調査によると支持率37%と過去最低だったらしい。米国では株価が上がり経済状態が安定しているのでなんとかレームダックにならずにすんでいるんだが、このままだと11月の中間選挙は民主党にとって逆風になるでしょう。過半数を取っている上院で負ければ、オバマ政権は本当にレームダック化し、ヒラリー氏の選挙戦に与える影響は小さくない。

ただ、外交的には強気で「タカ派」と言われている彼女は、弱腰のオバマ大統領の現状を逆手に取ることができるかもしれません。逆に、民主党内の反タカ派勢力がその強気の姿勢に抵抗を示すのでは、と指摘する人もいます。米国が再びプレゼンスを取り戻し、中東へ軍事介入するかどうか、次期大統領の最有力といわれるヒラリー氏の考え方は重要でしょう。

WSJ
Hillary begins to move away from Obama


ISIS is a Creation of the Israeli Mossad
Philosophers stone
イラクの北部西部地域で勢力を拡大し続ける「イラクとシャームのイスラーム国家(ISIS)」は、イスラエルの諜報特務庁、いわゆるモサド(Mossad)によって作られた、という一種の「陰謀論」です。モサドは英語でISIS(Israel Secret Intelligence Service)というわけなんだが、同じ略号なのは偶然ではなかった、とこの記事では書いている。中東を不安定にしておくことがイスラエルの利益になる、という話。ウクライナの動乱の原因の一つも米国のCIAあたりの暗躍があった、という説もあり、こうした諜報機関が暴走するとかつての関東軍のようにかなり危険です。
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How to read to babies without feeling ridiculous
the guardian
経済的格差が教育格差につながり、それが階層を固定化する、という議論は根強いものです。この記事によれば、5歳以下の乳幼児に読み聞かせる頻度は、所得の高い層ほど多く、低所得者層の子どもと語彙のギャップが広がりつつあるらしい。ではどうすればいいのか。記事では2歳児前後に童話などを読み聞かせることを勧めています。

DNA analysis reveals butterfly and moth evolutionary relationship
PHYS.ORG
蝶と蛾のDNAの違いを分析し、両者の進化の関係を調べた、という記事です。ニューヨーク生まれの日本人研究者、Akito Kawaharaらの研究です。これが彼のHPなんだが、フロリダ自然史博物館で蝶や蛾の研究をしているらしい。蝶と蛾は同じ共通祖先を持ち、蝶の小さいサイズが蛾になったというより、むしろ逆というこれまでの学説を否定する話になっているようです。また、蝶と蛾の共通祖先の一つは、蛾よりも蝶により近いことも示唆され、DNA研究で昆虫界最大勢力の一つの進化が解明されつつある、というわけです。

Global economic activity to grow in 2015 – IMF
RT
国際通貨基金(IMF)が2015年の世界経済の見通しを発表したんだが、成長率の予想を引き下げるかもしれないそうです。今年4月、IMFは2015年の成長率を3.9%と予想していました。しかし、その勢いは当初の予測より減速し、これほどまで高くならないかもしれず、成長を後押しする努力が必要、というわけです。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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